山梨県の気になる温泉マークの再調査&調査  2016.06.26

本来、ホームグラウンドの万座周辺に展開する予定だったが
天候予測が不良のため土曜日は中止、6/26(日)のみで適当な所を選択し
じろさんと山梨県の気になる温泉マークの再調査&調査をしてきた。

6/25(土) 中央道下り線夜行移動
道の駅みとみで車中泊

6/26(日) 晴れ
0700 活動開始
   入口で記撮

 道は登山道。遊歩道ではない。

 五段滝

西沢ブルーの沢水を横目にマーク跡を目指す。

◆ Fast Stage
西沢渓谷にある温泉マークの再調査 (前回調査日 2000年10月14日)
現在の国地理では、マークは消滅している。

0835 現着 痕跡を辿り周辺の調査を開始
遺構
 まだ残っていた。
(楽勝かと思ったけど駐車場から1時間半だった)

沢水が枯れるまで斜面を上がる。
調査の最上部
 
- ネガコン沢水 
(1) (12.5℃ pH8.39 EC0.01)

- 少し下の岩下からの染み出し
(2) (12.8℃ pH8.46 EC0.01)
ここから引き湯は考えられない。違う違うこれじゃない。

浴舎跡を念入りに確認すると、、、、あった ! !

〇No.1 西沢渓谷鉱泉 湧出群 
上部岩盤割れ目
  
湯元 26.9℃ pH6.81 EC0.39
無色透明無味無臭 
なんと湯元は温度で規定だった。斜面からしっかり湧出している。これだ ! これこれ !!

浴舎横にはセメントで固められた源泉らしき塊
さらに上には井戸神様が鎮座していた。
 
直線で繋がる。全てが符号し、パズルが解けた瞬間。16年間閉ざされていた封印が開かれた。
たったこれだけの液体だが、感動はとてつもなく大きかった。 じろさんの提案に感謝感謝。

下部岩の割れ目 オマケ
 (1) 21.9℃ pH6.63 EC0.35


  (2) 21.5℃ pH6.62 EC0.36
おゃ、溜まりか・・・


  (3) 18.1℃ pH6.71 EC0.38
どれも大体無色透明無味無臭 ちょい硬水感。
勘定は各自にお任せ。

弾けて
 (2)が主成分+沢水コンタミありで浴び
16.0℃ pH7.34 EC0.22
無色透明無味無臭 浴後サラサラ感
良く確認するとどこも汲める位湧出している。出でるじゃない !
仕上げに浴びる。とてつもないスッキリ感を味わう。気分爽快。

帰り道
ネガコン 途中の沢水
(12.3℃ pH6.80 EC0.02)
沢水は美味しい水そのもの。

※反省点 この遊歩道は暗黙のルールで周回なのかな。
行きと帰りでの左岸ルートの往復はナシなのかも。多くの人すれ違った。
まぁいいや、もう卒業。二度と来ることはないでしょう。

1200 駐車場着 1件終了。

山梨の温泉めぐりPart2  2000.10.14 No.1の物件

古い資料からイメージを展開させ、現地調査による温泉探し。
自分、"発見"と言う言葉は使わない様にしているが、ここでは"発掘"と言う言葉を使いたい。
最近の集大成とも言える内容を地で行った調査だった。
初めて"風呂屋界のH.カーター博士"の称号を実感した。 "西沢渓谷鉱泉" ゲットだぜ。
Web検索の空白地を埋める活動頑張ります !!

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◆ Second Stage
琴平ダム 乙女湖湖畔ある温泉マークの再調査 (前回調査日 2000年05月21日)

 ところで、何でこんな場所におまんがいるんだ ! ?

前回はダムに沈む前の旧道にあった宿周辺を確認した(当時、宿は既に廃業か休業していた)
建屋は既に水没し、源泉マークまで行ったが痕跡すら確認できなかった。
現地調査から判断すると、源泉も水没したと考える。
 琴平ダム

調査時の副産物として以下の鉄汁を確保した。
〇No.2 湖畔砂防ダム 怪しい鉄汁 鉄
  13.0℃ pH7.48 EC0.13
殆ど無色透明無味無臭
しょぼしょぼ、ダメだこりゃ〜

〇No.3 柳平TN入口 側溝パイプ 鉄
  13.3℃ pH6.89 EC0.14
無色透明微鉄味微鉄臭
これならOK
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  沢床が鉄色しているので流を追う。
見てしまった以上、どんな結果だろうが根元まで確認する。

