● 上田さんと長野、春の鉱泉祭り 2018 +α 2018.05.26〜275/26(土)は上田さん、じろさんの3人で
5/27(日)はじろさんと
毎年恒例になりつつある上田さんと長野、春の鉱泉祭り 2018 +αを実施してきた。
5/26(土) 晴れ
0700 いつもの南長野運動公園駐車場に集合
今回は上田さん号で活動、荷物を上田さん号に積み込む。
0815 活動開始
〇01 坪山鉱泉(1) ポリバス溜めあり
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20.2℃ pH8.40 EC0.13
無色透明ちょい硬水感微温泉臭 微ツル感
源泉は少し上の山から引いていた(いる?) 根元から確保したからいいとしましょう。
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軌道に反応するじろさん。 遺構萌え〜
〇02 北雨中鉱泉又は坪山鉱泉(2) ハロン棒黒パイプ
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12.6℃ pH7.45 EC0.07
無色透明微鉄味微鉄臭
怪しい鉄だが確保した。いやいゃ鉄管に"北雨中"の識別がある。
問題なくカウントかな。
小谷温泉上部にある温泉マークから展開
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施設から延びるホースを追う。
〇03 上小谷温泉 黒パイプ口
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50.0℃ pH7.45 EC4.03
無色透明微塩炭酸味弱温泉臭 鉄系の析出痕あり
〇04 上小谷温泉 別ラインのパイプよりバルブ開放口
50.3℃ pH7.58 EC4.04
無色透明微塩炭酸味弱温泉臭 析出痕ほぼなし
03と04は同じかも知れないが析出痕の発生有無からすると別物とも考えられる。
カウント処理は各自にお任せします。
- 小谷温泉 村営露天風呂 再訪
分析表確保&データ測定のみ ノーサンプル
源泉名 雨飾温泉
Na-炭酸水素塩泉 総計 3882mg/kg H27年
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45.6℃ pH8.26 EC3.88
無色透明微塩炭酸味微温泉臭 小谷温泉て感じな湯。
おこぼれ N/A
〇 小谷温泉 大湯元 山田旅館 飲泉場
小谷温泉 新湯 Na-炭酸水素塩泉 簡易掲示より引用
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32.8℃ pH7.98 EC2.91
無色透明微塩炭酸味微鉄臭
↓↑
ネガコン 横の天然湧水
14.8℃ pH9.20 EC0.15
〇 源泉施設O/Fちょろちょろ
18.8℃ pH7.67 EC14.44
無色透明塩+炭酸味無臭
さりげないぽっんとある源泉井だが、おこぼれ汁はインパクト強。
諦めていたが確保出来て良かった。
〇 清水山鉱泉 水抜き手入れ中斜面より
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24.9℃ pH8.80 EC9.22
無色透明塩味コンクリート臭
工事中だから? みょーにコンクリート臭が強い液体なの?
天然臭ではないと思う。
じろさんは頑張って下から踏破。ご褒美に溜まり水をあげました。
上がった所で歌丸師匠がお待ちかねでしたね。この地区はこの辺で御開きに・・・と言う事でしょう。
〇07 鉱泉(1) 昔からの汲みスポ
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18.6℃ pH7.36 EC7.36
無色透明弱塩炭酸味微鉄臭
祠みたいな所から出ている、やりたくなるくらい良い雰囲気。
もう少し溜まりがあったらなぁ。コンプライアンス重視で浴びはパス。
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〇08 南雨中鉱泉 ハロン棒黒パイプ
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21.8℃ pH8.45 EC0.18
無色透明微鉄味無臭
上田さん、村人が居なく飛び込みの聞き込みありがとうございます。接触まで苦労したがお陰さまで確保する事ができました。
近くの建屋で鉱泉利用していたとは、びっくりでした。
あと何年早く来れば良かったのだろうか。
〇09 左蛇口の湯
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23.0℃ pH8.08 EC1.12
無色透明硬水味無臭
誰もいないのでどちらか判らないから
右を出して測定、左を出して測定したら大きく振れたから
上田さんと速攻左蛇口の水を確保した。
こちらでよろしいのでしょうか?
〇10 塩ノ川鉱泉 鉄汁
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14.8℃ pH8.30 EC0.26
無色透明微鉄味微鉄臭
こちらに来い来いアピールに吸い寄せられて拾う。
ちょー野良野良、これを拾うのは日本で3名程度かと対岸の旧道です。
道の駅美麻を軸に鉱泉探し
本命の聞き込みを行うが符合するブツには接触できない。
聞き込みの際中、スコープ外の旧利用施設の名前が耳に飛び込む
"高地鉱泉"・・・??
