●夏の祭典浴びまくり 東北道弾丸ツアーU 秋田・岩手編 2022.07.30〜31を藤澤さんとやってきました。

金曜日、東北道下り線を一気に夜行移動≒630km

 0430 現着 仮眠から

7/30(土)晴れ 弾丸ツアー1日目
0730 活動開始
 
最短を狙い過ぎ始め後生掛温泉建屋周りをウロウロ少しロス。

 毛せん峠


【Fast stage 石仮戸沢源頭部探索】 秋田県仙北市
1340mから栂森南斜面を降下
  ターゲットが観えてきた。



〇 石仮戸沢源頭部冷鉱泉 1185mポイント
  9.6℃ pH3.06 EC0.74
無色透明強苦エグ味硫化水素臭 (硫化水素臭濃度10〜40ppm) ツルサラ感
在りました!! 沢からの湧出箇所はここだけの固有泉。


激冷だったけどオーバーヒート気味の体には地獄にオアシス。よっしゃーラッキーストライク。

 終了点で記撮
1138mまで下げ沢目が変わったので折り返す。
本来、本日この沢1本で日程を確保していたが、サラリ片付いちゃったから
藤澤さんからナイスな提案があり、明日の沢も本日絡めて始末するダブルテイクアウトにプランを変更した。
(上手く行くと、このルートは本日の一回で済む)

 
1110 登山道1345mに復帰。
Fast stage終了。

【Second stage トキワ沢の源頭部探索+α】 鹿角市
特段規制のアナウンスはない。避難小屋を普通にスライド。
トキワ沢の前に粋な計らいコーナーを設けて頂く、秋田の野湯デビュー戦となる自分にとって
昨年に続き衝撃の洗礼を受けることになる。

〇 ニセ鬼ヶ城温泉 溜まり池
  26.6℃ pH3.88 EC0.13
上清無色透明→浴槽は灰色濁り無色透明無味無臭 ツル感
あたしゃこれでも十分なんですげど、愉快愉快笑いが止まらんよ。 

 なんだかもっと凄い
活きた本物の火口湖キタァー



〇 鬼ヶ城温泉 火口湖
  31.3℃ pH2.01 EC3.46
薄い空色濁り強苦酸味焦げ硫黄臭 サラツル感 硫化水素臭濃度10〜20ppm 防毒マスクは不要でした。
みなさんの像を見て憧れていた鬼ヶ城火口湖。ついに浸かる。
何じゃコリャ〜!! 活動してる火口湖でこのスケール感は実に素晴らしい。
日本にもまだこんな所があるんだな。
正に秋田に来て良かった〜。地球に生まれて良かった〜を連発。 あーあっ、やばツボ入っちゃた。

 感動空間、温泉最高。


〇 トキワ沢源頭部温泉 
 汁気を求め降下



  27.4℃ pH2.93 EC0.65
無色透明酸味周辺硫化水素臭 ツル感
ナイスショットな湯だまり在りました! トキワ沢源頭で新規で確保です。 ダブルテイクアウト成功!!

 白色変色地帯を縦横無尽

 湯ノ沢へ降下

 湯ノ沢源頭部

〇 湯ノ沢温泉群
・上部
 (1) 29.7℃ pH1.85 EC5.22
無色透明強酸味焦げ硫黄臭 ツル感

・別の流れ込み まとめて浴び処理
 (2) 27.2℃ pH2.56 EC1.42
無色透明強酸味薬品臭
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・湯ノ沢支沢温泉群
 分岐付近

代表ポイント
  (1)60.0℃以上 pH1.86 EC3.80
無色透明強酸味硫化水素臭 ツル感
↓↑
上部沢水ネガコン
(19.9℃ pH3.11 EC0.52)

        

横の冷鉱泉
 (2)25.2℃ pH2.33 EC N/A
無色透明強酸味硫化水素臭

藤澤さんはハイブリッドで確保しながら
 自分は混合泉で処理。

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湯ノ沢 硫黄取りの湯周辺

 片っ端からイク

 温泉沢ですよ。

 全域フルトルク全開

・大露天
  38.3℃ pH1.99 EC0.97
無色透明強酸味硫化水素臭 ツルサラ感 目に滲みる。
野湯を嵌めるにはズバリここでしょう。と思った。
風呂屋始めて≒30年、今まで放置していた事が不思議不思議で・・・
自分に自分で全砲門を開いて全く信じられません攻撃を一斉射撃した。完全に沈没しました。

 
1620 周回プラン成功で駐車場着 調査活動終了。


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× 湯瀬温泉 川原に湧く湯 
増水で水没中。案内ありがとうございました。
今後近くに来た時は絡めて確認します。

仕上げの湯
〇 湯瀬温泉 湯瀬ふれあいセンター 210円 (秋田県鹿角市八幡平湯瀬湯端)


源泉名 カラコの湯
アル単  溶存計0.6372g/kg  H30年
  40.6℃ pH6.20 EC0.48
ほぼ無色透明無味無臭 ツル感
静かな落ち着いたローカルな共同湯、文明の偉大さを感じる時。


本日も1日ありがとうございましたで〆

リエゾン区間で岩手山へ
また来たよ。七滝コース駐車場で車中泊 星が綺麗な夜。。。
人工衛星☆に願い事を 
この速さなら言える。とっさに"風呂、風呂、金"
さて明日の成果は如何に・・・・
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7/31(日)晴れ ノリは極上のまま 弾丸ツアー2日目
【Third stage 大地獄谷の再調査編】(岩手県八幡平市)



