●シーズン7 千葉の沢の鉱泉調査(3)上流域編 +αハイブリッド調査(2) 2016.02.13〜142016.02.13(土)〜14(日)
藤澤さん、じろさんと
千葉県小櫃川上流域の鉱泉調査をしてきた。金曜日夜行移動
亀山湖静かな駐車場で車中泊 曇り
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2016.02.13(土) 曇り 気温13℃
0730 宿より移動
↓
0750 調査開始入渓
小櫃川本流 (千葉県君津市)
冬の平時の水位だ。問題なし
天気も大丈夫そう。行くべぇ【Fブロック リエゾン区間】
001 ひょっこり硫黄島 硫黄
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14.7℃ pH8.95 EC2.82
淡黄色透明微玉子味微硫黄臭 ツル感
前回、水没し取りこぼし物件を確保。 水位によって顔を出すか出さないか気まぐれなヤツ。
002 河原石の間 硫黄
15.3℃ pH8.57 EC4.82
微黄色透明微塩味微硫黄臭 ツル感
前回の取りこぼし、完全に見逃した。このバンドは良質な硫黄泉が湧出している。
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無名の支流(1) 通称 鉄沢
前回の調査地点よりさらに上流へ、目指せコンプリート !
003 岩の割れ目 鉄
![]()
13.1℃ pH8.95 EC0.44
ほぼ無色透明無味無臭 ストローでちゅうちゅう。面白い様に滑り込んでくる。
004 苔岩の割れ目 鉄
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13.2℃ pH8.45 EC0.49
ほぼ無色透明無味無臭 一つ一つ愛情をかけ丁寧に汲んで行く。
汁気ナシ、オーラ弱し途中で止める。
硫黄汁なし、最後まで鉄沢だった。
支流(沢)、エンドポイントで記撮
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無名の支流(2) 通称 鉄沢ミニ
005 岩肌染み出し 鉄
10.4℃ pH8.39 EC0.37
無色透明微鉄味無臭
オーラ弱し途中で止める。
帰りに拾う
006 もっこり岩割れ目 鉄
9.0℃ pH8.40 EC0.38
無色透明微鉄味無臭
支流は鉄ばかりだ・・・
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本流に戻り
【Gブロック リエゾン区間】
鉄お化け パス
007 左岸岩の割れ目 硫黄
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14.6℃ pH8.47 EC0.23
ほぼ無色透明僅かに玉子味硫黄臭
割りとしっかり湧出している。これも前回の取りこぼし。
※川幅が広がってくると見逃しが多くなっている。
直接新規【Hブロック】から降下し始めていたら完全な取りこぼしとなっていた。
あぶないところだった。
白龍は芸術的な紋様を描いていた。
実に美しい。良質な硫黄泉
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↓ここから未調査区間
【Hブロック SS】
008 鉄析出塊 鉄
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12.1℃ pH8.14 EC0.20
無色透明微鉄味微鉄臭 はぐれスライム系 こりゃ誰も拾わんだろうな。
細い竹をバネにしてキャッチ。
009 硫黄の小山 硫黄
14.1℃ pH7.52 EC0.59
無色透明微玉子味微硫黄臭 ツル感
010 岩割れ目大 硫黄
![]()
14.6℃ pH7.82 EC1.44
微黄色透明微玉子味微硫黄臭 ツル感
011 岩間染み出し 硫黄
13.9℃ pH8.39 EC0.57
無色透明無味微硫黄臭
↓↑
ネガコン
(8.7℃ pH8.58 EC0.46)
012 水中硫黄泉 硫黄
![]()
12.4℃ pH8.21 EC0.93
僅かに色付透明無味微硫黄臭 湧出口にポンプ刺し吸って確保 わりとしっかりしている。
↓↑
ネガコン
(10.3℃ pH8.41 EC0.63)
013 石ころ間 鉄
14.5℃ pH8.24 EC0.61
無色透明微鉄味無臭
014 はぐれ鉄溜まり 鉄
![]()
(1)15.1℃ pH8.02 EC0.80
(2)14.5℃ pH7.92 EC0.82 2ポイントで測定。
無色透明微鉄味鉄臭
一段上に鉄沈澱の広がり、流れを追跡してみっけ。ナイスじろさん。
015 苔岩肌染み出し
13.9℃ pH8.01 EC0.67
無色透明微鉄味微鉄臭
016 塩ビ折れパイプ 硫黄
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14.3℃ pH8.07 EC0.95
無色透明微玉子味微硫黄臭 しっかり自噴、湯量多し
017 コンクリート塊脇染み出し 硫黄
14.3℃ pH8.25 EC0.60
無色透明無味微硫黄臭
018 岩割れ目中 鉄
14.1℃ pH8.35 EC0.42
無色透明微鉄味無臭
硫黄汁の合間で地味に湧出
019 岩間染み出し 硫黄
14.2℃ pH8.08 EC0.67
無色透明無味微硫黄臭
析出痕しっかり、人工物多し、この周辺に昔なんかあったんか?!