↓
1640 情報をインプット
昭和の30〜40年に廃村になった村で利用されていたらしい。
全員が何かに取り付かれたかの様に高地鉱泉探しにベクトルが一気に傾いた。
1720 神社で地元民より有力情報を掴む 林道突破の許可を頂き突撃
1730 車を置いて地上部隊を投入
1800 随分下ってやっとこターゲット入口沢筋へ突入
1805 コンクリート升を確認、おっ、あったと思ったら、なんとパイプは切れており升は空っぽ・・・
マジですか。そう簡単に行かんわな。
沢まで降下して、さてさて? 直感では上流だが・・・焦ると楽な下を攻めたくなる心理も働く。
勝手に個人的に思うんだが、こんな時 "その先に行かなかったんですか?" 攻撃を想定すると
やはり上流から先に突くべきだと思っている。
上と判断。行くぞ。
遡上中、黒や塩ビパイプの残骸がゴロゴロ。
間違ってはいなそう。後は現物が活きているか?
1820 僅かに硫黄の匂いを感じる。源泉は活きていると確信に変わる。
1824 ひっそりと斜面に同化する源泉にコンタクト。
↓
〇11 高地鉱泉 源泉 岩肌自然湧出
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11.4℃ pH8.63 EC1.48
立派なコンクリートアーチに覆われている。
無色透明無味弱硫黄臭 ツルサラ感
溜まりは決して綺麗と言えないばっちい液体だったが、気分は最高な一湯だ。
力を合わせて歴史に埋もれた1湯を呼び覚ます。結末は感動的だった。
これがあるから風呂屋はやめられないのだ。
1936 上田さん号着
1940 林道入口着 高地鉱泉探しミッション終了!
南長野運動公園駐車場に着して本日の調査活動終了、解散。
※上田さん、プランニングから運転、お土産と何から何まで
本当にありがとう御座いました。誠に楽しかったです。次回も頑張りましょう。
解散後じろさんと
清めの湯
〇 松代温泉 加賀井温泉一陽館 400円 再訪 (長野市松代町東条)
源泉名 3号井
含鉄(U)-Na・Ca-塩化物泉 遊離CO2 728.5mg 総計 12970mg/kg H20年
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36.7℃ pH6.32 EC17.26
無色透明塩炭酸味鉄臭→浴槽で黄褐色濁り
本来、何時間も掛けてゆっくり浸かりたい湯である。
清めの湯なのになんも無かったが、浴槽の湯を使い身を整えた。
風呂の日だから遅くまでやっていた。開いていて良かったこの一湯。
上田さん地元ならではのナイスアシスト。感謝。
移動して道の駅ふるさと豊田で車中泊
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5/27(日) 曇り時々晴れ
- 飯山市 硫黄地区 再調査:硫黄モノは何も出ない。 (飯山市)
代わりに苦しい時の鉄汁を拾う
〇12 硫黄地区 砂防ダム口 鉄汁
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14.5℃ pH8.73 EC0.41
無色透明微鉄味無臭
バッタくさい鉄、苦しい時にいつも現れるから増々バッタくさくなる。
この為にわさわざ確保しに行くことは不用だと思います。
二人ともこの砂防ダムをクリアするガッツは無かった。
じろさんの案内で渋い鉱泉を紹介して頂く。
〇13 硫黄汁系の鉱泉
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13.8℃ pH9.90 EC0.61
無色透明無味微温泉臭
地味な割に高アルカリ、溜めて沸かしたらこの鉱泉は化けると思う。
目印の杉の木が倒壊したらしく意外と見つけるのに手こずってしましたが
ジワり湧出を何とか確保ました。わざわざの寄り道ありがとうございました。
ついでに綺麗な絵になる妙高山の像が撮れました。
近くには謎の祠が鎮座している。
妙高山が近づくにつれ地獄へのテンションが高まって行く。。。
〇14 上越妙高駅前温泉(仮) 釜ぶたの湯(仮称)建設中 (上越市大和)
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21.1℃ pH8.55 EC5.94
無色透明塩味炭酸無臭 人ドローンで撮影
気になっていたブツを確保した。
ちょろちょろと自噴分が出ている。ポンプアップするともっと利用価値の高い湯となるのでしょう。
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ピンポイトン情報上田さん、ありがとう御座います。
〇 両善寺温泉 ロッテアライリゾート 1,300円 (妙高市両善寺)
源泉名 大毛無温泉
単純泉 遊離メタけい酸62.0mg 総計 377.8mg/kg H28年
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40.2℃ pH8.70 EC1.90
無色透明無味無臭+クロル臭 弱ツル感
温度が無くなるとメタけいでなんとか掛かるレベル。
ぽっんと山麓に派手な立派な施設。のみ不可じゃなく助かった。
のみ不可だったら悲劇ですよ。
気持ちはゆるゆるに・・・
伸びてしまったテンションをグイッと張り直し
課題の燕温泉の先の沢を調査する事に
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**北地獄谷分岐から惣滝手前までの源泉調査** (妙高市関山)
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上流から下流を撮影。
妙高大倉谷源泉群 15-1〜20
〇15-01 黒パイプ寸断中間体
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29.6℃ pH7.86 EC1.47
無色透明微甘硬水味微硫黄臭
〇15-02 石積み施設おこぼれ
15.6℃ pH8.44 EC0.21
無色透明無味微硫黄臭
〇15-03 石積み施設横下
23.1℃ pH6.87 EC1.15
無色透明無味微硫黄臭
〇15-04 遊歩道上部位置より
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28.6℃ pH7.68 EC1.08
無色透明微渋味微硫黄臭
〇15-05 遊歩道横斜面
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37.3℃ pH6.32 EC1.34
無色透明微渋味弱硫化水素臭
怖い脆い足場の弱い斜面を慎重に通過
