● 群馬県北部の気になる所の確認調査-2+α  2018.12.1〜2

2018.12.01(土)〜02(日)じろさんと標記の
取りこぼし物件のフォローアップを実施してきた。

11/30(金) 夜行移動 四万川ダムサイト脇駐車スペースで車中泊
12/1(土) 晴れ時々曇り一瞬小雪ちらつく
まずは湯の泉の先にある"湯滝自然湧出泉"の存在確認から
前回は雨の中の増水とヒルであっけなく退散したが
帰り掛けに寄った観光協会の若いあんちゃんから存在は確認していた。 
ハッキリは判らないが"岩肌から黒くなって出ている""黒いホースがある・・??"行ったら判るみたいなアドバスは頂いていた。
ずっと気になっており冬場のヒルがないなこの時期を待って再挑戦となった。
(トリガーとなった資料 四万温泉国民保養温泉地計画書)

町営こしきの湯のO/Fを横目でみながら


0800 湯の泉を目指す感じで林道入口に車を止めてスタート


〇 湯の泉 垂れ流し 再訪 (群馬県吾妻郡中之条町大字四万地区周辺)
  測定のみ 30.0℃ pH8.56 EC0.54
無色透明ほぼ無味無臭

〇001 ミニ湯の泉 岩穴より掘削自噴(仮)
  30.6℃ pH6.59 EC0.75
無色透明微石膏味無臭 微ツル感
前回は増水で気が付かなかったが削られた小さな岩穴から可愛らしく出ている。
地下の湯脈は湯の泉と同じと思うが
仕業は人工的?自然の力?? よく判らんが出所は明らかに違うので頂く。湯の泉ブームの頃からあったんか??

先を急ぐ
右岸にある一つ目に出会う滝
  
水温が8℃ ECが振れない。これじゃない。パス。
上がって確認したが奥の深い段々滝になっている。パスパス。

 沢のイメージ

左岸に転がる廃レールが目印、対岸ある黒っぽく流痕がある滝
  これか、、、、
下部の溜まりが少し温い17℃。おっ上部を見上げると湯気が出ている。
あった。コンタクトだ。

<湯滝自然湧出泉群 No.1>
〇002 上部右 岩の割れ目 No.1
  33.6℃ pH8.87 EC1.22
無色透明微石膏味微温泉臭

〇003 上部左 岩の割れ目 No.2
  33.9℃ pH9.03 EC1.20
無色透明微石膏味微温泉臭
ダブルボスキャラ

壁面上部に2ヶ所しっかり湧出を形成している。なんじゃこりゃ、御神体のオーラーを放っている。
素晴らしい感動のご対面となった。


いつも低温汲みの変態プレイが続いていたが
 これらは温度・湯量があります。
大昔から枯渇するとこなくこの温度、湯量で湧出しているのでしょう。

〇004 中間部 岩の割れ目弱い染み出しNo.3
  17.1℃ pH9.02 EC1.08
無色透明ほぼ無味無臭

〇005 下部 岩の割れ目弱い染み出しNo.4
 16.1℃ pH8.77 EC1.22
無色透明ほぼ無味無臭
↓↑
ネガコン沢水
(6.2℃ pH8.71 EC0.14)



1つあると言う事は・・・二つ目の可能性も・・・確認と言う事で前進する。
この滝に先、太腿位の深みあり、気合いで突破。激冷たい。
ロープがあれば脇からクリアできたかも。反省。

<湯滝自然湧出泉群 No.2>
〇006 上部 岩の割れ目 
  23.9℃ pH8.38 EC0.84
無色透明無味微温泉臭
これも悪くはないです。合わせて確保したい物件です。

 人物比はこんな感じ。

〇007 脇の染み出し
  13.2℃ pH8.45 EC0.51
無色透明無味無臭
おまけ的存在てことで

さらに上流を詰めるがお腹いっぱい気分になり
1200 適当な位置で切り上げ引返す。
 エンドポイントで記撮

  激冷たい。
強行突破中。

 待っている間に御神体さまをバック記撮。

  帰りミニ湯の泉でやる。


1340 駐車場に戻り着替えて本日の調査活動終了。

  四万川トラックログ


こしきの湯に浸かろうと思ったがなんとH29年**に廃業していた。
どおりで行きも帰りも等量でO/Fがあった訳だ・・・動力は生きている訳でなんとももったいない話である。

