2013.09.28(土)〜29(日)

じろさんとワンポイントで福島県沼尻周辺の源泉調査をしてきた。

9/28 晴れ 0700 活動開始

1. 白糸坑排水 通称 "白糸の滝隠れの湯"
  29.5℃ pH1.66 EC9.21

     
大量ドバドバ 、目に沁みる酸性泉。 先人が拵えた立派な露天風呂があった。 感謝感謝。
スケール感が実に素晴らしい。ぬくい鉱山排水は人気者だな。

2. 白糸の滝下温泉 (向かって左)
   28.1℃ pH2.04 EC4.26
酸性-硫黄泉 pptで白濁の湯

2. 白糸の滝下温泉 (向かって左)
 32.5℃ pH2.01 EC4.97
酸性-硫黄泉 pptで白濁の湯 
体がすっぽりハマりしっかり浸かれる。
白糸の滝をバックに実に素晴らしい光景だ。

4. 近くの浸み出し ちょろちょろ
 30.4℃ pH1.92 EC6.08
ボッケ穴 !! 一瞬、悪夢が甦る。

** ↑浸み出し横の硫黄川 ネガコン 21.1℃ pH1.94 EC5.52
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5. 滝横下、岩間からの浸み出し
 16.9℃ pH2.04 EC2.07
酸性-硫黄冷鉱泉
白糸の滝下より匂いのインパクトは強い


出会いからアマ沢へ

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6. アマ沢 赤茶色の浸み出し
 11.7℃ pH2.05 EC5.98
液体は無色透明、 アマ沢本流とは違う脇からの湧出、一応拾っておく



7. アマ沢  向堀坑 No.1 じぇの湯 
   21.7℃ pH1.51 EC13.44
薄黄色透明強酸味+えぐ味無臭草津の鉱山排水に比べて少しクセのある味、溜まりで頂く。
アマ沢ではこのNo.1が一番強烈な泉質だ。

8. アマ沢  向堀坑 No.2 じぇじぇの湯
 16.5℃ pH1.67 EC10.16
無色透明強酸味無臭

9. アマ沢  向堀坑 No.3 じぇじぇじぇの湯   ドバドバ湧出 アマ沢のボスキャラ
 16.5℃ pH1.67 EC10.16

 
無色透明強酸味無臭               気持ちィィ〜

** アマ沢坑口より上部 ネガコン
 9.6℃ pH2.73 EC0.35 
ちょろちょろの浸み出し
ここから上流は涸れ沢 これはノーカウント

アマ沢の9割がNo.1〜3の坑内排水の流れだった。とんでもないぶん投げ。



第1ステージ 終了。

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縦横無尽に沼尻を斬る

10. 赤い沢 登山道横
 16.6℃ pH3.09 EC0.74
湧出物は無色透明弱い酸性泉に微鉄味


11. 上部からの酸性水
 8.1℃ pH2.75 EC1.19
上部に埋もれた坑口があったと推測

12. 赤い沢
 12.4℃ pH3.00 EC0.75
見た目は派手だが弱い酸性泉

13. 赤い沢
    10.0℃ pH2.65 EC2.86
鉱山跡地ではよく見る光景になった酸性泉とチャツボミゴケのコラボ。  ただここも勢いは弱い

 ちょいとブレイク

14. 赤い沢 赤岩浸み出しが目印
 14.7℃ pH3.58 EC0.39

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15. 打たせ 横ボーリング孔よりぴゅーと湧出
 11.9℃ pH2.79 EC1.21
クセのない酸性泉

16. 上部からのおこぼれ パイプ
 10.0℃ pH3.15 EC0.75

現在の遺物 昔お世話になったポリバスが 寂しそうにポッンと崩壊湯小屋

**過去の像  参考 1999.09.10 
  湯小屋
お互いの劣化が一目瞭然。
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17. 坑口跡(1) H2S濃度0.2〜2ppm
 8.0℃ pH3.02 EC0.75
昔の坑穴跡からの湧出
冷たいクセのない酸性泉

18. 坑口跡 パイプ(2) H2S濃度0.2〜2ppm
 7.8℃ pH2.97 EC0.67
昔の坑穴跡からの湧出
、これも冷たいクセのない酸性泉

19. 沼尻源泉 H2S濃度1〜10ppm  再訪
 51.5℃ pH2.00 EC5.88
おこぼれを測定。


第2ステージ終了 1750  活動時間 約11時間

20. 湯郷 布森温泉 (福島県耶麻郡猪苗代町大字若宮字中原向甲) 700円
 40.5℃ pH7.22 EC0.16
無色透明無味無臭。 特に特徴なしのシンプルな泉質だが足裏にめちゃくちゃ沁みた。
そこらじゅう痛い。筋肉痛だらけになった。

おつかれさん〜

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9/29 晴れ 0730 活動開始

エビデンスの弱いヒントを頼りに上流を目指す。どんな細かい湧出も見逃さない、絶対に何かあると言う
信念が満身創痍の体にムチを打ち身体を押上げる。

中ノ沢の調査 

 徐々に沢の底が赤茶色になっている。

待ちに待ったコンタクト

1. 中ノ沢鉱泉 No.1

   11.0℃ pH4.36 EC0.30
鉄冷鉱泉


2. 中ノ沢鉱泉 No.2
   19.2℃ pH3.72 EC1.22
弱い重炭酸土類系
、 沢を赤茶色に染めている正体はこの源泉地帯から湧出している成分だった。


** 源泉より沢上部 ネガコン
 8.0℃ pH5.16 EC0.02
源泉から上は澄んだ川床↑↑ 

源泉から下流は赤茶色の川床↓↓

** 沢下流 ネガコン
10.5℃ pH4.26 EC0.09 

中ノ沢はぱらぱらと源泉が散りばめられているのではなく、上部に一ヶ所源泉地帯(No.1, 2)があるのみの一発沢だった。

そんな難易度の高い沢ではなかったが、派手な転倒が3回、怖い思いをした。
これを期にもう一度、フェルト底のシューズで次の沢はチャレンジだ。

1400 活動終了 活動時間 約6時間30分

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3. 馬越温泉  再訪
 34.2℃ pH9.06 EC3.55
無色透明無味微硫黄臭+微泡付き 湧出量が少し減った気がする。
阿賀野川の幾たびの増水にも負けず、まだ健在だった。素性は良い湯なのにもったいない。

4. 湯野上温泉 まごころの宿 星乃屋 (南会津郡下郷町湯野上居平乙) 500円
 53.6℃ pH8.82 EC0.70
中央貯湯槽(1,2,3,5,8号混合源泉) 
無色透明無味無臭 アル単 弱いツル感あり 
全身ボロボロの体が少し弛んだ。

しんどい二日間、よう頑張った!!

では、浴びましょう。

                                                           2013.10.12 アップデート
                                                           2013.10.13 一部追記


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