●夏の祭典 浴びまくり 東北道弾丸ツアー岩手編 2021.07.17〜18
藤澤さん添付の像がトリガー、昨年からの課題であった岩手山周辺のフォローアップを藤澤さん、天ちゃんと実施してきた。
そろそろ岩手を始末したいと天ちゃんに話していたところ、藤澤さんから行くなら案内するよと地獄に仏のツイート。
喜んでと! 答え日程調整をし今回のミッションと相成った。
持ち物も異例だった。
防虫ネットは想像できるが、なんとペット不要とな。
テーマの通り"掘って掘って掘りまくる"ミッションだ。何十年か振りにBDの野口シャベルを積載した。
臨むところ、気合い十分でいざ出陣! 金曜日帰宅後一気に岩手を目指す。
2105 自宅発⇒用賀IC⇒東北道下り線経由⇒盛岡南IC⇒給油
0430 滝ノ上温泉駐車場着 ≒575km 7時間30分
7/17 (土) 晴れ
Fast stage 葛根田川支沢-松沢編
駐車場から移動 葛根田地熱発電所横に車を止め
0645 活動開始
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2時間睡眠ですが元気です。
0700 松沢入渓
〇 松沢温泉群 (岩手県岩手郡雫石町)
・No.1 鉄系溜まり湯 セミ露天 ホイミスライム
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42.7℃ pH7.37 EC0.26
無色透明微鉄味微鉄臭
いきなりこれですか。て感じ。
成分的には薄い。 20年前だったらこれ浸かり満足しここで帰ってたな。
・No.2 鉄汁系ポケット ミニ露天 スライム
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36.2℃ pH2.84 EC1.08
無色透明酸味微鉄臭
上流からの流れが天然のポケットで適温となる。
・No.3 滝横割れ目湧出 セミ露天 スライムナイト
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44.2℃ pH5.38 EC0.61
無色透明硬水系味ほんわり焦げ硫黄臭
ビジュアルグッド、みなさんここいらでちょーハイテン。 実に素晴らしい空間だ。
・No.4 倒木下の湯 ミニ露天 スライムつむり
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46.8℃ pH4.37 EC0.24
無色透明硬水系味ほんわり焦げ硫黄臭 尻熱い。
・No.5 天然岩組 露天 ライムボーグ
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38.9℃ pH2.83 EC0.89
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無色透明僅かに酸味無臭
こじんまりしているが絶妙なバランスで風呂が造形されている。 整備し記撮すれば宿の風呂でも通じそう。
ハイになりすぎ頭の中では森高の気分爽快♪が流れ、五十肩も忘れ自然と腕が上がる。 治癒力半端ない。
仮にここで藤澤さんが『この沢はおしまい』。と言っても十分納得し帰投したと思うがまだ先があると言う。
難所の滝を風呂屋は左岸から巻き
沢屋は直登だから恐れ入る。
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ルート確保中の藤澤さんをよそに記撮ごっこ
・No.6 滝上岩組 露天 ドラゴスライム
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44.5℃ pH4.10 EC0.29
無色透明硬水系味無臭
ボスキャラと思わせる風格、満足です。天ちゃんとペアでも浸かれるサイズ。
なにしろ藤澤さんがカメラカメラと言ってパチクリ撮ってくれる。 場所も贅沢だが、カメラマンも贅沢三昧。
・No.7 滝上皿溜まり スライムべス
37.0℃ pH3.12 EC0.81
無色透明硬水系味無臭
勢いで浸かるがヤバいビジュアル。 自宅に戻り像をみてほくそ笑んだ。
何かスゲぇーのキタぁ〜〜
・No.8 大岩横角露天 バブルスライム
42.8℃ pH5.67 EC0.20
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無色透明無味焦げ系硫黄臭
熱源は横のボッケ穴、迫力がある。
一休comに使えるくらい完璧な一人用露天、素晴らしい。 No.8と9は帰りにも浸かる。
・No.9 大岩下大露天 スライムエンペラー
41.5℃ pH5.17 EC0.17
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無色透明無味焦げ系硫黄臭
確実にラスボス的存在。
まさに松沢の皇帝にふさわしい風格、北海道の経験がない自分にとっては
ビジュアル、温度、無加工から風呂史上No.1の野湯となった。 人生最高〜風呂屋最高〜と思った瞬間。
