●栃木県奥鬼怒 湯沢調査 取りこぼしのフォロー+α  2017.06.24〜25 (3回目)

6/24〜25、じろさんと
栃木県奥鬼怒 湯沢調査 取りこぼしのフォロー+αをやってきた。20年振り
自身の切れ味、感性、装備品、勘など、あれからどれだけ進化したか成長度合いも確認する。

夜行移動
日光道下り線 日光口PAで車中泊
6/24(土)晴れ
PAから現場に向けて移動

<<栃木県奥鬼怒 湯沢再調査>>
0830 ゲート入口よりスタート

   装備品は格段上がっている。
こんなに歩いたっけ? !  まずは中央部に見える巨大な砂防ダムを目指す。

 降下前に一休み。
この段階で進化どころではない、早くも退化が確認できた。

因みに20年前の像

ロウソク岩ルートで降下

(後から林道を車で来たネイチャークラブは砂防ダムルートで降下していた)

ロウソク沢(仮)

ネガコン (10.9℃ pH9.30 EC0.07)

0930 砂防ダムを交わした砂地地帯より入渓
 思い切って行こう !!

 親切な看板が所々にあった。

1030 広河原着
 立派な湯船があった。
先を急ぐので入浴は一旦お預け。

1. 上広河原 自然湧出 硫黄
  28.2℃ pH7.12 EC0.91
無色透明無味微硫黄臭
河原石ころ下よりしっかり湧出。 きょろきょろすれば別モノがあるじゃない。

2. 岩盤割れ目染み出し 硫黄
  50.5℃ pH6.26 EC2.12
無色透明微玉子味微硫黄臭

 挑発的オーラ放ちまくりの滝の湯
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本流より逸れて斜面をがんがん登る。


<滝の湯斜面自然湧出群>
3. 斜面中央部付近びろびろ(1) 硫黄
  41.3℃ pH6.64 EC1.24
無色透明微玉子味微焦げ系硫黄臭

4. 左股最上部 硫黄
  45.4℃ pH6.44 EC1.27
無色透明微玉子味微焦げ系硫黄臭

 右股を詰める。

5. 右股最上部 硫黄
・滝下 
  34.5℃ pH7.31 EC1.01
沢水が混じり若干温度が低くなっている。

・湧出口
 41.1℃ pH6.44 EC1.14
無色透明微玉子味微硫黄臭
ドバドバしっかり嬉しい一湯。斜面のボスキャラ。ゲット。

  最上部付近で記撮
ここまで上げた。ところにあるから面白い。

戻りながら
6. 斜面広い範囲の染み出し 硫黄
  38.4℃ pH6.49 EC1.16
無色透明無味微硫黄臭

後から気が付いた↓
7. 斜面びろびろ(2) 硫黄
 41.9℃ pH6.74 EC1.25
無色透明微玉子味微焦げ硫黄臭
確保。
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少し下って
別の流れ 通称 : 屍(しかばね)ライン
8. 流れ上部  アル単系
 29.9℃ pH7.58 EC0.83
ほぼ無色透明無味無臭 黒い苔付

9. 中部 アル単系
 28.5℃ pH7.58 EC0.85
ほぼ無色透明無味無臭 黒い苔付

 
弾切れ浴び中
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滝の上テーブル
10. 試掘井 自噴 硫黄
 44.6℃ pH6.59 EC1.33
無色透明微甘味微硫黄臭
素性の良い素直な硫黄泉  前回全く気が付かなかった。
ポリバスを置きたくなる。

11. 大石下染み出し アル単+Fe
  34.0℃ pH7.31 EC0.99
無色透明硬水味無臭
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 この沢も少し詰めておけば良かった。反省。

12. 別の沢入口付近 染み出し アル単系
  28.1℃ pH7.15 EC0.68
無色透明無味微硫黄臭
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本流に戻り遡上


