●長野県 上田市の源泉調査 第三ラウンド(卒業編) 2014.10.18〜19

10/18(土)-19(日)
懲りもせずじろさんと
長野県上田市周辺の沢を調査してきた。

10/18(土)晴れ
第三ラウンド
0730 活動開始
 勝手知ったルートになった。



No.1〜拾った順
今回も沢底以外、確認できる湧出はショボかろうが、ちょろちょろだろうが
片っ端から拾いまくる&取りこぼしのフォローをする。

基本、この沢の鉱泉は、無色透明な鉄泉の自然湧出
(強弱はあるが+炭酸付きの湧出が特徴)

まずはメインシャフトから第1シャフトに再突入

 一つ一つ確認しながら前進
ここは前回確保済み

1時間弱移動し
白い析出物の滝に着
 
前回は、ここから先100m位で調査を終了した。

さて、これからが本番
未知のゾーンに斬り込むぜ!!
1. 沢横染み出し
  12.2℃ pH6.88 EC1.05
↑↓
沢水 ネガコン
(4.4℃ pH7.56 EC0.18)

2. 岩影染み出し
 9.8℃ pH7.30 EC0.27
薄い鉄

3. 染み出し落ち葉
 9.9℃ pH7.06 EC0.22
薄い鉄
成分が薄く感じたのは上記の2.と、この3.位で、後は炭酸付きの泉質。

4. 苔石下から染み出し
 10.9℃ pH6.97 EC0.91
↑↓
ネガコン
(5.3℃ pH8.23 EC0.02)

沢水が澄んだので

ここで引きの銅鑼 滝自体は巻けば大したことはない。

5. 滝の少し手前染み出し
 10.5℃ pH7.19 EC0.61

-. 鉄滝 上部にある鉄の巣
  10.1℃ pH7.63 EC0.99
データ測定のみ 斜面で足場不安定&湧出超微量でパス  突っつくとスズメバチでも出てきそうな雰囲気だ。

6. 斜面染み出し
  10.1℃ pH7.49 EC1.17
じわ〜の割に、しっかり炭酸付き 滑るわ、鉄沈ズボにハマり、手や尻鉄だらけになっちまった。

7. 鉄滝の染み出し
  6.6℃ pH8.37 EC0.70
薄い鉄、沢水とコンタミあり             人物比はこのくらい

8. 沢横染み出し
 10.0℃ pH8.03 EC1.80

第1シャフトの支流へ

やはり、雰囲気だけでパスしなく良かった。 前進すると沢床はオレンジ色を呈している。

9. 鉄の巣
  11.9℃ pH7.80 EC0.89
しっかり踏ん張って確保


ここまで来ると、派手なオレンジ色に

10. 石の下から染み出し
 11.8℃ pH8.36 EC0.40
↑↓
ネガコン 怪しそうな時はネガコンを取る。
(8.0℃ pH8.75 EC0.01)

 いよいよ佳境か

11. 岩間の口から湧出
  15.7℃ pH7.36 EC0.92
湯量そこそこ強炭酸 この支流のボスキャラ。野生の含炭酸-鉄。実に素晴らしい。 やっぱ諦めてはいけませんね。あるんですょ。
危うく "ここにいかなかったんですか!!" と言われるところでした。 

  終了点で記撮

  一歩一歩慎重に

シャフト1に戻り、帰り道
12. 岩の脇 取りこぼしを確保 
 19.2℃ pH7.43 EC1.81
※ 第二ラウンド No.20で確保済でした。
気が付いた方は、こうしたネチネチ系の源泉確保の素質あり。共に沢を歩きましょう。

13. 岩の割れ目 取りこぼしを確保
 15.6℃ pH8.23 EC1.08

14. 小さな滝の横面 取りこぼしを確保
 14.9℃ pH7.74 EC1.21


とにかく拾う、セコイと言われようが、そんなの関係ない、これが自分達の流儀だ。

1340 出会いに着

メインシャフトとの出会い近く
15. 沢横広い染み出し
  9.7℃ pH8.59 EC0.30
これは薄い鉄 なにげにパスっていたブツ。  よしよし、ちゃんと持って帰ってやるぞ。

  慌てる気持ちを抑え、休憩。位置確認
メインシャフト上流へ、 前回の取りこぼしを確保するため移動する。

 透かし紅葉

16. 小岩の湯
  16.7℃ pH7.21 EC0.90
炭酸+鉱物臭                     一瞬 " おっ !"と思うでしょ。 けど温度がないんだな〜     
確保〜〜〜これでスッキリ!! よっしゃ納得のコンプリート。



1545 ベースキャプ着 調査終了
なんだかんだ半日掛かりだったわ。
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真田温泉 健康ランドふれあいさなだ館 500円(上田市真田町長)
39.4℃ pH9.54 EC1.36
無色透明無味無臭+消毒臭
微ツル感アリ
深く考えない、体が洗えりゃいいや