こんな遺構と出会えるから沢歩きは楽しいのだ。 でもこれは探し求めている戦艦"武蔵"ではない。
020 大岩下染み出し くれされ気味硫黄
14.4℃ pH8.26 EC0.54
無色透明微無味硫黄臭
No.016〜020のホットスポットは地下で繋がっていそう。
021 水中硫黄泉 硫黄
15.7℃ pH8.30 EC0.60
無色透明無味微硫黄臭
かなり弱い水中硫黄、かなり強引に抜き取り。
× 左岸謎の鉄管
汁気ナシ パス
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無名の支流(3)
入口
千葉スタイルは変わらず、 今日はこの格好では暑いくらい。
022 岩間斜割れ目染み出し 鉄
![]()
12.2℃ pH8.06 EC0.08
無色透明微鉄味微鉄臭 意外にしっかり出ている。
土砂ダムのずぶずぶ地帯で終了。
巻けなくはなかったがや〜めた。戻りながら
023 岩間斜割れ目染み出し 鉄
12.7℃ pH8.10 EC0.21
無色透明微鉄味微鉄臭
024 岩間割れ目染み出し 鉄
14.4℃ pH8.13 EC0.55
無色透明微鉄味微鉄臭
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本流に戻り続き
025 泥肌染み出し 鉄
![]()
14.5℃ pH8.04 EC0.58
ほぼ無色透明無味無臭
鉄よりは重曹泉系の液体なんでしょう。
↓↑
ネガコン
(10.7℃ pH8.26 EC0.48)
![]()
ミニダム→足場がない、深みで前進不能。一旦終了。
車移動、リセット。
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【Iブロック SS】
キャンプ場の手前に架かる橋の付け根から降下
下流から上流へ深みまで
026 左岸岩盤染み出し 硫黄
![]()
13.7℃ pH8.40 EC1.02
淡黄色透明無味微硫黄臭 周辺に数ヶ所湧出あり、各員汲み取り態勢用〜意 !
