●群馬県 万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 5 (赤沢川鉱泉探索編 +α) 2013.11.09〜10

じろさんと万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 5 を実施した。

11/9(土) 晴れ
赤沢川林道入り口0700集合 (群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣)

0740 活動開始

気分上々、さてやるか。

平行な道が突然牙をむき出す。

ルートを間違え、ピンチ。 崩れやすい、つかまる所のない危険な斜面。
アースで予習してもGPSを持っていても、現地に行かないと判らないことは多々あるのだ(汗)

新川 4.7℃  pH9.32  EC0.01 美味い水

1. 不動沢川 脇の沢湧水
 11.1℃  pH3.79  EC0.31
無色透明微酸味無臭

赤沢川と不動沢川の出会いで記撮
   出会い付近 ネガコン 6.2℃ pH4.23 EC0.41
数週間前にはこの上流にいた。。。。 飽きずに・・・相当粘着タイプだ。
けど、この目で確かめるべく、斬り込む。

2. 赤沢川 入り口 崩落現場上部からの湧水
 9.7℃  pH3.67   EC0.24
無色透明微酸味無臭   上部にある浦倉鉄山と同じ様な泉質。
崩落前はチャツボミゴケが群生していたのかな? 今は知るすべもナシ

赤沢川の門

  
                                      温泉成分ぷんぷんな沢色

3. 赤沢川 鉄泉吹き出し
   13.9℃  pH4.20  EC0.27
無色透明鉄味鉄臭 掘削された岩肌からぴゅーと湧出
なかなか面白い。

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4. 赤沢川 鉄泉の浸み出し溜まり ちょろちょろ
   13℃  pH7.22  EC0.40
鉄冷鉱泉  沢全体が赤いから見逃しやすいが、こんな細かい湧出を流石師匠 ! 良く気が付きました。 渋く汲み取る。

5. 赤沢川 浦倉鉱山坑口より 酸性硫黄冷鉱泉 No.1
 
怪しい沢を辿ると・・・                         硫黄臭に硫黄のppt

   14℃  pH3.80  EC0.40
無色透明弱酸味硫黄臭   周辺にも漂う硫黄臭、湧出量大。      実に素晴らしい。
温度なんて関係ない。そこに源泉があれば浴びるまで

6. 赤沢川 酸性硫黄冷鉱泉 No.2
   13℃  pH3.55  EC0.42
No.1より少し薄い                           じろさんが落ち葉を払い、湯船を準備してくれたので


仕方なく浸かる。。。いゃ、有難く浸かる。

7. 赤沢川 酸性硫黄冷鉱泉 No.3 弱い浸み出し
   14℃ pH3.50 EC0.44
No.2よりさらに薄いが硫黄臭は感じる。     確変モード突入じゃん

8. 赤沢川  裏山鉄泉 No.1
   12℃  pH4.30  EC0.14
血筋が良い野生の鉄泉

ここが今回の調査の終了点
 赤沢川 上流 ネガコン 8℃  pH5.53  EC0.04

9. 赤沢川 酸性硫黄冷鉱泉 No.4
 14℃  pH4.08  EC0.19
さりげなく湧出していた。行きに取りこぼしていた(汗)

10. 赤沢川 大きな岩の下から湧出  裏山鉄泉 No.2
   12℃  pH4.50  EC0.22
これも行きの取りこぼし物件。 危ない危ない。

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学術的にポイントありそうな岩の模様。 

難所を慎重に越え、アタックキャンプまであと少し

油断すると危ない所が数ヶ所あり。

1630 活動終了

※ pH計のバッテリーが上がり
      4〜10 の温度は感覚。 pHとECは宿に戻り測定した。

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11. バラキ温泉 湖畔の湯 (群馬県吾妻郡嬬恋村) 500円

   40.1℃  pH7.59  EC0.35
温泉スタンドは健在。 けどスタンド浴びる気はまったくナシ。  無色透明無味無臭+塩素臭 特に浴感ナシ  それでも温かい湯は有難い。

常宿 万座空吹きで夕食、車中泊

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11/10(日) 曇りのち雨

0740 活動開始 

威風堂々

名無し沢上部から調査 (群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣)
坑口の確認から

穴なし汁気なし



(1)本流 沢上部 ネガコン  6.0℃  pH6.50  EC0.04
(2)沢支流 ネガコン      6.5℃  pH6.65  EC0.05
万座としては比較的まともな水。 水量はさほど多くはない。

上流から下流に移動

激しい発泡音の先には・・・・


12. 吾妻硫黄鉱山跡鉱泉 坑口より排水                           Jack in the Box

   14.5℃  pH2.31  EC6.51
無色透明強酸味微硫黄臭                     ドバドバ全開  温度なんて関係ない。 俺は穴が大好きだ〜〜

 とんでもない量が下流に流れて行く。


13. 沢横 鉄泉の浸み出し 微量湧出

   8.7℃  pH3.76  EC0.22
地味に自然湧出の鉄泉をしぶとく頂く。


 (4) 本流 沢下部 ネガコン 11.5℃  pH2.59  EC4.76
支流からの流れではほとんど希釈されず、さらに下流を目指し流れは続く

もしこのモンスターに温度があれば常磐興産か万代鉱レベルで、下流では温泉街が形成されていただろう。
しかし、温度がないばかりに、ただの迷惑排水になっている。
高度経済成長に取り残された黄色いダイヤの副産物は、今でも叫び声をあげている。

1010 活動終了

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14. 町営あづま温泉 息吹の湯 桔梗館 (群馬県吾妻郡東吾妻町新巻) 500円
    50.0℃  pH9.47  EC3.43
      無色透明微塩味弱鉱物臭
      弱いツル感あり、湯の使い方は良い。露天からの景色が良かった。
   カラオケが聴こえる昔ながらのセンター系、懐かしい香りだ。

これで今年の山系の調査活動は終了。
  

では、浴びましょう。 


参考ページ :  北信州探検日記 赤沢川探索編  (ライブドアブログ)  裏山の探検隊さんの先駆者的な調査内容に感謝します。

                                                                2013.11.21 アップデート


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