●群馬県 万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 11  2018.10.13

藤澤さんと標記の活動をしてきた。
10/12(金)関越道下り線 夜行移動 万座空吹亭で車中泊

10/13(土)
0730 作戦開始 殺生沢前編 (群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉)


〇 空吹きのちょい先下染み出し 硫黄
  12.7℃ pH3.28 EC2.00
無色透明弱い酸味硫化水素臭←といっても全域H2Sスメル全開、被り過ぎ状態です。

〇 対岸の染み出し 硫黄
 N/A
-

〇 黒滝下おこぼれ水
1 6.6℃ pH3.81 EC0.59
無色透明ほぼ無味無臭

〇 左岸染み出し 硫黄
  30.8℃ pH5.65 EC1.45
無色透明微渋味硫化水素臭


辺り2ヶ所ほど湧出あり。代表的箇所で測定。

さて、、、アースの読衛より今回の本命とした白色地帯の真贋は・・・
 Google Earth 2015/11/1取得像
黄色円がターゲットマーカーだ。


斜面を上がる。一旦ターゲットの高さより上に逃げ笹地帯を交わし降下
軽く藪漕ぎして徐々に接近


匂いが弱く、ダメかも知れない宣言をしたが
藤澤さんは強き、あると言いながらガンガン前進する。
視界が開けると・・・・
 ひょっとしたら・・・


〇 宝生の白い谷 No.1 硫黄
  10.4℃ pH6.37 EC0.49
無色透明ほぼ無味弱硫化水素臭
おっ〜ナイス、コンタクト。読衛が当たった。
これはマジ嬉しい。あって良かったと安堵する。周りの倒木から想像すると鉱区だったのかな?

  全体像

 Google Earth 2015/11/1取得像-白色域を拡大
倒木も読衛できる。昨今アースのお陰で地球上のどこでも上空から地上の様子を伺う事は可能だが
カメラが入っていない場所は不明確で、最終的にこの目で確かめなくてはならない。
何でもかんでもアースで調べが付く世の中より、地形や土地の背景を読みアナログチックに部隊を投入して
現場を確認する壮大な遊びも楽しいと思うのだが、、、

   これはマジ嬉しい。

〇 宝生の白い谷 No.2 硫黄
  10.4℃ pH5.04 EC0.31
無色透明無味微硫化水素臭      流れを追ったら溜まりがあった。


おまけも付いた。さらに+1ラッキー。

 

本流に戻って 宝生の滝
 
 
〇 宝生の滝下右岸湧出 硫黄
  13.1℃ pH4.78 EC0.53
無色透明弱苦味硫化水素臭

〇 滝前広場湧出 硫黄
 12.5℃ pH3.83 EC0.54
無色透明微酸味硫化水素臭

〇 滝前広場湧出 黒色汁
 15.3℃ pH4.92 EC0.98
無色透明ほぼ無味無臭

※前回広場にあったエネルギーのあった湧出は枯渇していた。

戻りながら
〇 岩の下湧出
  14.3℃ pH2.34 EC3.31
無色透明強酸味硫化水素臭
温度があればなぁ。冷たい万座の味。

〇 中間部ブルーアイ混合泉
 9.6℃ pH2.77 EC0.75
無色透明酸味硫化水素臭

 
念願のブルーアイに浸かる。ビジュアルは◎だがマジ冷たい。

〇 右岸斜面 酸性水
  N/A
-

〇 ブルーアイ下湧出 硫黄
  11.1℃ pH3.26 EC0.71
無色透明酸味弱硫化水素臭

〇 大岩下湧出 
 12.5℃ pH3.33 EC0.69
無色透明酸味弱硫化水素臭

〇 ブラックホール 黒色汁
  10.8℃ pH3.24 EC0.83
黒色沈殿濁り無味硫化水素臭
行きは全く気が付かなかった。ナイスな湯溜まり
底から温かい湯が湧いている。スペックよりは快適、ビジュアルは最高です。ご機嫌です。

〇 落ち空吹き湯 酸性硫黄
 N/A
藤澤さんが空吹きに手を掛けていなかったとは驚きでした。
これでオーライですね。

〇 空吹きの対岸湧出 硫黄
  23.1℃ pH4.33 EC1.55
灰色沈殿濁り無味硫化水素臭
可愛い溜まり

〇 橘横の落ち沢水 混合泉
 N/A
-

〇 落ち橘湯 硫黄
 14.8℃ pH3.62 EC0.46
無色透明微酸味やや硬水味無臭
あの強烈橘も下方ではここまでおとなしくなるのか・・・

一旦リセットして聚楽ルートで奥万座へ侵攻
途中、木枠で覆われた集湯施設は触らぬ神に祟りなし
 

奥万座から奥々万座(又は新万座)へ



取りあえず
↓の名で記載
奥々万座湧出群(仮)巨大バンド 現地再訪
 
二度と来ることはないと思ったエリアにまさかもう一度来る事になるとは・・・
恐ろしい雰囲気は健在。とっとと奥から確保してくい。

〇 No.1 強烈硫黄
 6.3℃ pH2.29 EC2.24
無色透明エグ酸味*強硫化水素臭→湧出後白色pptあり
強力な硫黄泉は健在、長居は無用の空間である。
*測定中はマスク着用の為、ガスセンサー測定値で判断。
ここでの匂いはまともに嗅ぎたくはないです。

