長野市周辺の気になる所の鉱泉調査+α   2016.04.23〜24

2016.04.23(土)〜24(日)
長野市周辺の気になる所の鉱泉調査+αをしてきた。

4/22(金) 夜行移動
菅平高原国道406横駐車場で車中泊
じろさんと合流

4/23(土) 晴れ
○ 掘削自噴垂れ流し
Ca,Na-塩化物泉 総計3〜4g/kg(推測)
 33.1℃ pH6.95 EC6.44
無色透明弱苦塩味微鉄臭
いい湯が垂れ流されている。確保後つまずいて転倒、ノースのズボンが破れた。 神様は見ているものだな。
上田さん事前の現地調査有難うございました。
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移動
それぞれ予定のRendezvousポイントで上田さん、藤澤さん、末友さんと合流。

役者が揃い戦いのStage
長野市鬼無里落合 八方沢の鉱泉調査へ
0915活動開始

 天気もいいし楽勝かなと思ったら・・

 突然道が無くなり足場が不安定の斜面が現れた。
マジ怖い。

 頼りない残置ロープに掴まり キックステップでゆっくり前進。

  入渓
足回りはモンベルサワトレ、ネオプレーンソックス、上下FTの沢仕様+モンベル沢用厚手半ズボン、TNF トレッキンググローブ
ザックはノースSPIND-RIFT  ノーヘルメット バンダナ巻き

1. 岩割れ目染み出し 硫黄
  13.9℃ pH7.05 EC0.25
無色透明微玉子甘味微硫黄臭     流石早い ! じろさん、もうやっていた。 美しい屈みのポーズ キタァー。
薄い硫黄汁
↓↑
沢水ネガコン
(11.2℃ pH7.43 EC0.04)

2. 砂利地染み出し 硫黄
  12.5℃ pH8.13 EC0.15
無色透明無味微硫黄臭

3. 岩下湧出 硫黄
   13.5℃ pH8.66 EC0.18
無色透明微玉子甘味微硫黄臭+ドブ臭 ツル感  湧出量しっかり。

 
みんなで作った湯船に浸かる。アシストありがとうございました。

復路
 
慎重になっている訳・・・・        崖下の像  ここには落ちたくない。

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難所をクリアし休憩中、上田さんより口笛の音が ! ! 入電。
慌てて現場へ

○ 滝下硫黄冷鉱泉湧出群 4.〜8.
(1)  4. 岩割れ目 硫黄
 16.4℃ pH8.08 EC0.21
無色透明微玉子味微硫黄臭

(2)  5. 岩割れ目
 16.4℃ pH8.92 EC0.28
無色透明微玉子味微硫黄臭

(3)  6. 砂利地染み出し
 15.1℃ pH8.98 EC0.39
無色透明微玉子味微硫黄臭

(4)  7. 泥場染み出し
 14.4℃ pH8.82 EC0.60
無色透明微玉子味微硫黄臭+ドブ臭

(5)  8. 岩場染み出し
 12.7℃ pH8.89 EC0.33
無色透明微玉子味微硫黄臭

束で掛かる功罪、匂いで反応した上田さんナイスです !
単独だったら完全にロストだった。
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○ 滝横左岸硫黄冷鉱泉湧出群 9.〜13.
(1)  9. ハング下割れ目湧出
 13.1℃ pH9.01 EC0.22
無色透明微玉子味微硫黄臭

(2) 10. 斜面湧出
 14.0℃ pH9.44 EC0.18
無色透明微玉子味微硫黄臭

(3) 11. 斜面湧出最上部
  13.1℃ pH9.24 EC0.16
無色透明微玉子味微硫黄臭

(4) 12. 斜面湧出 湯量大
  14.1℃ pH9.42 EC0.14
無色透明微玉子味微硫黄臭 ツルサラ感  好天でのアビは最高〜 気持ちいぃ〜

(5) 13. 岩割れ目湧出
 13.8℃ pH9.51 EC0.20
無色透明微玉子味微硫黄臭

pHは滝下より滝横群は若干高めで群の特徴が出でいる。
滝下から、さらに上部を確認する目、大事です。ナイスじろさん

 イェ〜バシャ。
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戻り道
14. 泥場はぐれくされ気味 硫黄
  11.0℃ pH8.57 EC0.41
無色透明微玉子味微硫黄臭+ドブ臭
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15. 栃平第2号砂防ダム鉱泉 鉄
  7.7℃ pH8.46 EC0.21
無色透明微鉄味微鉄臭
砂防ダムに鉄汁あり、何故か本当だ。