13. 岩の割れ目 硫黄
  42.7℃ pH6.67 EC1.93
無色透明微玉子甘味弱焦げ硫黄臭 誰かがチャレンジしたミニ湯船あり

14. 岩間石ころ下染み出し 硫黄
 40.4℃ pH6.87 EC1.16
無色透明微玉子甘味弱焦げ硫黄臭

・岩壁の湯 以前確保済の為、測定のみ。
自然な口 
  60.0℃以上 pH6.45 EC2.45
昔より湧出量が増えている。

掘削井口 
 60.0℃以上 pH6.21 EC2.48
よい香りを放つ硫黄泉
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15. 右岸岩間湧出(1) 硫黄
 60.0℃以上 pH6.37 EC2.17
無色透明微玉子味焦げ硫黄臭
かなり熱いのが出ている。沢床からも出ている。

16. 右岸川床湧出(2) 硫黄
  54.1℃ pH6.06 EC1.53
無色透明微玉子味焦げ硫黄臭    パワーのある硫黄泉が出ている。

17. 右岸岩間染み出しはぐれ(3) 硫黄
  33.7℃ pH6.95 EC0.69
無色透明微玉子味微硫黄臭 力弱し

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先客のガイドさんが張ったツアー客用のロープがあったからちゃっかり使わせてもらった。
大回りすることなく回廊を前進した。像は上流から下流方向に撮影。


 回廊を抜けると神秘の世界が待っている。
一旦噴泉塔近くをベースキャンプとして荷物を置き身軽にして
自分達の流儀で小口を食いまくる。

<噴泉塔回廊染み出し群>
18. 右岸岩盤染み出し 硫黄
 53.5℃ pH6.52 EC2.17
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

19. 石ころ染み出し 硫黄
 52.7℃ pH6.57 EC2.24
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

20. 岩間染み出し 硫黄
  55.9℃ pH6.71 EC2.25
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

21. 岩下ポケット染み出し 硫黄
 54.6℃ pH6.47 EC2.18
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

22. 岩下染み出し 硫黄
 44.4℃ pH7.03 EC1.63
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

23. 岩盤ミニテーブル染み出し 硫黄
  60.0℃以上 pH6.27 EC2.38
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

24. 岩盤テーブル染み出し 硫黄
  58.6℃ pH6.98 EC2.38
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭

25. 岩盤割れ目染み出し 硫黄
 60.0℃以上 pH6.21 EC2.63
無色透明弱玉子味弱焦げ硫黄臭
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左岸の
26. 崖の上の染み出し 硫黄
  49.5℃ pH6.38 EC4.20
無色透明弱苦渋味硫化水素臭
すげー野性的なやつ

27. 岩盤くり抜き(とどろきの湯?) 硫黄
  46.7℃ pH6.55 EC4.00
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
昔もあったんだろうけど、記憶にない。

 溜まりあったし浸かった。楽しいくり抜き。

 じろーっと観察中

28. 斜面びろびろ下の湧出 硫黄
  60.0℃以上 pH6.24 EC4.88
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
よく見ているナイスじろさん。

29. 斜面びろびろ広域染み出し 硫黄
 48.6℃ pH6.27 EC4.11
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
この溜まりで浸かり済 エネルギーは前より活発。

30. 上部沢水 弱い硫黄冷鉱泉
  19.4℃ pH6.49 EC0.41
無色透明無味微硫黄臭         勢いで確保。 クールダウン。
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湯沢噴泉塔
 立派に成長を続けているようで。

31. 噴泉塔裏壁面染み出し 硫黄
 56.1℃ pH6.24 EC3.76
無色透明弱渋味焦げ硫黄臭
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32. 析出物モンスター 硫黄
  60.0℃以上 pH7.47 EC3.93
無色透明玉子味硫黄臭

噴泉塔に着いたらお約束のツボに浸かる。

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33. 噴泉塔裏染み出し 硫黄
 60.0℃以上 pH6.57 EC3.88
無色透明弱渋味焦げ硫黄臭
周辺は野良ながら心地良い硫化水素臭が漂う。

※ 噴泉塔より先、確実に硫黄汁の染み出しをこの目で確認をした。
 
今回の目的は達成出来たが、いつかこの先は詰めたいと思う。
心地よい心残りを作りつつ記撮して、  いつか、行きましょう。その奥へ じろさん。
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ツアー用ロープも無くなり帰りは迂回林道で帰路に着く。

