●群馬県 万座周辺の取りこぼし掃討作戦Part 7 樋沢川&松川支流編

前回15.9/13の調査後、周辺の復習していたらまさかの取りこぼし物件が発覚。
仕方なく10/3〜4、じろさんと懲りもせず樋沢川源流域から→上流部まで降下作戦で第二次調査+αをやってきた。

金曜、夜行移動
星降る硫黄が香るお宿 空吹き停で車中泊
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2015.10.03(土) 一日中快晴
樋沢川源流域から上流部の鉱泉調査

0730活動開始
移動



湯沢林道底部にレガシィを仕込み
(林道往復、仕込みに約1時間を費やした)

オッサンよ大志を抱け !!


0930毛無峠から降下開始
 
 お〜沢が呼んでいるぜぃ。
ザックはこの前復活させたノースのNM06150 TRADE WINDを使用。 BIG shotUより容量が大きく、軽い。

 

*ネガコン 水抜き導水2本出し下 調査時の最上部
  (8.7℃ pH4.04 EC1.83)
この調査、ネガコンとの差がものを言う。 こまめにネガコンとして沢水をポイント測定して行く。

沢の様子 根七沢


○ 裏山酸性水
  8.2℃ pH3.84 EC1.21
無色透明酸味無臭
チャツボゴケもしっかり生息。取りこぼし1件目
いつもお世話になっている裏山の探検隊さんの像にあったブツ。確保しました。

*ネガコン 本流
(9.2℃ pH3.79 EC1.54)
他の支流からの混ざりもなく希釈もされずECも高い

- トクサ沢
 7.6℃ pH4.22 EC0.15
EC振れ弱し パス

○ 滝横鉄汁染み出し
  (1) 10.0℃ pH5.51 EC0.25
参考値 近くの染み出し (2)  9.8℃ pH6.12 EC0.12
無色透明微鉄味無臭 (1)を確保   滝の雰囲気は↓

滝はこんな感じ
  余計なモノを省いてもう一枚。 壁紙にどうぞ〜
 

 小さな滝も慎重にクリアする。
 


軽く藪漕ぎして根七沢へアウト、掴まるものがあればGPSを頼りにグイグイ前進する。

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- 根七沢
 8.5℃ pH4.24 EC0.37
ECが振れている。
↓↑
少し歩いた所に
12m抗湧水おこぼれ滝(下流部)
 
(8.8℃ pH4.08 EC0.79) 測定のみ
無色透明微酸味無臭 ECも上がり  おっ! 狙っている水はこの上だ。 間違いない。
水線を辿ることに・・・


穴の気配全開のチャツボちゃん。 俄然、穴を目指して頑張るオッサン二人
穴は最大のニンジンだ。

○ 通称No.11 12m坑 坑口湧水
  8.2℃ pH3.91 EC1.02
無色透明微酸味無臭
感動の大穴かと思ったらしょぼかった。まあ良い。ECもしっかり振れ〜の、よっしゃ確保じゃ。取りこぼし2件目。

- 12m坑の上流部の沢水
  7.5℃ pH4.78 EC0.08
ECの振れなし、ここでこの沢の調査は終了。
遺構の電線はまだ上まで伸びているが線追いはパス。鉱山跡地と言う事を実感する像だ。

軽く藪漕ぎして強引に根七沢にアウト
出たところでネガコン測定
(8.2℃ pH4.27 EC0.16) 
ECの振れ弱し、根七沢の調査はこれで終了。
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- 両沢
  8.7℃ pH4.96 EC0.01
ECの振れなし、美味しい水。パス

*ネガコン 本流(調査時の中間部地点)
(8.7℃ pH4.14 EC0.33)
ぶん投げ水の影響でまだECは振れている。


今週のファッション 足廻りに変更なし アウターは新調したFTのエバーブレスバリオを実戦投入
袖口の処理がいい仕事のmade in Japan。
赤のヘルメット(Petzl)にアウターのブルーは案外映えるかも。
しかし、じろさんの靴は量販店モノなのに未だにしっかりしている。おらのノースの靴は買ってから1年も経っていないのに
擦れてあちこちボロボロ状態。信頼性から考えると今年一杯で使用不可になりそうだ。ノースの靴は華奢なのかな・・・

