山形県のフォローアップ調査+α気になるところの確認調査  2016.09.16〜19

9月の三連休じろさんと
山形県のフォローアップ調査+α気になるところの確認調査をしてきた。

9/16(金) 曇り
1540 夕方より出発、山形の集合場所を目指す。
ノンストで340km走行→給油 燃費15.5km/L

時間があったので一湯浸かる。
〇 高畠温泉 高畠町太陽館 300円 (山形県東置賜郡高畠町大字山崎)
まほろば温泉 アル単 総計 416.2mg/kg  H26年
  41.2℃ pH8.35 EC0.54
無色透明無味無臭+弱いクロル臭 微ツル感
JRの駅と併設なのねん。何かみんなのんびりしてるよ。 長距離ドライブの後はどんな湯でも気持ちぃぃ〜ありがたく浸かる。

1040 蔵王坊平高原駐車場着
車中泊
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9/17(土) 合宿1日目 曇り、夕方から雨

蔵王沢上流付近の湧水調査

0705駐車場を出発

 行くぜょ。

 ゲートから徒歩

 全貌が見えてきた。


〇 01 沢水溜まり 強酸性水
  13.1℃ pH1.62 EC2.68
無色透明強酸味無臭
鉱山跡入口付近で一発、いきなり強烈酸性泉のお出迎え。
よし、全損はなくなった。

   休憩中
上流から下流を望む。

〇 02 ガレ場斜面染み出し 微酸性水
 14.6℃ pH2.82 EC0.31
無色透明微酸味透明
ECが低いからか? pH2台後半だと酸味が舌にガチッとこない。

- 沢水ネガコン測定
(11.1℃ pH3.05 EC0.27)
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右岸からの流れ込みを追う
 流れるミニ滝から強引にアクセス。

右岸からの流れ込みを追う
〇 03 左俣沢水 微酸性水
 11.3℃ pH2.63 EC0.28
どこまでも続いていそうなので適当なところで確保して終了。
無色透明微酸味無臭

〇 04 右俣ガレ場染み出し 酸性水
  8.0℃ pH2.13 EC1.32
無色透明酸味無臭            人物比 遠方にじろさんの姿。
ここは昔穴があった感じがする。

 誰かが意図的に置いたのであろう硫黄の結晶。
硫黄鉱山であった事を実感する。
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本流に戻って遡上
〇 05 灰色泥斜面染み出し 微酸性水
 11.8℃ pH2.74 EC0.37
無色透明微酸味透明
粘土層剥き出しみたいな斜面、足元ズボズボ地帯。
踝まで嵌る。

- 沢水ネガコン上流部
(12.9℃ pH2.58 EC0.47)

- 沢水ネガコン 上流部 調査地点最深部
 (9.7℃ pH2.56 EC0.44)
ここから先、液体は無くなり沢の遡上は終了。

〇 06 右岸より流れ込む湧水 微酸性水
  13.0℃ pH2.76 EC0.48


無色透明微酸味透明
今回エンドポイント、最高地点。特異的に湧出。
ここから下流に向かって大返し。
以下、微妙な取りこぼしを確保して行く。

〇 07 左岸 小さなガレ場染み出し 酸性水もどき
 10.2℃ pH3.21 EC0.24
無色透明ほぼ無味無臭
怪しいが拾っておく。

〇 08 砂防ダム左岸流れ込み 酸性水もどき
 10.7℃ pH3.15 EC0.22
無色透明ほぼ無味無臭

〇 09 左岸 小さなガレ場染み出し 酸性水もどき
 11.0℃ pH3.36 EC0.18
無色透明ほぼ無味無臭         

〇 10 左岸 小さなガレ場染み出し 酸性水もどき
  8.9℃ pH3.61 EC0.04
無色透明ほぼ無味無臭         人物比

〇 11 砂防ダム左岸流れ込み 微酸性水
 7.0℃ pH3.39 EC0.20
無色透明微酸味透明
※07〜11まではpH3台の数値だけ酸性の酸性水もどき。

 ちょいと休憩

 じろ〜と前方確認中。オッサン絵になっている。

薄気味悪い、崩落を持ちこたえている構造物の脇を通過
 

〇 12 ガレ場染み出し 酸性水
 13.1℃ pH2.79 EC0.57
無色透明酸味無臭
上部で拾ったNo.02の流れ込みかも? 少し怪しい。

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ゼロポイントに戻り、下流域の調査へ
〇 13 穴跡ぽいところから湧出 強酸性水
  10.2℃ pH1.85 EC3.35 
無色透明強酸味弱鉱山廃水臭