〇No.4 底から湧水 ボスキャラ 鉄
  12.1℃ pH6.54 EC0.07
無色透明微鉄味微鉄臭
しっかり湧出している。〇まる。

〇No.5 砂防ダム2左口 通称 : 鉄cancer stageT 鉄
    13.9℃ pH5.97 EC0.01
無色透明微鉄味微鉄臭

〇No.6 砂防ダム3左口 通称 : 鉄can stageU  鉄
    9.1℃ pH6.02 EC0.09
無色透明微鉄味微鉄臭
最近、砂防ダムの鉄汁はお約束になってきた。

 
この先上流、あるかも知れらんけど、、、、パス。 終了。
戻り  

〇No.7 砂防ダム2 手前染み出し 鉄
  10.7℃ pH6.09 EC0.09
無色透明微鉄味微鉄臭
じろさんは先に拾っているヤツ。帰りにフォローした。

- ネガコン 沢水
(13.8℃ pH5.84 EC0.00)

〇No.8 砂防ダム1 左口 通称 : 鉄can stageV  鉄
  10.2℃ pH5.57 EC0.22
無色透明微鉄味微鉄臭 サラサラ感。
内視鏡で覗いたら、これはかなりヤバいレベル塊の像に似ているから通称: 鉄can (鉄cancer)
因みにおいら腹に出来たヤツはNo.6くらいの大きさでした。。。。

 無理を言って浴びさせてもらった。お付き合い&記撮有難うございます。
2件目終了。

※反省点
ワンポイントの調査でも、靴下、下着は履かない。常に沢対応の格好で望む事。→是正する。
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ついでにオマケ
山梨市牧丘町北原地区 温泉マークの再確認 (前回調査日 2000年05月21日)
(現在の地図にもマークはある)

 
↑ ちょっとこの像、上手く撮れている。

〇No.9 北原鉱泉(仮) パイプ口垂れ流し 再訪
 9.6℃ pH3.48 EC0.05
無色透明硬水味微硫黄臭


建屋はかなり朽ち果ているが、まだ湯は生きていた。良かったねじろさん。
上記のそれっぽいタンクは空。開かない。
汲まれていない方は早めの対応を。

懐かしい景色だ。自分のページの昔のネタは悪行を行いすぎて、恥ずかしすぎて
ほとんど見ていない。今じゃ冷や汗ものばかりで、、、リンクを掛ける気も起らんが、参考までに。

山梨県の温泉めぐりPart1 2000.05.20〜21 No.6の物件

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◆ Third Stage
ラムネ沢の炭酸泉の存在確認 (甲府市御岳町)
 1600 沢に突入

 始めはしっかりした道(作業道?)



ガンガン登ってラムネ沢上部
   汁はあるが雰囲気が違う。
ネガコン
(1) 15.0℃ pH4.81 EC0.00
(2) 15.3℃ pH4.71 EC0.01
炭酸分を感じない美味しい水、本命ではない。

 疲れた、休憩。

帰り道、諦めかけた所
車道近くで怪しい流れ込みを確認すると
〇No.10 ニセラムネ沢鉱泉(仮) 
  11.9℃ pH4.75 EC0.63
無色透明硬水味無臭
↓↑
ネガコン 横の沢水
(13.0℃ pH4.92 EC0.07)
炭酸分は感じないが派手に振れたEC値で念の為確保した。根拠不足なのでニセ付で表現。

1740 駐車位置に戻り着替えて終了。
暇な時にでも、ラムネ沢周辺はもう少し情報を精査し第二次調査が必要なのかも知れない。
タイムアップ、三件目終了。 
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清め湯
〇 奥湯村温泉 紅椿の湯 700円 再訪 (甲府市羽黒町)
Na・Ca-塩化物泉 総計 1.673g/kg  H23年  EC 3.010μS/cm
 
46.4℃ pH7.22 EC2.62 ←(分析表のECと概ね相関している)↑
ほぼ無色透明無味無臭 弱ツルヌル感
一度来た事があると思ったら旧富士見温泉跡地に出来た新装施設だった。 
あの時は汲んだだけだから良しとしましょう。(2009.09.15)

再調査も面白い、大切だ。   時代は流れている・・・・


では、浴びましょう。

                                   2016.07.23 アップデート
                                                                            2016.07.24 一部追記


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