- 水無沢
  N/A 
名前の通り本当に水なしだった。


○ オーバーハング下の湧水 試掘坑? 通称 モンスターマウス
  (1) 10.3℃ pH4.14 EC0.64

  (2) 9.4℃ pH4.12 EC0.61
共に無色透明微Caキシ味微硫黄臭 マウスの中に2ヶ所の汁気。

  人物比
ガブっ〜て感じでしょ。


○ 滝横の酸性水群 (1)〜(3)
  (1) 12.1℃ pH4.11 EC0.62

  (2) 11.4℃ pH 4.13 EC0.58
 

  (3) 11.7℃ pH4.11 EC0.64
無色透明微酸味無臭
一部にチャツボ団地形成。 この辺りに来て、第二次調査の価値がずっしりと伝わってきた。


(1)〜(3)は分けても良いでしょう。

沢の様子
 素人の域を越えている壮大な計画だが少し余裕が出てきて
記撮。イェ〜い ただの風呂屋ですから。。。

○ 表鉄泉 崖の湯
  19.3℃ pH4.37 EC0.92
無色透明微鉄味微鉄臭         びっくりだ。温度があるじゃん。

○ 隠れ鉄泉苔団地 滝の湯
  20.2℃ pH4.62 EC0.99
無色透明微鉄味微鉄臭。 炭酸は感じない

○ 隠し鉄泉 倒木の湯
  20.2℃ pH4.38 EC0.97
無色透明微鉄味微鉄臭         ひっそりと裏に湧く鉄汁
よく見つけました。じろさんに呼び戻され確保。←毎度の事なので次回是正対策の新兵器を用意します。

 秋の沢と黄昏おじさん

- 押出沢
 10.4℃ pH5.15 EC0.04
ECの振れなし、美味しい水。パス

*ネガコン 本流(調査時の下部)
 (10.5℃ pH4.51 EC0.33)

○ 通称No.31 高井鉱山坑口湧水(1)〜(3)
 (1) 11.4℃ pH4.28 EC0.33


 (2) 10.8℃ pH4.30 EC0.34
 

  (3) 10.7℃ pH4.26 EC0.34
無色透明僅かに酸味無臭
天空庭園のボスキャラに比べパッとしなかったが、これが取りこぼしていた別モノだ。
遺構の石垣、資料の湧出量とも符合か。よしとしましょう。適当に3ヶ所を混合として確保。取りこぼし3件目。
終了、日が暮れる前にとっととずらかろう。

 あと少し
一部、所々僅かに廃道が残っている。


1635 湯沢林道底部 デポポイントに着。 素人に往復人力なんて無理無理。
あとはボロ車の内燃機関の力を借りて毛無峠まで運んでもらう。
 

  "Oh ! Darling"が心の中に静かに流れていた♪
1725 毛無峠着 調査終了。 お疲れ〜
樋沢川はこれで卒業します。  いいょねぇ・・・
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清めの湯
○ 万座温泉 湯の花旅館 700円 (群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣)
ラジウム北光泉 酸性-含S-Mg・Na-硫酸塩泉 総計1,39735g/kg  H5年
Mg2+ 106mg   溶ガス H2S  41.8mg
数値は昭和36年モノの測定値そのまま移植してあった(いわいるコピー) なんとかしてくれ!!
 露天 59.1℃ pH3.38 EC2.05

 内湯 60.0℃以上 pH3.29 EC2.05 (さるのこしかけ漬け)
無色透明酸味硫化水素臭→浴槽で薄白濁。  微ヌルツル感あり
時間外ではあったがダメもとでお願いした快く浸からせてくれた。(松屋は休業中)
ありがたいありがたい。

寒さの中、露天大広間で夕飯
万座温泉 空吹き停で車中泊
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2015.10.04

                      2015.10.12 アップデート


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