那須周辺のフォローアップ調査-5 小物編 +α 2017.11.25〜26

2017年最後の調査活動
11/25〜26はじろさんと予定通りの調査域
那須周辺のフォローアップ調査-5 小物編 +αをやってきた。

11/24(金)夜行移動
道の駅 那須高原友愛の森で車中泊

11/25(土)下界は晴れ ロープウェイから上は強風に舞う小雪
上部のミッションはサスペンド 、たまらん強風と寒さだ。
 
内容を変更してディフェンスラインを下げ風の優しい地域から

〇 東町地区にあるぶん投げスポット 新那須温泉供給(株)のエリア (那須郡那須町湯本)
  54.8℃ pH7.42 EC0.85
無色透明無味弱温泉臭
もったいないくらい捨てている。分析表と合わせたい物件だ、念の為に拾う。

〇 那須高雄温泉 おおるり山荘 足湯 (那須郡那須町湯本)
 34.2℃ pH7.79 EC1.09
再訪なので像の確保とデータ測定のみ
辺りは昔にくらべて大きく変貌していた。

源泉地へ (栃木県那須郡那須町)
1000 林道入り口からスタート、沢沿いを歩かず、まずは楽な林道を詰めてみた。
途中から派手に匂ってくる硫黄臭。
何かある。

あった。
001 管理された集湯升
 23.2℃ pH7.12 EC1.26
無色透明硬水味焦げ系硫化水素臭  岩肌の染み出しを集めている。

背の低い砂防ダムまで詰めて終了点。

沢沿いを下る得意プレーで戻る。


002 管理された集湯升
 21.6℃ pH6.85 EC0.98
無色透明硬水味焦げ系硫化水素臭 ここも岩肌の染み出しを集めている。

003 バルブ付黒パイプ
 20.0℃ pH6.90 EC1.26
無色透明硬水味微硫化水素臭
別の壁からの集湯か?取りあえずバクバク頂くまで。

 

メインの施設周辺で
004 管理源泉大箱 O/Fパイプ
 18.3℃ pH6.24 EC0.94
無色透明無味微硫化水素臭
昔、諦めていた物件の汁をやっと確保できた。 自分にとっては大きな1本。

さらに廻りを良く見渡すと
あるわあるわ、ピラニア化して細かくバクバク。

005 岩染み出し 自然湧出
  7.8℃ pH5.64 EC0.40
無色透明無味微硫黄臭

 人物比

006 石下染み出し 自然湧出
  23.4℃ pH6.77 EC1.05
無色透明無味弱硫化水素臭
割としっかりもの。

007 上部岩の染み出し 自然湧出
  8.3℃ pH7.83 EC0.44
無色透明無味微硫黄臭
オーラ弱い

008 岩下染み出し 自然湧出
  9.5℃ pH6.91 EC0.78
無色透明無味弱硫黄臭
オーラ強い
 ※007と008、じろさんとは逆に拾っている。



1205 駐車場に戻って終了。
自分は現地再訪だったが以前は手前だけだったが
思い切って斬り込むと奥行があり、そこは誠に新鮮な地であった。
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帰り道、うろうろしながら1本確認で道を突っ込む。
009 殺生石の左股にある背の低い砂防ダムの石組染み出し
  10.5℃ pH7.48 EC0.23
無色透明微鉄味無臭
怪しい鉄汁、時期によっては消えそうなオーラ。まあいいゃ。

-  大丸園地駐車場近くの沢水 
 (5.8℃ pH7.65 EC0.14)
パイプ口湧水ネガコン



仕上げの湯
〇 奥那須温泉 那須マウントホテル 650円 (那須郡那須町湯本)
源泉名 稲川1〜4号混合泉
Ca-硫酸塩泉 総計 1.166g/kg  H17年
  内湯 44.6℃ pH7.33  EC1.12

