長野県八ヶ岳周辺の気になる所の鉱泉調査  2016.05.28〜29


じろさんと長野県八ヶ岳周辺の気になる所の鉱泉調査をしてきた。

5/27(金) 夜行移動
道の駅こぶちさわ近くの市営第3駐車場で車中泊。

道の駅 こぶちさわの足湯 分析表の掲示あり
  まだ空だった。

5/28(土) 曇り
宿から移動
0720 赤岳山荘駐車場発 1000円/台
0725 美濃戸山小屋で記撮
 どんな出会いが待っているのか・・・

- ネガコン 北沢中間部
 (6.3℃ pH4.51 EC0.29)
川床の着色具合はやや赤茶

 
登山道から川を観察しながら移動。

 お約束の黄昏じろさん
ただ一服しているだけ。

1. 鉄湿地帯レベル大 ボスキャラ 鉄
上部 湧出口
 (1) 6.3℃ pH5.91 EC0.31
メインバンド
 (2) 5.2℃ pH5.65 EC0.32
共に無色透明僅かに鉄味無臭
ビジュアルが派手な所で確保。登山道近くの為浴びは諦めた。

  溜まりがまとまり流になるとこんな感じ
----------------
2. 草付岩下染み出し 鉄
 7.0℃ pH3.96 EC0.37
無色透明微鉄味無臭

3. 石ころ染み出し 鉄
 7.2℃ pH4.80 EC0.41
無色透明微鉄味無臭
---------------
対岸の硫黄冷鉱泉群
 全体の雰囲気


4. 岩間苔付 硫黄
  7.8℃ pH4.32 EC0.25
無色透明無味弱硫化水素臭

5. 岩間苔付ミニ 硫黄
 7.9℃ pH4.08 EC0.29
無色透明無味微硫化水素臭

6. 砂利面 鉄
 9.3℃ pH3.89 EC0.23
無色透明微鉄味微鉄臭
オマケで汲んでやった。

7. 苔もっこり ボス 硫黄
  7.4℃ pH4.21 EC0.25
無色透明無味弱硫化水素臭
あるじゃん!想定外の硫黄汁に喜んだ。

上段に昔の山小屋の跡地らしき広場がある。
通称"天空の2132テーブル"
 
---------------
鉄バンドに突入
8. 対岸石ころ面染み出し 鉄
 6.5℃ pH4.04 EC0.54
無色透明微鉄味無臭

9. 岩間湧出 鉄
 6.5℃ pH4.04 EC0.49
無色透明微鉄味無臭

10. 石ころ染み出し 鉄
  7.3℃ pH3.89 EC0.45
無色透明微鉄味無臭

11. 岩の下染み出し 鉄
  5.6℃ pH3.74 EC0.52
無色透明微鉄味無臭 穴からブシャー良い雰囲気。

12. 大岩下染み出し 鉄
  6.4℃ pH3.95 EC0.54
無色透明微鉄味無臭

13. 登山道脇湧出 鉄
 7.8℃ pH3.90 EC0.49
無色透明微鉄味微鉄臭

14. 石ころ下染み出し 鉄
 5.5℃ pH3.95 EC0.58
無色透明微鉄味無臭
---------------
15. 鉄湿地帯レベル中 ミニボス 鉄
 7.4℃ pH3.89 EC0.50
無色透明微鉄味微鉄臭
絶好の浴びスポと思われるが遮蔽物なし、登山者多く諦め。
---------------
登山道を少し戻って

16. 石ころ下染み出し 鉄
 6.5℃ pH3.86 EC0.58
無色透明微鉄味無臭

17. ミニ鉄小川 鉄
 6.5℃ pH3.60 EC0.48
無色透明微鉄味無臭

18. 岩の下びろびろ 通称: 髭じぃ 硫黄
  6.0℃ pH4.71 EC0.51
無色透明無味微硫化水素臭              全体
僅かに周辺硫黄臭あり

19. 岩間染み出し 鉄
 6.2℃ pH3.78 EC0.40
無色透明微鉄味無臭
18.の石一個分隣
↓↑
- ネガコン
(5.0℃ pH3.73 EC0.36)
差が弱い、、、汲んでしまっている。深くは考えない。

20. 石ころ下染み出し 鉄
6.2℃ pH3.84 EC0.50
無色透明微鉄味無臭

- ネガコン 沢水山小屋近く
(6.2℃ pH3.78 EC0.32)

1105 赤岳鉱泉山小屋着
 天気は曇りで気温も上がらず助かった。
やっぱ夏場は先が思いやられる。苦手だ。 山屋じゃないから、もちろん山頂はパスだ。
---------------
- 温泉マーク付近 第一源泉跡 ?
 なんとな〜くそれっぽい施設 、小屋で利用しているみたい。
汁気を求め上部を追う