027 右岸岩盤染み出し 硫黄
15.4℃ pH8.51 EC1.11
淡黄色透明無味微硫黄臭
028 砂地染み出し 硫黄
(1) 12.5℃ pH8.69 EC0.91
岩盤染み出し 硫黄
(2) 13.9℃ pH8.58 EC0.95
僅かに黄色透明無味微硫黄臭
近場なもんで(2)で確保。
029 岩盤湧出ミニカルデラ 硫黄
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15.1℃ pH8.65 EC1.00
淡黄色透明無味微硫黄臭
Iブロックのミニボス。 全体薄い硫黄だが色付水傾向にあった。
030 石ころ間染み出し 硫黄
15.7℃ pH8.48 EC0.94
僅かに黄色透明無味微硫黄臭
↓↑
ネガコン
(10.9℃ pH8.66 EC0.51)
031 岩盤割れ目 薄い硫黄
14.6℃ pH8.36 EC0.82
ほぼ無色透明無味極僅かに硫黄臭
032 岩割れ目染み出し 鉄
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15.0℃ pH8.28 EC0.69
ほぼ無色透明無味無臭
通過出来なかった深みにタッチ、繋げた。
復路はリエゾン区間となったが
取りこぼしを確認しながら戻る。まだ時間があったので下記SSを実施。
↓
橋から下流へ
【Jブロック SS】
033 ぱっくり割れ目染み出し 鉄
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11.5℃ pH8.86 EC0.61
ほぼ無色透明無味無臭
ニャニャ、じろさん好みの造形
今宵はここで終了。
Brave Three Chiba 誰もやらん奇行、まだまだ続く。
※メモ キャンプ場のトイレ&シャワー小屋横の源泉升が気になる。
少し引返し、緩い斜面を登り車道へエスケープ
1730 終了
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清めの湯、たまには変化球で
〇 七里川温泉 いろりの宿七里川温泉 700円 (君津市黄和田畑)
総計0.69g/kg HS(-) 1.1mg H2S 0.2mg H17年
露天 55.6℃ pH8.31 EC0.59
無色透明ほぼ無味極僅かに硫黄臭 ツル感。
浴室内、想像より硫黄臭弱し。不快な塩素臭は感じなかった。
内湯は鉱泉宿では珍しい派手目な加熱かけ流し。いいんじゃなぃ !
入口モニュ 15.4℃ pH8.74 EC0.93
無色透明微渋玉子味微硫黄臭 弱ツル感。
玄関前に漂う硫黄のいい香りはデットスペースにある湯モニュからだった。
なるほど、どうりでしっかり匂う訳だ! 帰りに気が付いた。
ここはいつ通過しても駐車場に車がある。人気店だね。
※メモ 施設横の斜面を流れる冷たい硫黄汁の液体が気になる。次回チャンスがあれば測定をしよう。
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2016.02.14(日) 雨後曇り後晴れ
朝から雨で、沢の調査はやめ〜た。
調査対象を変更、気になっていた小ネタを片付ける事に
034 源泉井跡より
含重曹-食塩泉 お布施 100円
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12.8℃ pH7.73 EC6.71
微黄褐色透明微塩味無臭 42m ECの振れも文献と相関している。OKだ。
シャフトにラピッドスチール(バケツ)を垂らしキャッチ。作業時間≒10秒 一撃離脱。
安全圏で小分け分注。
水温が一定な事をいいことにボウフラが生息していたが。まぁいいゃ。確保確保。
なりより枯渇と噂されていた井戸に液体があった。しかもそれは成分を維持している源泉だった。
何事もこの目で確認しなければいかんな。勉強になった。 ハワード・カータ博士、盗掘をお許し下さい。
同行二人、いゃ四人 ! ? 大師さまこれからも道中をお守り下さい。
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035 ハウス栽培用井戸
目の保養街道1号泉
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21.1℃ pH8.44 EC3.44
微黄色透明微塩味微温泉臭
036 ハウス栽培用井戸
目の保養街道2号泉
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18.0℃ pH8.48 EC0.54
僅かに色付透明無味無臭
目の保養街道
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037 ハウス栽培用井戸
離れのハウス1号泉 未利用源泉
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21.0℃ pH7.77 EC20.00以上
微黄色僅かに濁り強塩味微泥臭
バリバリの塩水混じり 管に砂が上がりサンプル量、僅か。未利用と言うより廃孔ぎみ。
038 ハウス栽培用井戸
離れのハウス2号泉 代替井戸
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18.0℃ pH8.72 EC1.04
僅かに色付透明微鉄味僅かに温泉臭
所有の4源泉を確保。 汲ませて頂きありがとう御座います。 良い実がなりますように・・・
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その後
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ターゲットマーカーDは水没、土産はなくなった。
九十九里海岸を少し散歩
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本日の活動終了。
あと少しで亀山湖だ。頑張ろう。
では、浴びましょう。2016.02.21 アップデート