  露天 44.3℃ pH7.87  EC1.16
ほぼ無色透明無味無臭 小さな褐色系湯の華舞い ツル感

 建屋の外観は大分疲れている。



道の駅 那須高原友愛の森で車中泊
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11/26(日) 下界、上部ともに晴れ
移動して
0815 峠の茶屋駐車場に停め活動開始
  降旗マップの取りこぼし物件の確保へ

【1 Stage】
地熱噴気地帯を抜けて明礬沢へ降下
 

 入渓

 いかにも火山性地帯の沢目

地味ながらありました。

010 沢の脇染み出し
  33.9℃ pH6.24 EC0.67
無色透明鉄味微鉄臭


ただの鉄汁かと思いきや温度付き野生の石膏泉か芒硝泉系と思う。
さりげないオンリーワンの一本。 凄いぜ降旗マップ。

011 笹地帯ポケット湧出地帯
 (1)22.1℃ pH6.66 EC0.50 上部

   (2)26.5℃ pH6.06 EC0.72 浴びスポ
無色透明キシキシを感じる味無臭 微ツル感 (周辺で弱い変な薬品臭あり相関しているかは不明)
湯気で気が付く。じわっ〜と温い液体が湧き軽い湿地状態になっている。


高い砂防ダムまで来て終了点。
  上から覗くと怖。
一瞬硫黄の匂いの感あり、なんだろう・・・気のせいって事にしょう。

戻り
 

地熱地帯上部で
012 擁壁染み出し
  60.0℃以上 pH7.03 EC0.07
無色透明無味無臭
地熱地帯で汁気初めて見た。自然な組み合わせで出来た造成か?  とにかく頂き。ラッキーだ。


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【2 Stage】
源泉地帯へ
 

 頼りない細い雪道、帰りが思い遣られる標高差のある下り。

013 源泉パイプ繋ぎ目染み出し
  26.1℃ pH6.94 EC0.84
無色透明無味無臭  一瞬出てきた奇跡のポタポタを拾う。

念の為の確認で上部を詰めるが
  根拠ありの染み出しはナシ

× へばり付く様にある水源? 源泉施設?
1つパイプからのO/F
  8.9℃ pH7.18 EC0.19
雰囲気は良いが根拠弱し、パス。
↓↑
沢水ネガコン
(8.1℃ pH6.66 EC0.21)

014(1) 下部にある源泉井からのおこぼれ
  56.6℃ pH6.41 EC1.26
無色透明無味弱温泉臭 ツル感
ボスキャラ。  しかしこの狭い沢筋によく施設を作るもんだなぁと感心した。

014(2) 同施設 別の鉄パイプ
  15.1℃ pH4.06 EC0.53
無色透明微鉄味無臭 pHが周辺と違うから押さえで確保。 オマケ

  エンドポイントで記撮

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   黄昏じろさん

 

1305 駐車場着 終了。

 2017.11.26 1,2 Stage  トラックログ

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〆の湯
〇 那須湯元温泉 四季の湯宿 松川屋 那須高原ホテル 1500円 (那須郡那須町湯本)
源泉名 鹿の湯・行人の湯混合泉
単純酸性硫黄泉 H(+) 2.5mg  遊離H2S 56.3mg  総計 0.899g/kg  H21年
酸性含S-Ca-硫酸塩・塩化物泉 H(+) 3.2mg  遊離H2S 28.8mg  総計 1.040g/kg  H11年
  48.1℃ pH2.02 EC1.54
無色透明酸味弱硫化水素臭→浴槽で薄い白青色濁り フワツル感

  内湯 N/A
入浴料金にびっくりポン。露天からの眺め料金が上乗せか?
でもやっぱ硫黄泉はいいな。他の日帰り客の入浴時間(20分前後)が短い事に驚く。1500円ですょ。
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鹿の湯 分湯施設を見学
 


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食事して道の駅に戻り解散。
じろさんは白河方面へ
下道を走り矢板インターでインして帰路に付く

では、浴びましょう。

                                        2018.03.07 アップデート
                                        2018.04.01 一部追記


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