●伊豆の温泉再調査-1 2020.11.14〜15

伊豆の温泉調査を2020.11.14〜15と藤澤さん、じろさんと実施。
宿で石渡さんと合流。

11/14 (土) 晴れ
目覚めの浴び
○ 宇佐美温泉  源泉垂れ流し (静岡県伊東市宇佐美)
   56.1℃ pH6.87 EC7.35

 
無色透明中レベルの苦>塩味(8:2)石膏臭 ツル感
伊豆の原点を彷彿させる。浴び。気持ちいい〜
現在お高そうな宿を建設中、とっとと始末に越した事はない物件だ。
フェスブの像がトリガー、情報提供に感謝です。

  早朝ミッション終了。

○ 伊東温泉 ビニールプール 再訪 (伊東市東松原町)
 N/A
ご案内のみ
藻はなく一時よりは手入れされている。
未だにプールの目的は不明だが、警戒感は薄い様に感じられる。
-----------------------------
本日のメインターゲット。
白田川上流 堰口川の硫黄鉱山跡の硫黄泉を追う (賀茂郡東伊豆町白田)
0850 活動開始


・ くされ気味硫黄汁 
  15.7℃ pH6.50 EC0.70
無色透明無味弱硫黄臭
溜まり程度だがいきなり出てきた。
長年伊豆半島を攻めていたが硫黄汁との出会いは初めてかも。
貴重な固有泉。

・ 下部たまり場 天然露天 鉄汁
  13.9℃ pH5.26 EC0.58
無色透明微鉄味微鉄臭 サラ感。
ナイスな溜まり汁。 内心はこの時期あまり出会いたくない溜まりもの。

・ 林道脇染み出し 硫黄汁
  13.1℃ pH6.08 EC0.26
おーやっぱこの先にあるんだなと実感する染み出し
気合いが入るぜ。

・ 沢より岩間 鉄汁
  14.1℃ pH4.17 EC0.21
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 林道脇岩肌びろびろ 鉄汁
 13.3℃ pH3.76 EC0.24
無色透明微鉄味無臭

・ 林道脇壁面穴(1) 鉄汁
12.6℃ pH3.61 EC0.25
無色透明微鉄味無臭

・ 林道脇苔岩間 鉄汁
 12.9℃ pH3.59 EC0.23
無色透明微鉄味無臭

・ 林道脇壁面穴(2) 鉄汁
12.5℃ pH3.81 EC0.23
無色透明微鉄味無臭

1145 硫黄橋着


本命にコンタクト
3号坑?
・ 鉱区より湧出 硫黄泉
本流口
  (1) 11.7℃ pH3.35 EC0.35
風呂屋的には伊豆の天然記念物

坑口の下部
   (2) 13.1℃ pH3.36 EC0.41
どちらも無色透明無味弱硫化水素臭
ナイスショット。完璧。この出会いは感動的。実に素晴らしい。浴びるだけでも行く価値があると思う。しっかり匂い付きますょ。



× 2号坑は
藤澤さんが突入し確認するが汁気なし。

・ 坑の少し先 小滝横しょぼ染み出し 鉄汁
 12.4℃ pH3.25 EC0.43
無色透明無味無臭
↓↑
ネガコン沢水
(10.8℃ pH3.88 EC0.14)

× 1号坑を探すため、上流から下流へ沢沿いを調査。

結局見つからない。

・ 岩下染み出し 鉄汁
  11.8℃ pH3.76 EC0.22
無色透明ちょこと硬水味無臭

 

1440 駐車場着
 よし気分上々で本日の宿へ
ゆっくり移動しても余裕だな、と思っていたら
伊豆中央道が事故で通行止め周辺大混雑。
裏道に使った交互通行できない1本道でどんでもド渋滞にハマる。


ガーミンフェニック5Sよりログ    
※参考Webページ 下田街道  http://kodou.lolipop.jp/index.html 

17時過ぎに現着。一瞬マジ青ざめた。ふぅーほっとした。でも夜飯が吹っ飛んだ。
宿で石渡さんと合流
○ 淡島温泉 ウィンダムグランド淡島 一休予約GoTo適用 素泊まり  7,842円/人 (沼津市内浦重寺)
  翌日の像

源泉名 淡島温泉
Na・Ca-塩化物泉  総計 5.111/g/kg  平成20年
・内湯
  43.5℃ pH6.65 EC0.16

・露天
 40.5℃ pH7.18 EC0.16
食塩泉の癖に衝撃のまさかの無色透明無味無臭+クロル臭 ツル感?

目暮警部殿"ちょっと待って下さい"が発動、はたまた右京さんが"はぃ〜"となるくらいヤバい。
希釈率スーパーウルトラ無限大キタァ〜〜

フロントに詰め寄り温泉じゃない事を白状させたら全損扱いになる。
みんなの夢と希望をぶち壊す事になるから、眠りの小五郎や右京さん攻撃は止めました。
直感で源泉は既に死んでいて、なにやらホテル自慢の淡島名水とやらがある。
↓測定値がこちら↓
(22.7℃ pH7.55 EC0.15)
  ネガコン淡島名水
ECがほぼ符合 ECは真実を語ります。