0510 活動開始

いつもの山坂道を坦々と前進し→一服峠
アースで読衛した最奥のターゲットマーカーを目指す。

 

 大地獄谷を右に見ながらひたすら登坂

 白い析出物の沢になってきた。

0820 最奥着 確保活動開始
キタキタ読衛の通り。
〇 奥々大地獄谷硫黄鉱泉群
(1) 最深部ミニ石組露天
  15.8℃ pH5.20 EC0.62
無色透明CaMg系硬水味弱硫化水素臭
湯の華たっぷり。昔は温度があった感じの造り、のっけから素晴らしい出会いです。ナイス。

 

(2)〜沢にも良質な野生の硫黄の湧出あり。
N/A
↓↑
上部沢水ネガコン
  細かく確保中。
(12.9℃ pH5.13 EC N/A)
途中ルートを外れ沢を遡上しコンタクトしたが
なんの事はない登山道からよく見える位置にあった。
今まで風呂屋のメスが入らなかったのが不思議。長年放置プレイはいかんですな。

〇 奥大地獄谷硫黄鉱泉群 温泉マークのポイント
  汁だらけで大忙し。
全体の雰囲気

(1) 斜面パイプドバドバ湧出湯の華トラップ? ボス 周辺多数のしっかり湧出あり。
  16.9℃ pH5.33 EC0.72
無色透明硬水味硫化水素臭 ツル感


 


洗面器やホースの残骸あり、やはり昔は温度があったのか・・・

 浴びまくる上から行きます〜

 
けど夏場は温度関係ありません。火照った体には極上の湯となる。
贅沢な夏の冷鉱泉遊び方ですな。

汚れた先には・・・

 巨大露天が
恋するフォーチュンクッキー  イェーイイェーイイェーイ

(2) 奥大地獄谷沢水混合露天 ツル感
  14.6℃ pH4.14 EC0.33
無色透明硬水味弱硫化水素臭
あまりに出来過ぎていてビジュアル優先で浸かる。
実に気持ちいい。秋田に来て良かった〜と叫ぶ。
藤澤さん→"岩手だょここ"と突っ込まれる。 とにかく感動しすぎてヤバいのだ。

 全体の雰囲気 下流側

 上流側

 

 沢沿いに下る。

 斜面を登って

 登山道に戻る。

× 大地獄谷 ミニ火口湯溜まり
  N/A
推定60℃以上ボコボコ 浸かれないパス。

下部で測定のみ
 46.0℃ pH1.99 EC5.09
無色透明強烈レモン味焦げ硫黄臭  (前回適温位置で確保しており今回はパス)



帰り道
行きにチェックしたブツを一つ一つ探る。
〇 セミ洞窟チックな湯だまり
  35.4℃ pH3.34 EC2.55
無色透明鉄味鉄温泉臭 ツル感
なんと奇跡の空間に湯舟付きの適温風呂があるではないか!!
実はこの湯との出会いが、存在は地味であるが今回ツアー最大のヒットと思う。
衛星像では見抜けない。地上部隊を投入しても地味過ぎてずっとパスられていた。
絶妙な擬態化で触診の確認でやっと湯と判る。超隠れキャラ。素晴らしい。


ここに浸からなかった攻撃の絶好ポイントになります。 岩手に来て良かった〜岩手です。岩手。

〇 滝上硫黄冷鉱泉染み出し 
  17.3℃ pH4.66 EC0.74
無色透明弱硬水味微硫化水素臭
軽く藪漕ぎしてコンタクト。細かいけど大切な1湯だ。 コツコツ拾います。

- 滝横の鉄汁溜まり 測定のみ
  17.8℃ pH4.78 EC0.65
無色透明微鉄味微鉄臭 溜まりあるけどやらなかった。    アピール力はあります。



〇 左保沢(左俣沢)硫黄冷鉱泉溜まり 再訪
 N/A
理屈は抜きで、ただ浸かる。弾丸ツアーのトリガーとなった湯に感謝。地球に感謝だ。

 空は青い。

  ワイルドだろ。
大満足、投了します。


1250 駐車着 水浴び→着替えて解散。
結局トリプルテイクアウトでツアー終了。 お疲れ様でした。

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清めの湯
〇 八幡平南温泉 旭日之湯 500円 (八幡平市松尾寄木第一地割)
 

源泉名 八幡平南温泉(湧宝の湯)
Na-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 総計記載なし H3年
  41.3℃ pH6.17 EC1.66
無色透明微鉄渋塩味微鉄>温泉臭→浴槽で淡い山葵色弱濁り しっかりツル感。
本日は男湯は露天なしの日らしい。地元のおじさんと雑談タイム。熱めの深い浴槽と温めの広い浴槽のシンプル構造。

東北道滝沢からインで一気に南下≒570km 帰路につく。
 好きなボロ車に乗って、桑田を聴きながら

 森高聴いて、ビートルズがあれば高速移動に苦ナシ。
2230 自宅着 弾丸ツアー無事完了。

<弾丸ツアーU総評>
読衛から当たり外れは度外視の地上部隊を投入する調査戦法が好きなんです。
これだけネット情報が氾濫しても現地に行かなくては正体が判らない。
いわゆる顔の無い温泉探し、ダイナミックな時を大地と共有している。
それが弾丸ツアー(究極の多湯一殺)の吸引力であり醍醐味と思います。
昨年に続き2発目も完全にハートを撃ち抜かれてしまいました。
藤澤さんにはトリガーの立案からトータルプロデュースをして頂き大感謝です。

当然、空振りでも大丈夫、弾丸ツアーVも頑張るぞう。


では、浴びましょう。

                                        2022.08.14 アップデート


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