シーズン7 千葉の沢の鉱泉調査(1)小櫃川源流、上流域編【A〜GブロックSS】  2016.01.16〜17

2016.01.16(土)〜17(日)
藤澤さん、じろさんと
千葉県小櫃川源流、上流域の鉱泉調査をしてきた。

金曜日夜行移動
亀山湖静かな駐車場で車中泊
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1/16(土) 晴れ
0820 活動開始
  不動滝をかわすため、まずは山道からアクセス。

【AブロックSS】
不動滝上→源流域まで(下流から上流へ移動)
・軽く支流を確認
  なしパス

・本流を確認
 深みは木を沈め進路を確保。

  鉄でも拾う排湯ナだがクサレ鉄はパス。

 生のRPGですょ。

 鉱泉と認められる湧出はなし、空振り 。
 

おゃ〜
 
寺近くの民家から沢に生活廃水がぶん投げられている。
まさか源流付近がこんな事になっているとは・・・
緑色濁り強石鹸下水臭、味未確認。 腐ってもイオン化されたHS(-)でない事は確かだ。 
ホンマもんだったら、戦艦武蔵クラスの発見だったわ。
 

  沢末は最悪、戦意喪失、もうパス。
1100

リエゾン区間

1210
【BブロックSS】
不動滝下→川廻しまで(上流から下流へ移動)
 不動滝はちょろちょろの水量
千葉はこのタイミングを狙っているんです。

- 黄色い札の井戸水ネガコン
 (12.0℃ pH8.30 EC0.29)

 流れを感じないくらい少ない水量。

・一旦支流へ
1. 壁お化け 微量 薄い硫黄
  12.0℃ pH8.97 EC0.48
無色透明ほぼ無味微硫黄臭
久しぶりの収穫、葉っぱも使い必死にかき集めた。 帰りに壁を見たら絞り取られすぎて、お化けが消えかかっていた。
多分、これを拾うのは最初で最後、日本で3人だけと断言できる。 未利用源泉は大切に扱うのが流儀。

2. 岩の割れ目ちょろ 薄い硫黄
 12.2℃ pH9.26 EC0.58
無色透明ほぼ無味微硫黄臭

 千葉スタイル
ヘルメットに代わりミレーのニット帽、アウター10年以上前のノースマウンテンジャケット
パンツは冬山用モンベルゼロポイント、靴はマイティーダブルピン付長靴、手袋はCaravan(キャラバン)渓流 グローブ

3. 岩肌染み出しちょろ 薄い硫黄
  11.2℃ pH9.45 EC0.63
無色透明ほぼ無味微硫黄臭

4. 岩肌染み出しちょろ 薄い硫黄
  13.6℃ pH8.91 EC0.37
無色透明ほぼ無味微硫黄臭

 支流の終了点。
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・戻り支流のさらに支流へ
5. 岩の割れ目 硫黄
13.8℃ pH9.48 EC0.59
僅かに色付透明薄い玉子味微硫黄臭
じろさんの勘、ナイス。
"呑舟(どんしゅう)の魚は枝流に游がず"は通じない。細かい調査が大切と実感。
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本流に戻って
6. 岩の割れ目ちょろ 硫黄
  10.4℃ pH9.11 EC1.23
僅かに色付透明薄い玉子味微硫黄臭

 本日はこの廻しで終了。
 

 達成感で気分は爽快。
1620 沢から上がり
レガシィを回収して


1720 活動終了

1日目の商いは6本
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〇 亀山温泉 湖水亭嵯峨和 700円 (君津市笹湖)
 47.8℃ pH8.94 EC1.33
薄褐色透明無味無臭 弱いヌルツル感
冷えた体に浸みる〜 豚鍋定食、食わせろゃ。

亀山湖静かな駐車場で車中泊
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1/17(日) 晴れ後曇り
デポ作業してて
0820 活動開始
【DブロックSS】
赤い橋→中間にある川廻しまで(下流から上流へ移動)
 
小櫃川 ネガコン (3.2℃ pH9.50 EC0.32)

 自然と左岸、中、右岸に展開。

7. 岩肌割れ目染み出し 硫黄
  11.5℃ pH8.78 EC1.46
僅かに色付微玉子味微硫黄臭

8. 源泉井戸染み出し 硫黄
  14.5℃ pH8.94 EC0.57
僅かに色付微玉子味微硫黄臭
なんじゃこりゃ〜隠れ利用の源泉井。なかなかよい硫黄冷鉱泉を利用しているじゃん。確実に利用している。どこだ ! ?