・No.10(1) 皿床溜まりミニ露天(左岸) スライム
N/A
・No.10(2) 皿床溜まりミニ露天(右岸) スライム
なんてこった。大露天で舞い上がり仕事忘れ 値N/A 温度はある。
無色透明微鉄味無臭
・No.11 茶壁滝打たせ スライムタワー
38.5℃ pH3.28 EC0.53
無色透明微酸味鉄味微金属臭
滝上の湯元が気になるが登る元気はない。 暑さと脱ぎ着で想像以上に体力が消耗している。
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沢の雰囲気が変化
1055 松沢終了点で記撮 戻り開始
No.8と9の風呂付ポイントで大休憩
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三人同時に浸かれる。いい像が撮れたぜぃ。
露天を後にする。
少し怖い箇所、一番の難所か。
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2月以来の沢歩きと2時間睡眠でヘロヘロ状態。
難所を越えた日陰でたっぷり休憩。 何とか生き返る。熱中症の一歩手前。ヤバいヤバい。
ビジュアル良すぎ調子に乗り過ぎた。
松沢熱源地帯は焦げ硫黄+焦げ明礬臭の様な匂いが漂っているが
硫化水素は殆ど感がありませんでした。
ボッケ帯ありと言う情報で駆け出しは、かなりヒビリモードで入りましたが
鳴子の奥の院より恐怖感は無かったです。登山靴でも行けそう。
汗で引っかからないもっと脱ぎ着が楽な服の選択を考えなければ次回の反省点。
杉本さん同様、適温な野湯が小刻みに続く沢としては日本屈指で御意です。
1330 車置き場着
1332 ベース駐車場着
うめー五臓六腑に染み渡るとはこの事か!レモンスカッシュこんなに最強?! ご馳走さまでした。
時間が中途半端だがやれる限り攻める。
鳥越の滝下見、降下地点の考察&青倉温泉の調査。
- 鳥越の滝下 降り上がる元気なし、パス。
サポートカーを配置しながら
〇 青倉温泉(仮)
- 葛根田川名無しミニ支沢
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上部 23.8℃ pH5.72 EC0.06
エネルギー弱し おっ久しぶり見た淡島以下のEC、パス。
No.1 川原の湯溜まり バブルスライム
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31.7℃ pH2.93 EC0.83
無色透明硬水味無臭
上部の熱源を見に行く体力はない。上はパス 川原の合流部でやる。
裸族でNo.2へ移動
No.2 岩肌染み出し 露天 マリンスライム
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60℃以上 pH5.56 EC2.07
普通の露天て感じくらい自然に溶け込んでいる。
無色透明微鉄味微温泉臭
熱かったり冷たかったりだけど クールダウンには丁度良く、しばらく浸かっていた。
少し下流に見てはいけない染み出しを目撃。
↓
No.3 岩肌染み出し 露天 はぐれメタル
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29.5℃ pH6.54 EC0.41
無色透明無味微硫黄臭
体力が無いと言いつつも温泉ニンジンは力の源だ。
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用心棒的に配置した藤澤さん号に乗り
1635 アタックキャプに戻り本日の活動終了。 オペレーション完璧です。
清めの湯
〇 玄武温泉 ロッヂたちばな 割引で400円 (岩手郡雫石町長山有根)
源泉名 こそでやまの湯
Na-炭酸水素・塩化物泉 総計2.371g/kg H13年
Na-炭酸水素・塩化物泉 総計2.555g/kg H25年
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39.5℃ pH6.74 EC2.61
無色透明微硬水感微硫黄臭 浴槽で薄いうぐいす色濁り ツル感
気持ちを0FFにする幸せ時間、1分目を閉じれば直ぐに寝れる状態だ。
移動し岩手山焼走り登山口駐車場で車中泊
岩手山が聳え立つ雄大な宿。
2040頃 気絶
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7/18 (日) 晴れ
Second stage 岩手山 大地獄谷&左保沢編
0450 起床
ベースキャプから登り口の駐車場に移動
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0550 活動開始 エンジン全開
登山道を利用してのアタック、斜度はあるけど沢歩きよりは遥かに楽ちん。
始め雑談交じりが、だらだら登りになるとみな無言、黙々と足を動かす。
女神の顔は既に拝んいるが、ご対面までの強力ニンジンが老体にムチを打つ。