オーマイゴーGoTo泊じゃなかったら死んでます。
なんてこったのブルースター、多分多分、風呂水はこれをぶち込んでる。。。。間違いない。
コナン君にもなりません。ホテルに深い突っ込みはせず、棺桶まで行きます。
自分の中では"悪のネガコン"とし、これ以下のものが出るまで引用し続けます。千葉の井戸もの全部温泉になっちゃうよ。
もし推測が本当だったらマジ酷いわ。誰か勇気を出して真贋を解く、服部平次になって下さい。

 部屋で夜飯

 

11/15(日) 晴れ
再訪コーナー
 

 

チェックアウト前に石渡さんとは一足早いお別れ。
 適当に散策&記撮

  途方に暮れる。

 本土に上陸

寄り道しながら
○ 月ヶ瀬温泉 旅館月ヶ瀬 聖原泉 垂れ流し (伊豆市月ケ瀬)
  45.2℃ pH7.92 EC1.05
無色透明無味無臭
弱い芒硝テイスト、This is 伊豆を一目で現す良い垂れ流し。
今は建屋が取り壊され更地になり櫓が目立つが、当時盛ん訪問していた時は全く気が付かなかった。
いや、言われなかったら現在もスルー物件だった。
藤澤さん、がちゃさん情報ありがとう御座います。

○ 湯ヶ島坑鉱泉 鉱区跡排水 (伊豆市湯ケ島)
  17.6℃ pH7.71 EC0.29
無色透明無味無臭 
ワサビが育ちそうな美味しい水だが穴モノにはものすごく甘い、雰囲気だけでも十分◎淡島よりまとも。
カウント。
じろさんに案内して頂く。
-----------------------
2日目
☆メイン(1) 源泉の散策 (賀茂郡西伊豆町大沢里)
 

○ No.2 未利用露天
  21.5℃ pH8.03 EC1.92
無色透明微Ca味無臭
対岸から川を渡し送湯されている。パズルを解く感じでコンタクト。イヤな予感とっとと済ます。
 
○ No.1 櫓下の自然湧出地帯
  27.7℃ pH8.53 EC1.30
無色透明無味無臭
近くに獣の死骸がなかったらやっていた。浸からず後悔しています。

○ No.4
  24.0℃ pH8.02 EC1.25
無色透明無味無臭
自分はこのコンタクトが一番ときめいた。鉱泉探しのノウハウが小さなストリーで凝縮している。
祢宜ノ畑は奥が深った。当時やまびこ荘に浸かり済ませていた自分が恥ずかしい。

 ナイスな調査域の提案でした。
------------------------
☆メイン(2) 赤沢鉱泉群の調査
始めに伊豆の川でこんなところがあるんなてと驚く。挑戦・挑発的な川床の着色。

 

・ 染み出し溜まり 鉄汁 (1)
 14.0℃ pH6.89 EC0.30
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 染み出し溜まり 鉄汁 (2)
 13.8℃ pH5.98 EC0.28
無色透明微鉄味微鉄臭

ネガコン沢水
(12.6℃ pH4.24 EC0.21)

・  石ころ地帯染み出し 鉄汁
13.6℃ pH3.96 EC0.31
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 岩下染み出し 鉄汁
13.5℃ pH4.32 EC0.28
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 岩横染み出し 鉄汁
13.7℃ pH4.30 EC0.22
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 石下染み出し 鉄汁
14.3℃ pH4.35 EC0.28
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 根っこびろびろ染み出し 鉄汁
14.5℃ pH4.28 EC0.27
無色透明微鉄味微鉄臭
----------------------
分岐合流点


ネガコン着色なし側沢水
 (12.8℃ pH4.84 EC0.12)
----------------------
・ 汁溜まり(1) 鉄汁
12.8℃ pH4.00 EC0.27
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 汁溜まり(2) 鉄汁
13.4℃ pH4.23 EC0.27
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 右岸壁面染み出し 鉄汁
13.7℃ pH3.89 EC0.26
無色透明微鉄味微鉄臭

・ 汁溜まり 鉄汁
  13.1℃ pH4.02 EC0.26
無色透明微鉄味微鉄臭 サラ爽快感。

 

  
巨大な岩を支えている設定だけど、役者不足全然臨場感が伝わらない。

・ 岩間染み出し 鉄汁
13.0℃ pH4.14 EC0.19
無色透明無味無臭味

・ 苔石染み出し 鉄汁
13.1℃ pH3.42 EC0.36
無色透明微鉄味微鉄臭



総評:赤沢は薄い鉄汁が主、仁科鉱山のメイン沢でもないのに怪しさプンプン。
滝で行く手を阻まれ引返したが
川床の着色は続いており、後追いの調査は必至である。
サンプルは2個イチにしたりパスっているところもあるから、みなさんとは相関しないかも知れません。


ガーミンフェニック5Sよりログ    
※参考Webページ 下田街道  http://kodou.lolipop.jp/index.html  緻密な資料、情報に感謝。
 

西伊豆町に出て夕飯をとり解散



仕上げの湯で締める。
○ 船原温泉 時之栖湯治場ほたる 800円 (伊豆市上船原)
源泉名 鱒池の湯 船原7号 
Na-硫酸塩・塩化物泉  総計 1.456g/kg  平成27年
  60℃以上 pH7.11 EC2.11
ほぼ無色透明硬水味無臭 ツル感
浴槽がただ広い他の入浴者が見えないくらい湯気と暗さ。
時之栖系だが利用者が少なく静か落ち着いた感あり○



久しぶりに箱根を越えて有料と一般道で帰路につく。

                                        2021.01.11 アップデート
                                        2021.01.16 一部修正、追記


Back Home