9. 未利用源泉?溜め升 岩風呂 硫黄
  10.9℃ pH9.25 EC1.06
無色透明ほぼ無味微硫黄臭 ツル感
合計入湯数約2万のお二人に浴槽を清掃させちゃたら
浸からない訳にはいかんでしょう。 この沢、面白いぜ ! 実に素晴らしい。

10. 岩盤割れ目 弱い白龍 硫黄
   12.3℃ pH9.25 EC0.86
無色透明無味微硫黄臭

11. 川床染み出し 薄い硫黄
  8.1℃ pH9.12 EC0.47
無色透明無味微硫黄臭
↓↑
ネガコン
(4.6℃ pH9.13 EC0.35)

12. 川床草影湧出 薄い硫黄
 14.7℃ pH8.67 EC0.32
僅かに色付透明無味無臭
薄いがしっかり出ている。
↓↑
ネガコン
(4.1℃ pH.91 EC0.31)
コンタミも疑ったが温度しっかり全然OK

13. 割れ目染み出しちょろ 硫黄
 12.3℃ pH8.75 EC0.66
僅かに色付透明無味無臭

14. コンクリート升  硫黄
 10.7℃ pH8.82 EC0.57
無色透明無味微硫黄臭
未利用の様だが、組織的、設備には金が掛かっている。
どこか浴場利用目的の源泉か?

1000 【DブロックSS】 調査完了。
 深みの廻しはくぐらないで
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川廻しを大きく迂回して
【CブロックSS】 川廻し→川廻しまで(続き上流へ移動)
 クリア。着沢

15. 川床溜まり 硫黄
  4.5℃ pH9.29 EC0.68
僅かに色付透明無味微硫黄臭

16. 川床割れ目微量 硫黄
 9.2℃ pH9.02 EC0.58
無色透明無味微硫黄臭

17. 苔岩割れ目湧出 硫黄
 10.5℃ pH9.57 EC0.52
僅かに色付透明無味微硫黄臭

18. 草付苔岩割れ目湧出 硫黄
 12.2℃ pH9.40 EC0.32
僅かに色付透明無味微硫黄臭

19. 川床岩盤割れ目じわ〜 硫黄
  14.0℃ pH9.25 EC0.41
僅かに色付透明無味微硫黄臭

Brave  Three  Chiba
 昨日終了した廻しまで繋げて
【ABCDブロックSS】 調査完了。 千葉の沢職人って感じな像。 いぃね !

1120 沢から上がり
レガシィを回収、赤い橋まで戻り  
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1150
【EブロックSS】
赤い橋から下流のNTまで(上流から下流へ移動)
一部リエゾン区間あり

20. 石ころの間 硫黄
  13.4℃ pH8.57 EC0.45
僅かに色付透明無味微硫黄臭

21. 苔岩肌染み出し 硫黄
 12.1℃ pH8.34 EC0.37
微黄色透明無味微硫黄臭

22. 川床割れ目 微量 硫黄
(1)川床割れ目
 10.2℃ pH8.32 EC0.45 オフィシャル
僅かに色付透明無味微硫黄臭



延長線上にある
(2) 水中硫黄泉 (水中へポンプ刺し)
 8.4℃ pH8.67 EC0.70
微黄色透明無味微硫黄臭
自分は時短で割れ目伝いにあった水中硫黄泉を抜いた。

23. 割れ目染み出しちょろ 硫黄
 10.0℃ pH8.83 EC0.41
無色透明無味微硫黄臭
↓↑
ネガコン
(5.5℃ pH8.97 EC0.33)

リエゾン区間

 前回確保した硫黄汁

※ 丸コンクリート源泉井 硫黄
  14.0℃ pH8.65 EC1.07
こちらも以前に確保済、測定のみ

24. 岩肌染み出しちょろ 鉄
 12.3℃ pH8.87 EC0.43
無色透明微鉄味鉄臭
今まで鉄汁はパスしていたが、寂しそうな顔をしていので
1本を拾ったら・・・
その後、鉄汁が喜んで、鉄が鉄を呼び取り囲まれる事に、、、恩返しは金とは言いません、硫黄汁にして下さい。

藤澤さんとはここでお別れ、お疲れ〜後は任せて下さい。
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1310
【FブロックSS】 
NT下鉄地帯から支流まで

25. 岩割れ目 硫黄
 13.7℃ pH9.00 EC0.75
僅かに色付透明ほぼ無味微硫黄臭

26. 岩くり抜き溜まり 天然岩風呂 硫黄
  15.0℃ pH9.04 EC0.64
僅かに色付透明ほぼ無味微硫黄臭 ツル感
沢水のコンタミなし、ピュアな硫黄汁の掛け流し状態。水量が少ないこの時期だけの美しい溜まり。実に素晴らしい。
土木工事をすればもう少し浸かれる状態&絵になると思いますょ 昭仁さん。

27. 通称 : 硫黄岬 硫黄
  13.9℃ pH8.87 EC0.32
僅かに色付透明ほぼ無味微硫黄臭

28. 流れ横岩盤割れ目染み出し 硫黄
 13.3℃ pH8.70 EC0.60
僅かに色付透明ほぼ無味微硫黄臭
↓↑
ネガコン 
(5.7℃ pH8.98 EC0.38)
温度差しっかりOK

