●長野市周辺の取りこぼしフォローアップ調査    2017.04.23

道の駅中条で車中泊
2日目は居残り組のじろさんと行動。
    9枚目

4/23 (日) 晴れ
第1Stage
<湯の沢温泉旅館の対岸の沢の温泉マークを追う>

登り口を見てパスを想定していので割と軽装備でアタック。

イントロで何となく登れちゃたからトンでも斜面とのデスマッチが始まる。


- ネガコン下部
(7.7℃ pH8.95 EC0.48) 念の為ネガコンは押さえておく。

温泉マーク付近で硫黄臭を感じる。よしよし。

そこには中継升があった。ホースは地中を潜っていたので根元まで追う。どうせなら元で浴びたいし、、、

しかし行けども行けども源泉らしきモノは見当たらない。逆に硫黄臭は感じなくなる。
最上部に水資源を確保する小屋を確認した。


- ネガコン最上部
 (10.0℃ pH8.10 EC0.56)

うーん、痕跡すら無い。引き返す。
 おっさん二人もうバテバテ。

  斜面には怪しい残置物がごろごろ あるんだが

〇 下生坂区鉱泉(仮)No.1 自然湧出染み出し 硫黄 (東筑摩郡生坂村)
  11.6℃ pH8.08 EC0.78
無色透明無味微硫黄臭
はぐれスライム状硫黄汁。いかん行きは完全にロストしていた。

 手前に硫黄汁と沢の雰囲気。 二度と来ない。

〇 下生坂区鉱泉(仮)No.2 中継升 硫黄 (同地区)
  11.6℃ pH8.11 EC0.79

 頂き !
無色透明無味弱硫黄臭 ツルツル感   スペックはNo.1とほぼ同等だが扱いは分ける。
取りあえず確保出来て良かった。とんでも斜面の登り降りマジ疲れた。
おっさん、ビジュアルを気にして最近、縄跳び、腹筋をしています(汗)

 下の電線のラインくらいまで詰めた。
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第2Stage 
<消えた滝ノ沢温泉の源泉(温泉マーク)を追う>
 昨年沢筋を1本間違えたところ、リベンジだ。

〇 上生坂区鉱泉(仮)No.1 砂防ダム口 鉄汁 (東筑摩郡生坂村)
  7.2℃ pH8.65 EC0.54
無色透明微鉄味微鉄臭
元を確認。確保。ピュアな鉄汁、ビューティフル。

〇 上生坂区鉱泉(仮)No.2 鉄骨砂防ダム ミニ硫黄湧出群 (同地区)
  8.7℃ pH7.59 EC0.75
無色透明無味微硫化水素臭
これが温泉マーク付近。本命でしょう。 なんとなくパッとしない。

〇 上生坂区鉱泉(仮)No.3 鉄骨砂防ダム右岸湧出染み出し 鉄汁 (同地区)
  8.6℃ pH8.09 EC0.64
無色透明微鉄味微鉄臭
イジケしょぼしょぼ。

〇 上生坂区鉱泉(仮)No.4 水中硫黄 (同地区)
  10.3℃ pH7.81 EC1.03
無色透明無味微硫化水素臭
ギャング的抜き、ECの差があるからOKとしょう。
↓↑
ネガコン
(9.9℃ pH8.24 EC0.61)め4

 とんでも斜面との格闘

〇 上生坂区鉱泉(仮)No.5 岩肌染み出し くされ鉄 (同地区)
  10.1℃ pH7.91 EC0.84
無色透明微鉄味無臭

〇 上生坂区鉱泉(仮)No.6 岩下染み出し 超ミニリムストーン状析出 鉄 (同地区)
 
下の流れ 9.8℃ pH8.07 EC0.55 (黒いホースは関係なし)
湧出口   9.1℃ pH7.85 EC0.51 (ミニ千枚田)
無色透明微鉄味微鉄臭         No.5と6合わせて1本とした。

× 上生坂区鉱泉(仮)No.7 二段滝の中央に鉄汁の湧出を確認。(同地区)
  拡大
硫黄だったら確保を考えたが鉄だったのでパスった。 鉄さんゴメンナサイ。
再訪はないと思う。幻のNo.7 データもN/A

 最上部で記撮
"ここへ行かなかったのですか? ! 全く信じられません"とのバシバシ鞭を打つようなご指摘を待っています。
シェイクハンド、一緒に冒険の湯を浴びましょう。

 慎重に下って終了。
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*スピンオフ*
<砂防ダムの赤茶色に反応して流れを追う>


〇 新山清路橋鉱泉(仮)砂防ダム口 ハチの巣状ぽい塊 鉄 (東筑摩郡生坂村)
  7.9℃ pH7.74 EC0.22
無色透明微鉄味微鉄臭

 昔を思い出し鉄汁に向かって一人壁どん
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与力を絞り時間の限り貪欲に取りこぼしを確保して行く。

上田さんから頂いた情報を元に確認。
〇 下塩生乙鉱泉No.(1)  コンクリートバス    (長野市塩生乙)
  16.1℃ pH6.48 EC2.00
無色透明無味弱硫黄臭+ミキシングで強烈ドブ臭 サラツル感
ちょろちょろですがまだ出ていましたよ。 ナイスナイス。

〇 下塩生乙鉱泉No.(3) 塩ビパイプ (同地区)
  14.5℃ pH7.66 EC1.76
無色透明微硬水味微機械油臭
こっちも

〇 下塩生乙鉱泉No.(2) 塩ビパイプ (同地区)
  15.7℃ pH7.93 EC1.87
無色透明無味微硫黄臭
こっちも 
No.2と3を押さえたじろさんの動きは完璧なスナイパー、お見事。撃ち抜かれました。

〇 塩生乙鉱泉 ポリバス (同地区)
  16.7℃ pH6.75 EC1.85
無色透明無味弱硫黄臭 ツルツル感
念願の塩生乙鉱泉 ポリバスゲットだぜぃ。濃いする絶景おふろたびですよ。
めったに道路横では悪い事しませんがパリバスがあればブッチです。
上田さんの貴重な情報に感謝致します。

× 上塩生乙鉱泉 温泉スタンド (同地区)
 漏れナシ、パス
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〇 手塚八幡神社鉱泉(仮)  (上田市手塚)
  12.3℃ pH8.13 EC0.11
無色透明重い硬水味キシ感無臭 
→浴槽で弱い青灰色濁り。
 渋い一湯だ。

〇 小鍋立の湯 (上田市)
  10.4℃ pH7.34 EC0.34
弱い灰色濁り無味微硫黄臭
浴槽下からじわーり湧いているみたい。軽い発砲あり。こりゃもっと渋い。この手の小口拾いは自分好み。
ストリートで見ると以前は荒れ荒れの草ぼーボーだったみたい。よく整備ました。
 

 締めの記撮

 調査終了。

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仕上げの湯
〇 平尾温泉 みはらしの湯  JAF割で700円  (佐久市下平尾)
含鉄-Na-塩化物泉  総計 2.977g/kg   元を市水で×10希釈。測定数値化  エオネ掘りエオネ調 H28年
掛け戻すと29.77g/kgの強食塩泉となる。スゲーな。
    39.2℃ pH7.94 EC9.96→(99.6 ?)
無色透明塩味鉱物臭>塩素臭(6:4) ツルツル感
思ったより重曹分が効いている。温泉利用の浴槽は1ヶ所と特化しているだけあって
使い方、浴感は悪くない。分析表をwebからPDFで閲覧できる所も良い。こうなると生源に触れてみたいところだ。



では、浴びましょう。

                               2017.05.13 アップデート


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