●群馬県 万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 6  2015.09.12〜13

9/12(土)〜9/13(日)
じろさんと万座周辺の気になる所をちょろと調査をしてきた。

1日目


以前に比べ北側噴気帯の活動が活発に感じられる。 草津・万座のミッションは白根山が暴れる前に
とっとと決着を着けたいところだ。
マグマ男がここに展開中と言うことは要注意かもね。
参考までに2015.09.21現在 草津白根山の噴火警戒レベルは"2"



9/12(土) 晴れ
先輩方はとっくに行っている物件ですが
本日は、今まで何故かほったらかしていた横手裏ノ沢&湯ノ花沢の調査へ



Fast stage
0840 スキー場駐車場発
 



草津峠から藪のトンネルを抜けMP1960へ
 

   

1030 降下ポイント着
  ちょいと休憩&作戦会議


沢の様子
  滝の音ってびびるょね。


 水量多いじゃないの !?




○ 出会い手前 苔付酸性硫黄泉 (群馬県吾妻郡中之条町大字入山)
  9.5℃ pH5.50 EC0.30
無色透明微酸味微硫黄臭。 女性的可愛らしい湧出だ。




○ 出会い手前の溜まり 静かな湧出
 9.9℃ pH5.48 EC0.06
無色透明無味硫黄臭
オーラは弱いが硫黄臭はしっかり




○ 出会い手前染み出し薄い硫黄汁
 11.4℃ pH5.34 EC0.13
無色透明無味微硫黄臭。 千葉の沢では大騒ぎレベルの硫黄汁だが、ここではショぼレベル。
 

横手裏ノ沢と湯ノ花沢の出会い
 まずは本流を下流へ向かって攻める。




○ 黒湯たまり
  15.7℃ pH4.77 EC0.69
無色透明微エグ酸味硫黄臭 黒色ppt
エネルギー弱し、藪に活動痕があり、昔は周辺にもう少し湧出ヶ所があった様だ。
完全に出遅れ。


沢の様子
 行ける所まで前進。
 


○ 崖斜面湧出 硫黄汁3兄弟
 (1) 14.2℃ pH5.93 EC0.81

 

  (2) 11.4℃ pH6.28 EC0.56

 

 (3) 13.9℃ pH6.23 EC0.71
どれも無色透明無味微硫黄臭。 硬度の高い液体 ネガコンとECの差で適。
↓↑
ネガコン 下部沢水
10.3℃ pH6.57 EC0.02
 

 崖斜面湧出 硫黄汁3兄弟の全景



エンドポイント
 終了点、ここで引き返す。
反省点 足回りの選択を誤った。投入したノースの山靴、沢ではドリフトしまくり。
沢歩きが主体であり、水質はアルカリ若しくは中性。
つまり滑りやすい沢だったので、適切な選択として持っているオプションでは
フェルト底のモンベルのサワトレッカーが正解だった。
又、ヘルメットも着用して望むべき場だったと思う。
 反省反省。


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戻って湯ノ花沢を調査

 

ネガコン 湯ノ花沢 滝部
 11.2℃ pH6.63 EC0.05

 

 上部の滝
ここから左岸の硫黄汁を取りに行く↓




○ 湯ノ花沢左岸 滝上硫黄泉
  14.2℃ pH7.22 EC0.37
無色透明無味硫黄臭+含Ca分
滝の上に咲く一輪の華
この沢で一番ピュアな硫黄泉。 これを拾い忘れたら後で何を言われるか判りゃしない。 しっかり確保だ。

参考値 滝下おこぼれで測定
14.4℃ pH6.87 EC0.25
めんどくさかったらここで拾おう。




○ 湯ノ花沢 小滝横染み出し
 16.9℃ pH7.32 EC0.80
無色透明無味硫黄臭




○ 湯ノ花沢 溜まりの湯
 12.0℃ pH8.41EC 0.16
無色透明無味硫黄臭
出会い周辺が湯ノ花沢と言われる由縁なのかな・・・
 

では、まとめて

頂きます〜
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帰り道
ネガコン 横手裏ノ沢中間地で測定
 7.3℃ pH8.53 EC0.01




○ 苔団地 小鉄塊+ミニテーブル付
  18.2℃ pH5.91 EC0.31
無色透明微鉄味微鉄臭。       行きに拾うか悩んだブツ帰りに拾った。
結果ここで拾って良かった。鉄汁はこの沢の固有泉だょ。




この辺りから
足の攣りが激しくボロボロ状態だった。
太腿の筋肉を伸ばし騙し騙しゆっくり前進
日頃の運動不足が祟った。参った参った。
なんとかMP1960まで戻し

登山道
 

1645 駐車場着 調査終了。




※尚、横手裏ノ沢&湯ノ花沢の調査に関しては
事前に武田さんから的確且つ有力な情報を頂きました。
降下位置のアドバイス等、貴重な情報提供に感謝致します。
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清めの湯
○ 木戸池温泉 木戸池温泉ホテル 600円 (長野県下高井郡山ノ内町志賀高原木戸池)
単純泉 熊の湯平床の湯  総計0.1089g/kg  H26年モノ 65.8℃ (⇔ H14年 81.0℃)
めちゃくちゃ成分薄い(総計100mgって・・・) 苦しい時のメタケイでも37.5mg
 
向かって左 (1) 57.8℃ pH6.22 EC0.07←これが綺麗な沢水の造成泉でしょう。
向かって右 (2) 30.0℃ pH6.80 EC0.50←これは地中から汲んでいるのかな?
ともに無色透明無味無臭
ただの水を管に通し熱で温泉レベルに引き上げる造成パワー恐るべし。 ECの振れは正直だ。




○ 平床の湯 裏のO/F じろさんに案内して頂く。
 51.1℃ pH6.73 EC0.39
無色透明無味やや焦げぎみ硫黄臭
今回、初めて存在を知った。
おゃ?源泉のおこぼれは実に素晴らしい素性の硫黄泉なんだが、、、
引き湯の平床の湯は??いったい何?? Why  平床 Spa !? 何故なんだ !!!




星降る夜空、硫黄が香る宿 空吹き停で車中泊
宿泊費100円
疲れていたみたい、安心したのか携帯を握った瞬間に気絶した。

2015.09.13


                         2015.09.20 アップデート
                         2015.09.21 一部追記


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