29. 岩割れ目 硫黄
 7.8℃ pH8.61 EC1.72
僅かに色付透明微玉子味微硫黄臭

30. 岩盤びろびろ染み出し 硫黄
  14.8℃ pH8.74 EC0.43
僅かに色付透明ほぼ無味微硫黄臭

31. 硫黄冷鉱泉湧出群(1)〜(3)
(1)岩割れ目狭い
 14.3℃ pH8.28 EC2.79
淡黄色透明微玉子味微硫黄臭

(2)岩もっこり
 12.7℃ pH8.72 EC2.23
淡黄色透明微玉子味微硫黄臭

(3)岩割れ目広い
 14.3℃ pH8.73 EC2.50
淡黄色透明微玉子味微硫黄臭
(1)〜(3)混合泉で確保した。個別に分けてもいいかな。

32. 河原石ころ合間湧出 硫黄隠れキャラ
  13.0℃ pH8.85 EC2.57
淡黄色透明微玉子味硫黄臭
埋もれてなければ、かなりしっかりとした湧出だと思う。

出るわ出る。確変、rpm Max パワーバンドに突入した。
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支流
 川床の着色を追って

33. 鉄冷鉱泉湧出群
(1)川床湧出 鉄ボス
  13.5℃ pH8.86 EC0.41
無色透明ほぼ無味微鉄臭
↓↑
ネガコン
(9.4℃ pH8.44 EC0.40)

(2)岩肌染み出し
 13.3℃ pH8.29 EC0.40
無色透明ほぼ無味微鉄臭

(3)岩の割れ目染み出し
 11.9℃ pH8.26 EC0.40
無色透明ほぼ無味微鉄臭

(4)岩の割れ目染み出し
 13.3℃ pH8.32 EC0.40
無色透明ほぼ無味微鉄臭
近場の湧出をまとめて群とした。

34. 斜面岩肌染み出し 鉄
  12.7℃ pH8.24 EC0.44
無色透明微鉄味微鉄臭

35. 岩間割れ目広い 鉄
 13.3℃ pH8.27 EC0.42
無色透明微鉄味微鉄臭
ビジュアルは弱いが湧出はしっかり

入れ食い状態は続く
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【GブロックSS】
本流に戻り、下流へ→調査終了地点まで

36. 河原染み出しくされ気味 鉄
 12.4℃ pH8.27 EC0.39
無色透明ほぼ無味微鉄臭

37. 岩肌染み出し 鉄
  12.5℃ pH8.34 EC0.44
無色透明ほぼ無味微鉄臭

38. 川床溜まりもやもやppt 鉄
  13.8℃ pH8.38 EC0.44
無色透明微鉄味微鉄臭

39. 通称 : 鉄岬 鉄
 13.8℃ pH8.29 EC0.45
無色透明微鉄味微鉄臭

40. 左岸 : 鉄ぼっこり大 鉄
  14.2℃ pH8.31 EC0.36
無色透明微鉄味微鉄臭

41. オレンジバンド1 鉄
 5.5℃ pH8.87 EC0.05
無色透明微鉄味微鉄臭

42. 岩盤染み出し 硫黄ボス
  17.0℃ pH7.69 EC5.98
淡黄色透明薄塩玉子味微硫黄臭

43. オレンジバンド2 鉄
 7.0℃ pH8.24 EC0.06
無色透明微鉄味微鉄臭
鉄沈殿が派手になるほどECが低く、湧出の終焉へ向かって行くと推察した。

44. 川床染み出し 微量硫黄
 10.2℃ pH9.00 EC2.18
微黄色透明微玉子味微硫黄臭

45. 岩盤湧出 白龍 硫黄ラスボス
  16.3℃ pH8.37 EC5.61
淡黄色透明薄塩玉子味微硫黄臭
42.、45.の硫黄の湧出、泉質は実に良い。再訪して汲みたいくらいだ。

46. オレンジバンド3 鉄
 6.6℃ pH10.18 EC0.23
無色透明微鉄味微鉄臭

47. 岩肌染み出し 鉄
 11.9℃ pH8.43 EC0.40
無色透明ほぼ無味微鉄臭

48. 岩肌染み出し 鉄
 13.3℃ pH8.11 EC0.36
無色透明微鉄味微鉄臭

 次回はここから下流へSSを実施予定。
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  お疲れ〜
強引に斜面を攀じ登る。
1635 沢から上がり、レガシィを回収して
1700 活動終了
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※駐車位置はじろさん号よりレガシィの方が遥かに近かったが
沢で距離感が麻痺し、GPSで位置確認をしないまま、遠い位置にあるじろさん号まで歩いた。
反省だ。

【FブロックSS】、【GブロックSS】は怒涛の湧出で久々、大慌ての楽しい確保作業になった。
シーズン7、幸先良い滑り出しだ。 このまま河口、海まで頑張るぞぅ !!

では、浴びましょう。

                                   2016.01.29 アップデート
                                   2016.02.07 一部追記


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