"そうこなくっちゃ"と言う一品だ。

〇 14 地面から湧出 強酸性水
  10.2℃ pH1.85 EC3.35
無色透明強酸味弱鉱山廃水臭
苔地帯を形成、チャツボかな。

 たそがれじろさん。
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行くてに現れた別の細い支流を追って遡上。
〇 15 流れ脇のはぐれ鉄汁  鉄泉
  9.8℃ pH3.31 EC0.16
無色透明微鉄味微鉄臭
ここでは貴重な鉄だ。

〇 16 支流の支流 酸性水もどき
 8.2℃ pH3.27 EC0.07
無色透明ほぼ無味無臭
合流付近で確保。本命ではない流れと判断、深追いはしない。
自然湧出の沢水はpH3〜4台でこれがネガコンなのかも知れない。
怪しいが取りこぼしは避けたいので念の為確保しておく。

 人工的な水路を辿る。

〇 17 林の中の遺構コンクリート下の流れ込み 強酸性水
  12.0℃ pH1.72 EC3.94
無色透明強酸味弱鉱山廃水臭

 上記の流れ込みのもと辺り。
ガッ〜んといきなり現れる。 これは本物だ。

〇 18 水路脇の湧水 強酸性水
 10.1℃ pH1.67 EC3.52
無色透明強酸味弱鉱山廃水臭
派手さは無いがドバドバ、ボスキャラかな。

〇 19 階段付近で沢水を確保 微酸性水
  7.9℃ pH3.49 EC0.08
無色透明微酸味無臭
流れは奥まで続くがピークは過ぎたか!? 追いはここまでとした。
結局ゼロポイント近くまで戻されてしまった。 階段は当時の遺構の一部でしょう。 マニアさん出番ですぞ。
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続きの位置に戻し下流へ
〇 20 斜面突出しデカパイプ口ちょろちょろ 微酸性水
 8.0℃ pH2.85 EC0.33
無色透明微酸味無臭

〇 21 斜面からの流れ&苔溜まり 酸性水
 
(1) 9.9℃ pH2.29 EC0.49 斜面
(2) 8.3℃ pH2.23 EC0.59 グリーンマット
無色透明酸味無臭
(1)(2)の出所は一緒でしょう。 像は(2)のみ

 終了点で記撮
高い砂防ダムに阻まれ下り移動は終了。
(下流、橋の脇にじろさん号を配置しておいたが、通し抜きは無理だった)
ゼロポイントに戻りながら

〇 22 岩の下から染み出し
 11.5℃ pH1.75 EC3.28 強酸性水
無色透明強酸味無臭

〇 23 砂防ダム下 沢水混合泉 強酸性水
  12.0℃ pH1.72 EC4.36
無色透明強酸味周辺弱鉱山廃水臭 サラ感
体感は8℃くらい、腕に刺す痛さあり。

※崩落しそうな構造物から下流に強酸性水群が存在している。
決定的な"これだ"と言う穴跡からの廃水は確認できなかったが
酸性水自体は至る所に存在している。
詳しい資料があればもう少し有利に戦えると思うが、なんせ資料が少なすぎ。
第二次攻撃は下流の橋から遡上する作戦を展開させようと思うが
御釜周辺の火山レベルが平常になるまで行かないょ。
(いつの日になるやら・・・)

参考ブログ "にこぽん本舗"   記事内容 【蔵王鉱山の坑口跡を探せッ!〜前編〜 及び〜後編〜】
貴重な情報に感謝致します。


 
1535駐車場に戻り、着替えて終了。
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清めの湯
× 第一候補 西蔵王元湯温泉 竜山の湯 (山形市神尾)は完全廃業
やられた、一歩遅かった。

〇 飯田温泉 300円 (山形市飯田)
飯田第二源泉 Na-硫酸塩泉 総計 2,124mg/kg  H20年
 45.4℃ pH6.08 EC3.83
無色透明微塩味微硫黄臭 弱ツル感 湯口近くで泡付あり
地味のぽっんと、山形盆地らしい湯。

移動してエコーライン蔵王寺駐車場で車中泊
誰もいない。静か。

9/18(日)合宿 2日目へ


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