●群馬県万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 9  (松川支沢 白根沢&渋沢編+α)  2
016.10.22〜23

2016.10/22(土)〜23(日)
じろさんと群馬県万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 9をしてきた。

10/21(金) 夜行移動 万座空吹き亭で車中泊
10/22(土) 晴れ 朝一移動

 よし行くぞ。
第一ステージ
松川支沢 白根沢編 (長野県上高井郡高山村奥山田)
数回の天候不良でスライドしやっとこ今回確認調査が出来た。

0750 山田入林道入り口ゲートよりスタート

 笠ヶ岳をバックに記撮

0935 金山平着

 入渓  懐かしい風景。

  白根沢との出会い、右俣に突っ込む !!

- 白根沢入口付近ネガコン
(8.8℃ pH3.32 EC0.46)

  一瞬ここで終わったかと思ったが左岸から巻けば楽勝。

- 滝上付近ネガコン
(9.4℃ pH2.64 EC0.46)

  滝を交わして休憩。

1. 砂利場染み出し 弱い硫黄
  10.1℃ pH3.89 EC0.38
無色透明ほぼ無味無臭

2. ミニSバンド
(1) 小溜まり 硫黄
  10.7℃ pH2.64 EC0.51
無色透明僅かに渋玉子味弱硫化水素臭

(2) 石ころ下染み出し 硫黄
 11.6℃ pH2.66 EC0.67
無色透明僅かに渋玉子味弱硫化水素臭

やれるか ?! 何かちょろちょろありそうな予感。

- 沢中部ネガコン
(9.9℃ pH2.65 EC0.22)

キタキタ〜
3. ラッキーゾーン
白根沢温泉(仮) No.1
(1) 右岸斜面湧出 硫黄
  38.4℃ pH2.02 EC1.81
無色透明酸味硫化水素臭
万座温泉型の泉質

 
じろさん風呂作り中・・・

白根沢温泉(仮) No.2
(2) 岩盤湧出 硫黄 通称 : 幸せの皿 
     42.1℃ pH2.21 EC2.02
無色透明酸味硫化水素臭       間違いなく白根沢のボスキャラ。湧出量もしっかり
 
    実に素晴らしい。源直、尻下自噴だ。
これがあるから風呂屋はやめられない。 なんてドラマチックなの。 ノー加工で浸かる。 調子に乗って2枚上げる。

  両脇にキャラを配置して記撮
全景はこんな感じ。 ちょろちょろどころでなかった。  どんでもなく大物が鎮座していた。

(3) 近く、岩間染み出し 酸性水
 9.5℃ pH2.34 EC0.65
無色透明酸味無臭

4. 笹中染み出し 酸性水
  10.0℃ pH2.20 EC0.83
無色透明酸味無臭

5. 苔団地付染み出し 酸性水
  9.5℃ pH2.20 EC0.86
無色透明酸味無臭

6. 苔団地付染み出し 酸性水
 12.5℃ pH2.21 EC0.87
無色透明酸味無臭

 上流部の様子
酸性水の沢の特徴、沢床が苔で覆われている。

- 沢最上部ネガコン
  (9.5℃ pH2.47 EC0.37)
ここで終了。

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戻りながら
7. 岩の割れ目 酸性水
 16.3℃ pH2.47 EC0.12
無色透明酸味無臭、弱い硫黄の析出付 割としっかりしている。いつもじろさんの眼力には助かっています。

8. 笹の奥ポケット 酸性水
  8.2℃ pH2.33 EC0.43
天然モノの穴かぁ?                          まさか高山鉱山の鉱区の跡 ?

- 沢横染み出し 酸性水→NG
9.1℃ pH2.79 EC0.44
↓↑
(9.7℃ pH2.68 EC0.45)
じろさんが始めに拾った物件、ネガコンとの差なし
湧出位置不明確で自分はパスした。

  ノーカウントとなりしょんぼり、、、黄昏じろさん。

  滝の上の様子
上流から下流方向              下流から上流方向  ビューティフル白根沢

  滝屋じゃないけど、滝をバックに記撮。

 手前のミニ滝は直降りで処理。

- 松川合流点に戻りネガコン
10.6℃ pH- EC1.26 pH測定ミスデータなし
鉱山廃水臭を伴う強酸味だ。
白根沢の調査終了。

 しっかりホールドして
あと少し
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9. 新金山平温泉 砂地染み出し 硫黄
  34.1℃ pH4.07 EC2.27
無色透明弱玉子味硫化水素臭
七味と万座温泉のミックス型の泉質
前回訪問時には無かった湧出物件。よし、確保。取りこぼさなくて良かった。

 沢歩きも終了。
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帰り道 林道脇 名無しの沢の濁り水を追う
下部ネガコン
(9.8℃ pH4.56 EC0.13)
上部ネガコン
(10.0℃ pH4.36 EC0.12)

10. 沢床白色沈着水 Ca水?
  10.2℃ pH4.47 EC0.12
無色透明無味無臭
明確な口は判らんかったが確保。ターゲットまでショートアクセスで良かった。
この辺りで周辺薄暗くなる。ライト点灯で林道をとほとほ

これで松川卒業だ〜と思ったけど・・・

1740 ゲート着、終了。
長い長い計10時間 往復の林道歩きがマジしんどい。あっ〜疲れた。

活動ログ 10/22と10/23分

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清めの湯
〇 七味温泉 山王荘 500円 再訪 ( 長野県上高井郡高山村牧七味温泉)
源泉 新七味温泉(新七味温泉混合源泉) 
含S-Ca・Na-硫酸塩・塩化物泉 総計1857.2mg/kg   H19年
HS(-) 23.8mg  遊離メタホウ酸 55.2mg  溶ガスH2S 24.1mg
 露天  51.3℃ pH6.69 EC1.86