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峠で一息
ターゲットに接近
0736 左保沢を確認
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うぉーつと大声が出る。登坂の疲れがぶっ飛ぶ、なんじゃこりゃ〜キキキキタァ〜 ビジュアル優先、贅沢に光の入りを計算し一旦やり過ごし
先に大地獄谷を目指す。
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0757 大地獄谷着 硫化水素臭濃度 5〜10ppm
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立禁ブッチで散策、適切な浴びスポを探す。
ビジュアル的には立禁内で浴びだが万が一のSNSを警戒しディフェンスラインを下げやや下部の谷間でやる。
〇 大地獄谷温泉 セミ露天 メタルスライム
上部 46.5℃ pH2.07 EC5.64
・即席の露天
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36.0℃ pH2.04 EC5.53
無色透明強酸味硫化水素臭
ここで十分。ちょー気持ちいい〜風呂屋最高〜
下って待ちに待ったあの露天に飛び込む時がついに来た。
〇 左保沢鉱泉群 混合露天No.1〜4 硫化水素臭濃度2〜5ppm ダイヤモンドスライム
代表箇所で測定のみ
24.5℃ pH4.66 EC1.06
無色透明ほぼ無味弱硫化水素臭
・メイン露天
どうぞぅ〜まずは天ちゃんソロ
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お気に入り、角度を変えてパチクリ。
・上部露天
オッサン達のしあわせ温泉時間。
・中露天
どれも無加工
・下部露天
もぅ、ヤバいっす。
火照った体には適温、たっぷり浸かりゆったり時間を掛けた。
もう完全にイカれたバカ騒ぎレベル。温泉万歳!!
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全景 と言ってもメインと中露天
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結果論ではあるが昨年の晩秋期間1日だけで超弾丸ツアーを強行していたら、ここまでの幸せ感は味わえなかったと思う。
今回は全てがジャストミート。完璧。 ここに浸からなかったのですか? ! 全く信じられません攻撃全開の物件だ。
〇 脇のミニ硫黄沢 セミ露天 はぐれメタル
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上流/下流
22.2℃ pH2.68 EC1.73
無色透明微酸味弱硫黄臭
勢いで浸かる、冷たい。ラストは温度の有難みを感じさせてくれる湯で締めるとは
なんともドラマチック。岩手山好きだよ。
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1150 アタック駐車場着 着替えて調査活動終了。
仕上げの湯
〇 松川温泉 松楓荘 一部割引450円 (八幡平市松尾寄木)
源泉名 松川温泉(桜の湯) ※ 日重化3号井地熱蒸気を沢水に導入
単純硫黄泉 遊離H2S 19.5mg 総計 0.3308g/kg H27年
洞窟風呂
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46.0℃ pH4.66 EC0.09 残り風呂もスペックはほぼ同等
無色透明無味弱硫化水素臭 ⇒浴槽で薄い青磁色濁り
測定値がおゃと思ったらやはり造成でした。納得。
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何気に風呂がいっぱいあり、修行行為を最後まで緩めてくれないプランニング。
参りました。やはりこの宿は前線基地で利用がいいかな。
1320 駐車場で解散。
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1505 滝沢IC⇒東北道上り線移動
一気に東京を目指す。
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滝沢‐浦和 定価乗り11,100円にびっくりポン。
2135 自宅着 ≒580km 6時間30分
活動を終えて
風呂屋として原点回帰、常識を覆す衝撃的な冒険旅となった。
距離を走った疲労を吹き飛ばす、行く価値のある感動の湯々ら
1年分の総雨量が1日で降り注いだみたいな。
3年分の野湯を2日で浴びまくった感じ、素晴らしいです。
先駆者の杉本さんのレポから数年
藤澤さんプロデュースの掘り掘りの特命ミッション
計画から案内まで天候も合致し最高の浴び祭りとなりました。
本当にありがとうございました。
では、浴びましょう。
2021.08.14 アップデート