帰り道、取りこぼし分を確保
 全体像
お化け気味ではあるが、片っ端から食う。

34. 右岸壁面染み出し(1) 硫黄
  30.6℃ pH6.98 EC1.89
無色透明無味微硫黄臭

35. 右岸壁面染み出し(2) 硫黄
 36.3℃ pH6.87 EC1.87
無色透明無味微硫黄臭
こんなの忘れちゃうのねん。不覚だ。

 黄昏じろさん。

 正面から滝の湯斜面

1605 広河原着
待っていました入浴タイム
○ 広河原温泉 再訪 硫黄
脇の漏れ 44.1℃ pH6.88 EC1.60
湧出口    50.7℃ pH6.42 EC1.75
    じろさん得意の現場合わせ工事を施し

 適温になり浸かる。
無色透明微玉子味弱硫黄臭
ラスト一湯はじわ〜と疲れに効くぜ。 リセットして駐車場まで気合いで戻る。

- ネガコン沢(1)
 (13.5℃ pH8.30 EC0.03)

- ネガコン沢(2)
 (10.9℃ pH7.79 EC0.02)

※ 行きに支沢で温度を確認したらネガコン沢に比べて
水温が高い沢があった。ここを詰めるのを忘れてしまった。
時間切れも近かったから次回、支沢も1沢1殺で調査ですよ。

 ローソク岩まで来た。
比べちゃいけませんよ。

 林道まであと少し

 不気味なヤツ


1820 駐車場着
着替えて終了。 20年振りの湯沢、楽しかったな。

2017.06.24 湯沢調査トラックログ

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清めの湯
○ 黒部温泉 四季の湯 500円 (日光市黒部)
源泉名 四季の湯
アル単  OH(-) 1.1mg  総計0.164g/kg
 46.0℃ pH8.84 EC0.22
無色透明微甘玉子味微硫黄臭
開いていて良かったの一湯で清める。
ここいらは1900で店は終了状態。

日光道下り線 日光口PAで車中泊
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6/25 雨後曇り後晴れ
2日目は雨で予定を変更し苦手なエリアのフォローアップ
国道122で桐生方面へ移動
 

○ 湯ノ入鉱泉(湧水) (群馬県みどり市大間々町浅原)
  23.6℃ pH7.05 EC0.10
無色透明無味無臭 (捻り初動で微かに硫黄臭)
風情は好き、しかし・・・うーん、微妙。歴史や先輩方に習ってカウントなんでしょう。

○ 36 大茂地区林道横壁面染み出し鉄汁 (桐生市梅田町大茂)
  16.7℃ pH6.78 EC0.07
無色透明微鉄味微鉄臭
苦しい時の鉄汁、下記を探しうろうろしていたら出会った。から拾った。 目的はこれじゃないんだけどなぁ・・・

× 忍山鉱泉 山光館 (桐生市梅田町大茂)
  浴槽と浴舎跡
遺物はあった。勘を頼りに源泉井探しへ

・左股  旧わさび田? 
    (14.3℃ pH6.24 EC0.09)
ただの湧水 ノーサンプル パス 

    蒸し暑い
6月も月末近く 調査期間ギリギリのせめぎ合いだ。 こんな理由から夏はお休みなんです。

・右股 沢 
 (16.6℃ pH6.04 EC0.11)
ただの湧水 ノーサンプル パス 
共に決定打不足、源泉の痕跡も見つからない。
地上部隊をぶち込んだがさっぱら判らなかった。謎も残るし要再調査。

× 小俣鉱泉 (足利市小俣町)
じろさんの言っている意味が判った。
砕石場、、、少し心残り・・・だが入口を見てパスを決めた。

調査終了。
高速道路が渋滞する前にとっとと帰宅する事に
ここで解散、お疲れ〜

※道の選択での反省点
高速は太田桐生で乗らず50号で横移動を掛け、佐野藤岡で乗る方が距離・高速代と遥かに得だった。大失敗。

では、浴びましょう。

                                        2017.09.12 アップデート


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