1420 駐車場に戻り調査終了

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以下確認作業&再調査

16. コンクリート溜め升O/F  硫黄
  12.9℃ pH8.08 EC0.42
無色透明微玉子甘味弱硫黄臭     人物比
ここにあるか!? これがあるから風呂屋はやめられない。
井戸のエビテンス付、実に素晴らしい。ご案内どうもです。


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小佐出地区 
井戸確認出来ず 不明
井戸の跡だけでも確認したい。。。

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○ 硫黄冷鉱泉湧出群
17. 岩盤斜面上部湧出
  14.2℃ pH8.92 EC0.40
無色透明微玉子甘味弱硫黄臭
地味な位置にひっそり

(1) 18. 道路横湧出
  14.3℃ pH9.67 EC0.42
無色透明微玉子甘味弱硫黄臭

(2) 19. 道路横染み出し 
 13.7℃ pH9.40 EC0.42
無色透明微玉子甘味弱硫黄臭

(3) 20. 道路下川横岩染み出し
 14.8℃ pH9.44 EC0.56
無色透明微玉子甘味弱硫黄臭
(1)〜(3)の脈は同じかな。 勘定は己のルールにおまかせです。

21. 葉っぱ溜まり 
  12.2℃ pH9.77 EC0.28
無色透明ほぼ無味微硫黄臭
全体癖の無い薄い硫黄泉だが、ペットに汲んだ湯の匂いは飛んでなかった。

 解散前に記撮
格好バラバラ、怪しいオッサン集団。 まだ4人がガラケー使用中。
ここで末友さんと別れる。  お疲れ〜
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裾花川右岸 百瀬地区
湧出の確認出来ず 不明

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22. 公園の手押しポンプ井
 16.1℃ pH7.47 EC0.62
無色透明僅かに鉄硬水味ほぼ無臭→微オレンジ色濁ppt
これはOKレベル。

南長野運動公園で藤澤さん、旧選手村で上田さんと別れ解散。 お疲れ〜
以下は毎度のじろさんと行動です。

清めの湯
○ 大室温泉 まきぼの湯 500円 再訪 (長野市松代町大室)
Ca,Na-塩化物泉 総計6637mg/kg   遊離メタホウ酸 61.2mg   H21年
 46.8℃ pH7.82 EC11.39
無色透明苦塩味(Ca : Na 6:4)微石膏臭 ツル感 傷口に滲みる。
何度も再訪している、お気に入りの湯。 スリ傷の治りも早かった◎

道の駅中条で車中泊
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4/24(日) 晴れ後曇り
2日目はコツコツと小口拾い
"第一ラウンド" 山中にある温泉マークの調査
   ここのどこにあるのさぁ
ナビを頼りに急登を駆け上がり温泉マークの位置までアクセスするがそれらしきモノは見当たらず・・・


諦めパス。念の為、探しならが下り
行きに見ていた鉄汁の確保へ

23. 野山砂防ダムNo.1鉱泉(仮)  ダブル出し 鉄
 
(1) 7.0℃ pH8.21 EC0.21
(2) 7.0℃ pH7.86 EC0.19
無色透明弱鉄味弱鉄臭 周辺にほのかに漂う上質な鉄臭。たくましい野良だ。

24. 野山砂防ダムNo.2鉱泉(仮) 右岸壁染み出し 鉄
  13.0℃ pH7.08 EC0.53
無色透明微鉄味鉄臭
↓↑
沢水ネガコン
(13.7℃ pH7.28 EC0.20)

25. 旧宿利用のコンクリート溜め升?  泉質分類不明
  12.6℃ pH6.87 EC0.57
ほぼ無色透明無味無臭
液は死んでないが生きてもいない感じで悩む。  なので拾っておいた。