 入口の垂れ流し 60.0℃以上 pH7.05 EC1.89
無色透明弱苦渋味硫化水素臭 弱ツルヌル感→浴槽で薄いウグイス色濁り
参考までに
墨の湯 44.6℃ pH7.20 EC0.07 (無色透明無味無臭)

活動後の一湯は最高に気持ちいい、リフレッシュできる。
タイムアップギリギリ、オヤジの配慮に感謝感謝。

万座空吹き亭で車中泊
宿泊費100円
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10/23(日) 曇り
第二ステージ 渋沢編 (長野県上高井郡高山村奥山)
ガスり強風の中、万座峠から林道を下る。
0800 活動開始

 

  荒々しい風景が広がる。
まるで要塞だな。                      通称 : タイタニック現場

11. 砂防ダム群下 酸性水
  6.8℃ pH2.59 EC1.71
無色透明強酸味無臭
渋沢の元その1 地図で水線あり、この異様感は日本の奇怪遺産だな。

12. 名無し沢 源頭部湧出 硫黄
 (1) 11.3℃ pH2.13 EC1.68

 (2) 11.3℃ pH2.01 EC1.87
どちらも無色透明酸味硫化水素臭 ツル感あり
万座温泉型の泉質、冷鉱泉ながら素晴らしい素性の湯だ。
こんな野良がまだまだあるんだな。恐るべし。
渋沢の元その2 地図に水線なし +その1と合わさって渋沢となる。

渋沢鉱泉(仮) 
  溜まりでヤル。

<名無し沢 酸性水群>
13. 岩の下穴 
 11.5℃ pH2.02 EC1.73
ほぼ無色透明酸味無臭+湧出口には硫黄の湯華付
周辺は鉱山廃水臭が漂う。

沢水ネガコン
(11.1℃ pH2.07 EC1.65)
沢全体が酸っぱいのだ。

14. 苔岩下染み出し 
 11.0℃ pH2.05 EC1.34
無色透明強酸味無臭

15. ミニ苔団地染み出し
 12.5℃ pH2.13 EC1.18
無色透明強酸味無臭

16. 左岸岩下染み出し
 12.4℃ pH1.98 EC1.60
無色透明強酸味無臭

17. ミニ苔団地U 染み出し
 13.3℃ pH2.04 EC1.34
無色透明強酸味無臭

18. 苔岩+硫黄分付染み出し
 15.6℃ pH2.24 EC0.91
無色透明強酸味弱硫化水素臭

19. 笹+苔岩染み出し 
  16.1℃ pH2.25 EC0.92
無色透明強酸味弱硫化水素臭
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20. 左俣上部 酸性水
  9.3℃ pH2.28 EC0.92
無色透明酸味無臭
ほとんど枯れている。ちょろちょろ染み出し水を確保。

 ちょいとブレイク
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21. 右俣上部もと 源頭部
  9.8℃ pH2.07 EC1.34
無色透明強酸味無臭
硫黄泉の横の湧出、これも確保だ。

※渋沢は上部からチャチャとやって終わろうと思ったが
結構奥深く、面白そうだから来年再度上部から入り松川まで流す作戦を展開する事になった。
これで松川卒業とは行かなくなった。

  満足満足。
1125 一旦終了。
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清めの湯
〇 薬師温泉 かやぶきの郷旅籠 入郷料込1000円(←少しまけしてもらった) (群馬県吾妻郡東吾妻町本町)
源泉 薬師の湯 自然湧出 17.3L/分 総計 3.36g/kg
Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 メタけい酸 121mg  メタほう酸 90.8mg
  42.6℃ pH6.30 EC4.66
無色透明弱塩味温泉鉄(7:3)臭 →浴槽で極僅かに濁り
何じゃ入郷料って !!  温泉利用は内湯×1 露天×1のみ←男湯のデータ 足湯はバッタなので記撮はナシ。
源泉がライブカメラでモニター越しに見れる。生で見せろ!ちゅうの。
なにやら人気の施設だ。派手に観光客がいるではないか。けど風呂は案外空いていた。
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+αの調査
× O/F ?捨て湯コンタミ水?
  16.9℃ pH6.71 EC1.12 
無色透明無味弱リンス石膏(9:1)臭
↓↑
川水ネガコン
(12.1℃ pH6.99 EC0.05)
数々の風呂人が弾き返された難攻不落の施設。
正攻法がダメなら背後を突く。理に適った作戦を取った。
斜面を適当に下って広大な敷地内をちょっと歩き、まずは沢までアクセス。
沢にからO/F狙いでジャブジャブ。砂防ダムを一つ交わしたらブツがあった。
上からのぶな投げパイプから滝の様に落ちている液体。よし勝ったと思った。イメージはもう打たせ湯の像が出来ていた。
いざ現物を確認すると落ちている液体がよろしくなかった。
リンス液の様な柔らかい香りを伴う浴室廃水臭。ネガコンのECとの差もあるし、間違いないのだが・・・
狙いはいい、ブツは間違いなく温泉水だ。
納得が行く決め方が出来なかったから落胆は大きく一気に緊張の糸が切れ体調不良に。。。

次回浴室未利用状態の時に打たせ湯をして決着と心に決めた。
じろさん〜チャンスがあればもう一度チャレンジしたいです。

では、浴びて下さい。

                                2016.11.13 アップデート
                                2016.11.14 一部修正、追記     


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