Season8 千葉の沢の鉱泉調査(4) 2017.03.25

2017.03.25(土)
じろさんと千葉の沢の鉱泉調査 シーズン8(4)を実施してきた。

3/25(土) 晴れ
亀山湖のアジトに集合
0730 活動開始
ルーチンワークでターゲットまで移動

× 初動ミスは大きいわ。メモ メータの数値は70。
じろさん号を近くの空き地に止め現場へ

【金山ダム西側 名無し沢編】
レガシィで鴨川道路を戻り目星の降下地点へ。
0830 沢へ降下開始。

0840 入渓、まず右股上流部を確認。
その前に右股のミニ支流を流す。

0850
1. コンクリ面デカ口パイプダブル出し
  13.3℃ pH8.10 EC0.87
ほぼ無色透明硬水感無臭
よく判らん怪しい液体。ネガコンとの差しっかりで確保 !
↓↑
- ネガコン
(5.6℃ pH8.51 EC0.26)

  ミニ支流エンド

0920 右股本流 IN


- ネガコン 右股 支流END (1)
(6.0℃ pH8.15 EC0.21)
ちょろっと入る。パス

- ネガコン 右股最深部 (0950)
(6.3℃ pH7.96 EC0.21)

- ネガコン ミニ支流END (2)
(5.9℃ pH7.86 EC0.13)
ちょっと入る。パス

  ズッドンと滑り剥がれているところを通過中。
雰囲気はいいんだけどなぁ。

2時間程歩き、ヤバい1本で終わりかぁ・・・と考え始めたところで。

1135ヒット !
2. 泥場染み出し 塩水
  12.1℃  pH7.44  EC13.01→EC19.75
無色透明塩味無臭 6〜8g相当 ←※塩分の総計は感覚。以下同様。
不自然な湿り気に計をぶっ挿すとECが大きく振れた。えっっ??
イノシシのションベン疑惑を持ちつつ恐る恐る舐めると
何と、しっかりとした塩味ではないか !!
穿りるとじわり〜湧いている。どうやらイノシシのションベンではない。
溜まりを作り確保した。まぁ、たまに出会う非特異的な塩水系かなと思ったが、、、

   この泥水を見て感激するんだから
一応、この手の染み出しは警戒態勢を取ることにした。

3. 左岸割れ目塩岬 塩水
  10.6℃ pH8.39 EC5.28  
無色透明透明弱塩味無臭  3〜5g相当
おいおぃ、また塩だわ。

4. 川床割れ目 硫黄
 9.4℃ pH8.13 EC2.61 
無色透明ほぼ無味微硫黄臭
弱い硫黄汁。気持ちECが高いのは味覚では感じれない塩の成分でしょう。

5. 川床割れ目 塩水 
 8.0℃ pH8.57 EC3.39 
無色透明弱塩味無臭 2〜4g相当
↓↑
- ネガコン 右股下流部
(7.1℃ pH9.18 EC0.69)
念の為電極が壊れたのかと思いネガコンを取り確認。大丈夫、塩味は味覚とも整合している。面白くなってきたぜィ。

♦番外 水中硫黄泉に浸かる沢蟹
 考えている事は一緒なんだな。

6. 岩盤染み出し 鉄汁
  8.1℃ pH8.22 EC0.78
無色透明微鉄味無臭
近場でしょぼいのがもう1ヶ所アピールしている。
じろさんの大好きな鉄汁だが、おらは"今日お前はもういいょと" 鉄汁を邪険に扱う。 苦しい時に鉄汁なのに・・・

7. 砂利場染み出し 塩水
  12.3℃ pH7.80 EC20.00以上 
無色透明強塩味無臭 12〜15g相当
おっと ! ここでECが振り切れた。 ビジュアルは悪いが確実に強食塩泉だ。鉄味は殆ど感じない。

8. 落ち葉+砂利場塩溜まり 塩水
  13.5℃ pH7.94 EC20.00以上
無色透明強塩味無臭 12〜15g相当
しょぱいしょっぱい。                   なんじゃこの沢は!? 濃度的にもボスキャラかな。

9. 岩盤割れ目染み出し 塩水  
  12.9℃ pH8.30 EC20.00以上
無色透明強塩味無臭 10〜12g相当

10. 倒木下染み出し 塩水 
 10.1℃ pH8.19 EC20.00以上
無色透明強塩味無臭 8〜10g相当
溜まりくされ気味。
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1313 右左股の出会い着
左股へ突入
ネガコン 左股入口付近
- (7.8℃ pH8.28 EC1.30)
ネガコンのECも高め傾向、期待できる。