バックアップとして
清めの湯
〇 四万温泉 中之条町営四万清流の湯 500円 (同地区)
源泉名 四万温泉 三木屋2の湯、みどりの湯、つばたやの湯、かかしの湯、菩薩の湯、塩の湯、かじかの湯の混合泉
Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 総計1.49g/kg  H26年
  42.2℃ pH7.70 EC2.39
無色透明微石膏味無臭+弱塩素臭 微ツル感
公共の施設にしては割と開放的な露天風呂。

〇 吾妻峡温泉 天狗の湯 400円 温泉地再訪 (吾妻郡東吾妻町三島)
源泉名 同上 
Ca・Na-硫酸塩・塩化物泉 総計2.33g/kg  H22年
  43.0℃ pH7.53 EC3.27
無色透明弱Ca味微鉱物臭 弱ツル感
施設が新しくなってからは初めての訪問しっかり温まって寝る。
道の駅あがつま峡で車中泊
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12/2(日) 晴れ
安中市方面へ移動

〇008 塩ビエルボパイプ
 14.2℃ pH8.73 EC0.17
無色透明無味無臭

× 湯の入り川鉱泉 (安中市板鼻)
川沿いを探すが不明。オーラを感じない。諦めパス

× 湯沢温泉 (安中市安中)

源泉は建屋より上にあると予測して沢を探すがそれらしいものは無かった。
戻ってばあちゃんに直接入浴交渉をしたら断われた。
営業はしているが・・・バッタだったらと思うと宿泊をする勇気はない。
聞くところによると源泉は宿の裏あるらしいが深追いはしなかった。 確実な温泉利用情報が入るまでは保留とする。

〇 秋間温泉 レーサムゴルフ&スパリゾート (安中市安中)
食事をして入浴が可となる。 大和豚のロースとんかつ定食≒(1910円) で浸かる。


源泉名 あるばとろ湯
Na-塩化物泉 総計3.21g/kg  H19年
  
湯口(1) 41.4℃ pH8.34 EC5.53
湯口(2) 34.0℃ pH8.43 EC5.43
薄っすら黄色透明弱塩味微鉱物臭>塩素臭(8:2) 弱ツル感
内湯は真湯、露天のみ温泉利用、適当に湯船二つに分けての運用より遥かによい。
事前に連絡して1130に食事、食後風呂に入ったが他に入浴者は現れなかった。
風呂だけならば早め行動に限る。課題の一つが片付いた。

〇009 嶺鉱泉(舌切りすすめ源泉) 掘削井戸 (安中市原市字正善山)
  17.7℃ pH7.10 EC20.00以上
無色透明強塩>苦鉄味微鉄臭 ガス発砲あり
安中では超有名な汲みスポですね。整備されて源泉標識が立っていた。

× 嶺鉱泉 手掘り井戸
No.1横井戸 竹藪の中
No.2縦井戸 明嶺荘横の敷地
所有者の方に当時の話と場所を伺ったが共に埋没。
跡形もない。一滴も出てないと聞いて現物確認なしで投了。

〇010 丸コンクリート升井戸
12.9℃ pH8.92 EC2.03
ほぼ無色透明微硬水味無臭
鉱泉探しの醍醐味を味わう。

〇011 法面突出し塩ビパイプ
15.7℃ pH9.22 EC0.31
無色透明無味無臭ながら手を浸すとダイレクトに来るしっかりキュルキュル感
役所が年に何回か水質調査に来るそうです。
派手な野良モノではない。判断はおまかせです。

× 海雲寺下の碓氷川の湧く自噴泉 (安中市郷原)

嶺の旧手掘り井戸所有者から聞いた物件


地上部隊を投入ししっかり調査するが確認出来なかった。
流石に情報が子供時代のもの古すぎたか・・・空振りでも、何事も現地確認は大切です。
 

では、浴びましょう。

                                        2019.01.05 アップデート


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