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菅平 国道406の駐車場で車中泊 トイレ付き
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7/13(日) 晴れ
次に課題の川(沢)へ

0700 活動開始、始め車で上流から確認、アウトラインを掴み 下部を確認
 
軍議し、巨大な砂防ダム上部から地上部隊を投入することにした。

  じろさん余裕こいています。

今回触れたここの鉄泉は炭酸分がない
鉄味にキシキシ感ありの泉質傾向
角間鉄泉群に比べると炭酸が無い分、インパクトが弱かった。

沢の様子
 

 コンクリートの川廻し

17. 岩の割れ目からちょろちょろ
 11.5℃ pH7.13 EC0.27
↑↓
ネガコン
(8.6℃ pH6.78 EC0.20)

 
ちゃっかりじろさん、この滝パスって道歩いていたぞぅ。     岩の上にカメラ置いて一人記撮

18. 沢横溜まり
  12.1℃ pH6.14 EC0.40
美しい屈みのポーズ

19. 鉄魂(小)テーブル付き
  13.8℃ pH5.54 EC0.55

20. くされ鉄池
 12.3℃ pH4.71 EC0.62

21. 鉄魂(小) 割れ目よりブシャー
 13.0℃ pH5.10 EC0.53

22. 21.近く 下からジワァー
 12.2℃ pH4.92 EC0.53

ボスキャラ 大鉄魂 全体像           上部からの流れ
  12.7℃ pH4.73 EC0.48 ノーサンプル

23. 大鉄魂(1)
 12.6℃ pH5.05 EC0.43

24. 大鉄魂(2)
 12.5℃ pH4.62 EC0.55


25. 岩下染み出し
 11.6℃ pH4.71 EC0.59
抜かりなくコツコツ拾う

念の為、沢全体まとめて浸かる。
 (8.7℃ pH5.65 EC0.16)
冷たい。

26. 中鉄魂 下部より
   12.0℃ pH5.01 EC0.61
しっかり湧出している。

27. 沢横フレッシュな溜まり
 12.8℃ pH4.65 EC0.84
湯船もあるし 再調査する際はここに浸かろう。

支流
 (9.0℃ pH5.65 EC0.05)
綺麗沢床 パス

本流の様子
 まだ着色がある。

28. 岩の割れ目 染み出し
 11.3℃ pH4.74 EC0.38

沢の様子

 


正面に砂防ダムで、もういぃゃ 調査はここで終了。 上部に少し未練はあるが、、、

 車道を歩き
1255 ベースキャンプに戻り終了
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3rd STAGEへ

1310 アタックキャンプ発

 "山のぼり☆大好き"みたいな像だな。

まずは登山道付近で測定

ネガコン
(7.1℃ pH5.15 EC0.06)

 
じろーと観察・・・                   けど、汲めるほどは出ていない。

魅力の無い綺麗な沢を黙々と遡上
途中、励ましの湧出はなんも無い。冷めたい沢だわ

と思っていたら、なんかあった。

29. ドラム管蓋の鉄泉
 9.6℃ pH5.64 EC0.17
普通の薄い鉄 未利用源泉 沢より一段上にある。 一人だったら見逃していたかも。

30. 利用源泉 プラ蓋
  
(8.1℃ pH4.63 EC0.08)              9.5℃ pH5.54 EC0.44

ここで調査終了

終了点の沢水 7.1℃ pH4.79 EC0.07  源流まで行くべきだったか?! 少し未練たら、たら

 
1550 アタックキャンプ着
1605 ベースキャンプ着 調査終了
お疲れ〜
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帰り 〆清めの湯は
金原温泉 大田区休養村とうぶ 650円 (長野県東御市和字入山神)
  41.2℃ pH9.46 EC3.52
僅かに着色あり透明 消毒臭の奥に薄い鉱物臭あり 弱ヌルツル感あり
金が掛かっている立派な施設だ。
広い湯船に洗い場のみシンプルだが自分好みの配置。なによりここは空いていて良い。


長野県上田市、その周辺の調査活動は一旦卒業??休校??
しかし三回も通ったのは、角間川は支流ごとに様々な顔があり楽しめた事。
炭酸+鉄、鉱物臭の泉質がしっかり伝わり反応が良かった事。
何よりネットでも情報がほとんど無く、突っ込み甲斐があったことでしょうか。
誠に楽しゅう調査で御座いました。

3rd STAGEの参考資料 : 北信州探検日記 (ライブドアブログ) 廃鉱山探検 北信鉱山(菅平硫黄鉱山)
                                           

                                                    2014.11.25 アップデート
                                                    2015.02.07 一部追記
                                                    2015.03.07 一部訂正、追記


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