11. 斜面微量染み出し 塩水
  8.2℃ pH8.33 EC20.00以上  
無色透明強塩味無臭 10〜12g相当
周辺数ヶ所の染み出しあり

- ネガコン
(6.9℃ pH8.49 EC2.16)
ネガコンのくせにEC値Max
侮れない沢だ。

  最近調査に入ったと思われる植物屋さんのポイント。

 こちらはバッタ風呂屋さん

12. 岩肌染み出し 塩水
 9.0℃ pH7.75 EC20.00以上 
無色透明強塩味無臭 10〜12g相当

13. 岩肌染み出し微量 塩水
 10.7℃ pH7.54 EC16.07
無色透明強塩味無臭 10g前後相当

14. ミニ腰掛岩染み出し 塩水
 8.8℃ pH7.63 EC20.00以上
無色透明強塩味無臭 10〜12g相当

15. ベンチ岩染み出し 塩水
 8.2℃ pH7.66 EC20.00以上 
無色透明強塩味無臭  10〜12g相当
近くにショボイ湧出あり
↓↑
- ネガコン
(6.0℃ pH9.10 EC1.37)

16. 岩肌割れ目染み出し 塩水
  7.6℃ pH6.53 EC20.00以上
無色透明強塩味無臭 10〜15g相当
ビジュアルポスキャラ、でも流れはショボイ。溜まりを頂く。

17. 黒岩肌微量染み出し 塩水
 8.9℃ pH8.07 EC20.00以上
無色透明強塩味無臭  10〜15g相当

18. 泥場染み出し 塩水
  10.7℃ pH8.11 EC9.26
無色透明塩味無臭 3〜5g相当
イノシシや鹿も貴重なミネラル分を補給場にしていそうな雰囲気、荒れ感。

- ネガコン 左股最深部 1540
 ECも下がり、終了とする。引きの銅鑼。
(7.1℃ pH8.36 EC0.35)

19 淵斜面染み出し仕掛け回収 
 9.8℃ pH7.39 EC20.00以上
無色透明強塩味透明 10〜15g相当
行きに仕掛けた回収セット、満タンになっていた。少し感動した。
ブツは折半しました。じろさんありがとうございます。
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1654 右左股の合流点に戻る。
じろさん号を目指し本流を下る。

20. 苔壁面微量染み出し 硫黄
 11.3℃ pH8.40 EC1.81
無色透明無味微硫黄臭
単独お化け

21. 岩盤割れ目染み出し 塩水+弱硫黄
 9.3℃ pH7.75 EC15.04
無色透明塩味微硫黄臭 8〜10g相当
びろびろ広がり

22. 壁面割れ目微量染み出し 硫黄
  7.6℃ pH8.88 EC1.43
無色透明ほぼ無味微硫黄臭      流れナシ、近くのお化け
溜まり水から抜き  
↓↑
- ネガコン
(8.1℃ pH9.11 EC1.43) まあいいゃOKOK。

23. テーブル岩割れ目染み出し 硫黄
  10.1℃ pH8.69 EC2.47
無色透明ほぼ無味微硫黄臭

24. 苔岩肌割れ目染み出し 硫黄
 10.8℃ pH9.07 EC1.41
無色透明ほぼ無味微硫黄臭
近所にお化けミニ団地あり

25. 水中溜まり 硫黄
 8.9℃ pH8.54 EC1.03
無色透明ほぼ無味微硫黄臭
派手にコンタミしているが勢いで汲み。

1810 じろさん号置き場着
1820 スタート地点着、レガシィを回収。着替えて終了。


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何なんだこの沢インパクト強 !!
千葉の沢史上初の塩バンド、やるじゃないか。面白い。
湧出量の少なさ。染み出しばかりなのは残念なところだが、これで周辺の沢を感覚では切れなくなってしまった。
片っ端から地上部隊を投入し始末して行きましょう。

明日は朝からの雨模様
軍議の結果、明日(3/26)の活動は中止。夜飯を食って帰路に着く。

これでシーズン8の千葉は全て終了。
来シーズンに続く。告知コーナーとして泊系ではプチホテルコスモは確実に泊して浸かりましょう。
+千倉海底温泉 or じさろんの好きな鏡ヶ浦温泉rokuza 泊覚悟、出来ています。

余談だが日曜日は終始雨。結果オーライ。いい判断が出来た。
夕方くらいから風邪気味になり、これも結果助かった。
本格的なシーズン前のウォーミングアップ的な千葉の調査であったが
シーズン8全体的には幸運に恵まれていたと思う。この運を引き込んだままこれからの調査もいい流れに乗って行きたい。
我らが森田県知事、3期目の当選おめでとう御座います。アクアの堅いパイプ確保。
千葉のバッタいんちき観光大使、頑張ります。

では、浴びて下さい。

                               2017.05.13 アップデート


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