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まだまだ拾えそうよと躊躇してるじろさんを呼び込む
〇15-06 遊歩道足元染み出し
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22.6℃ pH6.91 EC0.71
無色透明微苦渋味弱硫化水素臭
〇15-07 惣滝表示看板下
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18.0℃ pH6.52 EC0.51
無色透明微苦渋味弱硫化水素臭
遊歩道より斜面を下りて
〇15-08 横壁岩肌染み出し
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(1) 16.7 pH6.84 EC0.26
無色透明微苦渋味弱硫化水素臭
今回のエンドポイント。 惣滝を目指すが、、、
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感覚が慣れていないから、水量と轟音にビビる。 諦めパスを決断。
〇15-09 岩下鉄汁染み出し
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17.6℃ pH6.54 EC0.57
無色透明弱鉄味炭酸微鉄臭
優良な野良鉄汁
〇15-10 大岩の脇から染み出し
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29.3℃ pH5.93 EC1.13
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭 滑ると怖い確保に勇気がいる。
正面からの像。回り込んだ時に撮影。
記撮して
戻り
怖い斜面をクリアして行きにやり過ごしたパイプまで下げて
〇15-11 切断パイプドバドバ
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40.0℃ pH6.77 EC1.49
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
利用源泉の血を引いているだけの事はある。素性の良い湯に間違いない。
生で浴びたかった。反省。
噂の露天風呂を目指そうとするが
先客が居た為、時間ずらしで遊歩道より下にちらちら見えていた小物を確保しに行く。
〇15-12 パイプ横岩下染み出し
40.7℃ pH6.38 EC1.56
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
〇15-13 泥肌染み出し
37.5℃ pH6.63 EC1.35
無色透明弱苦渋味微硫化水素臭
雰囲気に慣れてきたところで、諦めていた小物は全て拾うモードに
沢沿いに上流へ少し移動
寸断されていた大岩を越えて
〇15-14 石ころびろびろ
32.3℃ pH6.70 EC1.27
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
15-10の岩肌にタッチして全体を繋げた。
〇15-15 石びろびろ
36.2℃ pH6.61 EC1.36
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
〇15-16 岩間斜面上部湧出口
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30.9℃ pH6.68 EC1.12
無色透明弱苦渋味弱硫化水素臭
全体のイメージ
アライリゾートから一転、岩ゴロゴロの沢ですよ。気持ちを切り替えるのに時間が掛かったわ。
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先客が着替え中を見計らって
露天まで降下
全体のイメージ
〇15-17 土嚢積み手作り露天
(1)41.3℃ pH7.37 EC1.53
(2)38.0℃ pH7.34 EC1.54
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無色透明弱苦渋味弱化水素臭
先客は露天風呂の製作者の方達でした。 快くどうぞぅ〜と声を掛けて頂く。
有志の数名で何度も何度も作り直しているそうだ。
手作り仲間募集中とのこと、興味のある方は是非 !
どうも話し掛けたくて自分達の到着を待っていたみたい。
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根気と努力の結晶の作品に感謝、感謝。
〇15-18 低いオーバハングゾーン
メイン引き湯流れ込み 15-17(1)と源泉は同じ
→41.1℃ pH6.79 EC0.76
岩肌湧出もの
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(1)33.7℃ pH6.85 EC1.46
(2)36.9℃ pH6.78 EC1.44
無色透明弱苦渋味弱化水素臭
次回はここに手を入れるそうです。 今頃は完成しているかも。
〇15-19 流れ込み途中
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35.8℃ pH7.46 EC1.46
無色透明微苦渋味微硫黄臭
じろさんがしゃがんでこっそり汲んでいた流れ込み。 よく見つけましたね。
〇15-20 滝手前右岸
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(1)25.6℃ pH7.82 EC1.44
(2)28.7℃ pH7.37 EC1.49
無色透明微苦渋味微硫黄臭
あと数メートルで権現滝です。怖怖い
滝のプレートから上部が中途半端に残ってしまったが
これで権現滝-惣滝間は一旦終了。
北地獄谷と大倉谷の合流付近の鉄汁も水量が多く渡れなくパス。二つのオマケを残ってしまった。
※GPS、デジカメの予備電池を車内に忘れ調査後半はバッテリー上がりギリギリの運用となってしまった。
ショートミッションだから何とか持ち応えたが、ロングだったら完全にアウトになっていた。
いかん、いかん、GPSの電源を失う事は重大なインシデントと捉え、秋までに対策を講じます。
ショートで痛い経験をして今後の修正が出来るなら結果オーライかな。
着替えてからの仕上げの湯は2ヶ所の施設で断られ、どうでもよくなりパス。
ネタが枯渇したら妙高は南地獄谷と絡めてもう一度勝負ですね。
頑張りましょう。では、浴びましょう。
2018.07.01 アップデート