〇 No.2 強烈硫黄
 9.0℃ pH2.66 EC2.38
無色透明エグ酸味*強硫化水素臭→湧出後白色ppt

〇 No.3 強烈硫黄
 7.0℃ pH2.20 EC1.46
無色透明エグ酸味*強硫化水素臭→湧出後白色ppt



ネガコン 上からの透明な液体
(5.2℃ pH2.69 EC0.50)



〇 No.4 強硫黄
  7.5℃ pH2.65 EC0.65
無色透明エグ酸味*強硫化水素臭→湧出後白色ppt

はぐれいじけバンド
〇 No.1 強硫黄
  6.4℃ pH2.55 EC0.70
無色透明エグ酸味*強硫化水素臭→湧出後白色ppt

噴火してガスが抜けたのか? 以前より少しガス濃度はマイルドになった印象だった。

 

 
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〇 奥々の入口右岸湧水 酸性水
  7.3℃ pH3.18 EC0.30
無色透明無味無臭
ビジュアルの割にはインパクト弱し

〇 別の沢からの酸性水
N/A
-



本筋に戻って
宝生の滝まで詰める
〇 左岸割れ目染み出し 硫黄
  10.4℃ pH4.49 EC0.26
無色透明無味弱硫化水素臭
千葉だったら確実に拾うが万座だったらパスレベルだが必死に確保した。 いゃいや、有難く頂きました。

〇 苔ぺっこり 酸性水
  13.8℃ pH3.49 EC0.56
無色透明ほぼ無味無臭

〇 石ころ染み出し 硫黄
  10.8℃ pH2.94 EC0.50
無色透明微酸味弱硫化水素臭

〇 砂防ダム口 硫黄
 N/A
-

宝生の滝上部で記撮して調査線が繋がり
  殺生沢の調査は終了。

帰り道
聚楽手前の斜面で
〇 斜面湧出 硫黄
  16.5℃ pH3.05 EC0.56
無色透明弱酸味硫化水素臭

1410 駐車場に戻り取りこぼしフォローアップは終了。
着替えて解散。
※データは測定したブツを記載します。OK/NGは各位におまかせです。 

  トラックログ殺生沢

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時間があるので万座温泉で
仕上げの湯(匂いが付着して仕上げにならんが・・・)
〇 万座温泉 万座高原ホテル *1500円 (群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉)
*インターネット限定でプリントアウトすると1200円で入浴出来た。後の祭り、手遅れでした。
露天は混浴らしく受付で大きなタオルを渡される。腰巻き用だ。なにやら面倒くさいな・・・
まずは内湯で体を仕上げる。
内湯<百泉の湯> 男女別
・姥湯(内湯) / 露天(竜泉の湯)は休止中
酸性-含S-Mg-硫酸塩泉  蒸発残留物1.08g/kg  H24年(テプラ貼り)
  46.1℃ pH1.80 EC2.23
無色透明強酸味弱硫化水素臭→浴槽で薄い白青色濁り ふわツル感

  露天からの像
水路からのアクセスはホテルの露天を横切る事になるからこのルートは不可の確認ができた。
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<露天風呂> タオル着用混浴
源泉名 露天混合泉
酸性-含S-Na・Mg-硫酸塩・塩化物泉  総計1.89g/kg  H19年 脱衣場掲示より
扉を開けトキメキながら源泉別に片っ端から浸かる。

・竜泉の湯(紅の湯)
酸性-含S-Na・Mg-硫酸塩・塩化物泉
43.5℃ pH1.35 EC6.33
無色透明強酸味微硫化水素臭→浴槽で薄い黄緑色濁り ふわツル感

・嬬取の湯(嬬取の湯)
酸性-含S-Na・Mg-硫酸塩・塩化物泉
42.2℃ pH0.95 EC12.12
無色透明強烈酸味弱硫化水素臭→浴槽で薄い白色濁り湯ノ華ちらちら ふわツル感

・大苦湯(琥珀の湯)
酸性-含S-Na-硫酸塩・塩化物泉
45.2℃ pH1.73 EC2.55
無色透明強酸味強酸味弱硫化水素臭→浴槽で薄い白緑濁り ツル感

・姥湯(早蕨の湯)
酸性-含S-Na・Mg-硫酸塩泉
40.3℃ pH1.78 EC2.73
無色透明強酸味弱硫化水素臭→浴槽で薄い白緑色濁り ツル感

・姥湯+竜泉の湯(三味の湯)
-
40.6℃ pH1.82 EC3.23
無色透明強酸味弱硫化水素臭→浴槽で薄い白青色濁り ツル感

デジカメを入れられなかったから記憶するのが大変で車に戻って速攻記録した。怪しいのもあるかも。

野良、施設を含めて徐々に万座の源泉集めも進んでいるが
自宅に戻り復習したらまだ取りこぼしがあるのを見つけてしまった。
次もやります。ラストマッチに相応しい手強い箇所ですが掃討作戦part12を起動した時は参戦よろしくお願いします。

帰路に着く
※万座ハイウェー代1050円をケチり万座道路県道466→112→54→国道406菅平経由上田インターインで帰ったが
これだけの大回りをするならば1050円払って万座ハイウェーで帰れば良かったかも・・・
意地でも払いたくないから、夜無料まで待って抜ける策にするかな。。。
いゃ、頼むから292よ早くオープンになってくれ。湯釜に願いをこめよう。

では、浴びましょう。

                                        2019.01.06 アップデート


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