 調査後は飛んでいた鉄板を被せておいた。
じろさんの優しい心遣い、、、きっと井戸神様が温泉マークまで導いてくれる。。。。

× 護岸工事右岸染み出し 
 13.4℃ pH7.23 EC0.21
ほぼ無色透明無味無臭
↓↑
沢水ネガコン
(14.2℃ pH7.27 EC0.21)
差なしパス、採取サンプルはぶん投げ。

26. 野山砂防ダムNo.3鉱泉(仮)  角口 鉄
  8.1℃ pH7.85 EC0.71
無色透明弱鉄味弱上品鉄臭     孔から麗しい香りが漂う。

27.  斜面ポリ容器溜め升 硫黄
 11.9℃ pH7.10 EC1.14
無色透明微玉子極僅かに塩味微硫黄臭 非特異的な硫黄泉。
よっしゃー頂き。 本当にいた。 井戸神様は大切にせにゃいかんゼょ。
風呂屋はやめれまへん。

勢いで
28. 道路横コンクリート壁パイプ湧出 鉄
  12.9℃ pH7.03 EC1.59
無色透明微鉄硬水的味微鉄臭
勢いと言ったが、現物はちょっと癖のある鉄汁。 拾いましょう。
↓↑
-  となりの水抜き穴 ネガコン
 (12.3℃ pH6.66 EC0.95)
無色透明微硬水的味無臭 ノーサンプル
ネガコンの癖に個性的。
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"第二ラウンド" 生坂鉱泉の確認調査
 いきなり急登。

  右俣  エンドまでなし

 俣チェンジ

  左俣  エンドまでなし

  ダメ押しの入口左俣も確認 なし
ネガコン (12.9℃ pH7.60 EC0.53)  


土壁に1ヶ所、千葉でも拾わないお化けレベルの
極僅かな硫黄の染み出しは確認出来たが探しているものはこれじゃない。
位置が違うのか ?   目標ブツなし 諦めパス。

本日2発目の急登、オッサンはバテバテです。
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29. 掘削未利用源泉 自噴分のおこぼれ溜まり
    13.3℃ pH7.08 EC13.87
僅かに灰色濁り塩苦味(Na : Ca 7:3)無臭   ベースの濁りか泥混ざりの濁りかは不明
じろさんに案内してもらう。

ついでにチラりと見えた赤茶色の砂防ダムに反応し急遽"第三ラウンド"開始
30. 滝の沢 砂防ダム下部鉱泉 水抜き口湧出 鉄
  11.2℃ pH8.39 EC0.78
無色透明弱鉄味微鉄臭  スケール感の割に採取口はこんなもん。

31. 滝の沢 砂防ダム下部鉱泉 右岸升土管 鉄
  12.4℃ pH8.47 EC0.73
無色透明弱鉄味弱鉄臭

作業道で回り込み
32. 滝の沢 砂防ダム上部 溜まり湧出 鉄
  13.8℃ 7.87 EC0.26
無色透明微鉄味無臭          モロ野良って感じの鉄

急登が無くて助かった。
砂防ダムに鉄汁あり、特異的に発生。かなりの確率である。なんでだろ ??
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33. 鉄の桶 溜まり 泉質分類不明
  11.9℃ pH7.58 EC0.55
無色透明硬水的味透明 審議の青マークピカピカ点灯の汁。 
↓↑
横の蛇口水ネガコン
(10.0℃ pH7.45 EC0.20)
無色透明無味無臭
うーん。上部の湯小屋と結び付けるモノがもう一つ欲しいところだ。



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34.  コンクリート升湧出パイプ 鉄 
      12.4℃ pH7.44 EC0.67
無色透明弱鉄味弱鉄臭
これは良い。野良ではない。井戸もしっかり、優良の血統書付Fe。 理想的鉄の姿。
じろさんの粘りで確保できました。どうも、ナイスです。

 
楽しい鉱泉調査でした。ありがとうございました。
次回も頑張りましょう !

では、浴びましょう。

                                   2016.05.01 アップデート


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