21. 上段染み出し 鉄
 6.6℃ pH3.67 EC0.35
無色透明ほぼ無味無臭
↓↑
- ネガコン上部流れ込み
  (4.8℃ pH3.41 EC0.30)
pHは少し低いが沢床は無色透明   調査の最高地点で記撮。山頂じゃないところが風呂屋らしい。

22. 中段染み出し 鉄
 7.5℃ pH3.40 EC0.31
無色透明ほぼ無味無臭

23. 下段染み出し 鉄
 5.4℃ pH3.53 EC0.38
無色透明ほぼ無味無臭

登山道からは死角になっているが汁に気がない。
雰囲気的に浴びる気起こらず。パス

 第二源泉 ?
薄茶色は地肌、液体は無色透明無味無臭、根拠不足パス
--------
24. 第3源泉もと 鉄
  5.0℃ pH3.59 EC0.36
無色透明微酸味鉄味無臭 独立系の鉄汁は頂く。
道を外れた事でコンタクト。ラッキーな1本。 前半戦終了。
----------------
1215 調査の最深部で
ネガコン 沢水を測定
 右俣 (7.4℃ pH3.78 0.28)→裏同心沢(仮)
 

 左俣 (8.1℃ pH3.85 0.16)→ジョウゴ沢

- 合流地点の出会い岩盤染み出し汁
(4.2℃ pH3.82 0.23)
根拠不足ノーカウント。
ここから沢を下り、取りこぼしの確認作業。
後半戦も30本は稼げると強き発言。
----------------
25. 大岩の下 鉄
  5.7℃ pH4.00 EC0.51
無色透明微鉄味微鉄>微硫黄臭

26. 岩間染み出し 鉄
 7.5℃ pH3.84 EC0.54
無色透明微鉄味無臭

27. 岩間砂地染み出し 鉄
  7.4℃ pH3.79 EC0.47
無色透明微鉄味無臭

28. ミニ鉄小川 鉄
 5.8℃ pH3.84 EC0.35
無色透明微鉄味無臭

29. 岩の下染み出し 鉄
 7.7℃ pH3.86 EC0.45
無色透明微鉄味無臭

強き発言をした途端、後場の出来高は結局5本でした。
---------

 変なのが黙々と葉っぱを食っていた。


- ネガコン 北沢下流部
  (5.9℃ pH4.10 EC0.12)

 鉱山跡なら絶対の浴びスポだが
普通の沢水の集水升、パス

 油断出来ない 、とにかく良く滑る沢だった。

- ネガコン南沢 美濃戸山荘脇
 (7.8℃ pH4.33 EC0.10)
 

- ネガコン北沢 駐車場近く橋の下
 (10.2℃ pH4.14 EC0.23)
温泉成分を含むとECは小幅高と判る。

1610 赤岳山荘 駐車場着


北沢に湧出する鉄泉の特徴は
全体的にマイルド、アメリカンテイストの薄い味、薄臭の鉄泉。湧出量は割としっかりが多い。
極薄い酸味はなんとか捉えられるが、味覚として記録していいか悩むレベル。
ppt(沈殿物)はオレンジよりは赤、血液が凝固したイメージの色。
ペットボトルに確保したサンプルは時間が経過してもさほど沈澱は生じない。
ビジュアルは派手だが総鉄量としては少ないのかも知れない。
湧出ポイントは一部の区間、特異的に鉄バンドとして存在し、それが川床を赤茶色に染めている。

1645 ベースキャンプ(市営第三駐車場)着 着替えて終了。
移動
----------------
締めの湯
〇 海ノ口温泉 和泉館 (南佐久郡南牧村大字海ノ口) 500円
Na・Mg-炭酸水素塩・塩化物泉  総計 3.158g/kg  遊離CO2 490.2mg  H25年
 
・源泉風呂 32.3℃ pH6.12 EC2.86
無色透明炭酸鉄味微鉄臭 浴槽で微黄色濁り 弱ツルヌル感あり

・丸い浴槽 39.7℃ pH8.55 EC1.51
N/A

・露天源泉投入ホース 29.6℃ pH6.95 EC2.87
無色透明炭酸鉄味微鉄臭

開いていて良かった。源泉風呂もあるし、いい施設じゃないか。
20年くらい前にパスっていたがホント廃業していなくて良かった。

野辺山電波観測所駐車場で車中泊
  明日晴れるかな。

2016.05.29へ

                                   2016.05.16 アップデート


Back Home